⬛DVDオーサリング DVDを極限まで綺麗な画質にする方法
動画をDVD-VIDEOにして画質にガッカリすることは良くあることだと思いますが、少しでも画質を綺麗にしたいときおさえるポイントを書きます。
1.DVDは再生ファイルの綺麗さに上限がある。
すごいわかりにくいですが・・・例えば、写真だと10万画素よりは100画素の方が綺麗。どれだけ綺麗かはわからないけど、数字が多い分だけ綺麗なんだろうと想像できますよね。
DVDの場合はこの画素数の上限が決まっています。例えば50万画素が上限とすると、100万画素は表示出来ません。
正確にはビットレートという言葉になるのですが、映像+音声で10.08Mbps以下であることがDVD-VIDEOの再生条件になっています。
◉10.08Mbps以上の綺麗な映像はDVD-VIDEOでは作れない。
ということで、この数値に出来るだけ近づけることが綺麗なDVDを作る基本となります。
動画データ形式:MPEG-2もしくはMPEG-1規格に準拠し、最大ビットレートがMPEG-2は9.8Mbps以下とありますので、動画部分は9.8Mbpsを越えることは出来ません。
短い動画は最高画質で作れる。
感覚的でもう仕分けないですが、30分程度の動画でしたらDVDが持っている最高画質でDVDが作れます。
長い動画は注意が必要
60分を越えるDVDを作る場合、最高画質に設定すると容量不足でディスクにデータがおさまりきらなくなります。
長い動画を出来るだけ綺麗にしたい場合は、動画の中で動きが少ない部分を低画質に、動きが多い部分を高画質にして全体的に綺麗に見せるという方法があります。
エンコードという作業で(映像ファイルをDVDの規格にあわせる)その設定が出来ます。
1.CBR 固定ビットレート ※短い映像の時に有効
2.1pass VBR 可変ビットレート ※長い映像の時に有効
3.2pass VBR 可変ビットレート ※長い映像の時に有効
1pass VBRと2pass VBRの違いは、2pass VBRは一度映像をテストしてから変換を行うので1pass VBRより細かく情報が解析できて綺麗にできる場合があります。その反面、テストするので1pass VBRよりエンコードに時間がかかります。※2pass VBRが必ず1pass VBRより綺麗というわけではありませんので、綺麗さを追求するようでしたら上記の3つを選んで一番最適な映像を選ぶと言うことになります。
いったんまとめ
短い映像はビットレートを最大値にすると綺麗。
長い映像は可変ビットレートでエンコードして、ディスクに入るめいっぱいの容量を目指すのが綺麗。
再生データで最大値を目刺しつつ、ディスクの容量が満タンになったら、ディスクの容量分をめいっぱい使った方が綺麗。ということです。
画で描くとこんな感じのイメージ。データ的に頭を打つ最大値で設定しましょう。
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