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シナリスト(DVDオーサリング)ソフトについての見解。

シナリストは一般的なソフトではないので映画のマスターとか市販品を作らない限りは必要ないというのが基本的なスタンスです。

前段として、シナリストは何をするソフトなのかを理解る必要があるのだと思うのですが、シナリストDVDやBlu-rayの動作の構造を作るソフトです。要するに画質を決めるソフトではなく、動き方を設計するソフトであるということです。

画質を決めるのはエンコーダーという映像コードをmpeg2なりに変換する部分で、画質決定にはいちばん重要な部分となります。映像コードをシナリストで扱えるコードに変換して組み立てていくといった流れと思います。

エンコーダーは映像の信号を変えるために大変なパワーを必要としていました。昔のパソコンはそこまで性能が高くないので映像の処理速度が間に合わない。ということで、専用のハードウエアが開発されハードウエアエンコードというのが初期時代には主流でした。(400万ぐらい)

パソコンの性能が良くなるに連れ、値段の高いハードウエアのエンコーダーではなくソフトウエアでのエンコーダーがその座を取って代わってきます。アップルでいうとCompressor、アドビはMediaEncoder、ペガシスはMasteringWorksというのがソフトウエアEncoderにあたります。

さて、本題に戻りますが、

1.一般的なパソコンで動く代物なんでしょうか?

映像ソフトが動くぐらいのスペックで動くと思います。
※スペックについては代理店に直接問い合わせるのもいいかと思われます。

2.操作がかなりめんどくさくサポートもないとのことなのですが、今から使い始めるというのは大丈夫でしょうか?当方、パソコンスキルは高い方だとは思います。(YouTubeでは結構説明しているものは見かけましたが)

ペガシスとは違い、1からシナリオ(動作)を作り込んでいくソフトになりますので、できることの全体像を把握していないと出来上がったものに抜けができてしまいます。使える人が周りにいない状態で始めるのは少しハードルが高いと思います。
PCスキルにもよりますが、ホームページでHTMLだけではなく、CSSやJavaScriptとかサクサク行けるよ!というぐらいのレベルであれば使いこなせるでしょう。イン・アウトを指定していくソフトですのでイン・アウトを理解できていれば使えます。

3.DVD画質はやはり、かなり違って、良いのでしょうか?

画質についてはシナリストが決定するのではなく、Encoder部分というのが自分の見解です。

最後になりますが、DVDはSD画質なので現時点で究極まで動画精度を上げげられたとしても自己満足以外の何物でもありません。費用対効果が極めて薄い。ということになるとおもいます。

どうしても試したい場合は、シナリストを使っている会社にDVDなりのマスター制作を1度依頼するのがいいと思います。
そのうえで、納得できるものが上がってきて、買う価値があると思えれば、実際に検討されるという流れがコスパ的にはいいのではないでしょうか。タイトル数が年間に限られているようでしたら、持っている人にアウトソーシングしてしまう方が安上がりかもしれません。

シナリストについては唯一買えなかったソフトであり自分の見解が正しいかはいささか疑問ではありますが、参考になる部分があれば。

返信は500文字にしろとNoteに言われてしまったので記事化します。

とほほ、、、

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