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「一日千秋の思い」ってどう読むんだっけ?

あるとき、取材の最中にインタビュイー(取材される側の人)から渡されたメモを読み上げた。

「ちょとこの部分読んでみますね。“その連絡を私は一日千秋の思いで待っていた”」

このとき「一日」を「いちじつ」と読み上げたら、相手が「そうそうこのときは一日(いちにち)千秋の思いでね」と言い直したのです。

――あれ? おいらの読み方が間違ってる? やばい!

しかし「一日(いちじつ)の長」っていうよね?

そこで色々調べて見ると、「一」を「いち」と読むのは呉音で、「日」を「じつ」と読むのは漢音らしい。

ってことは、私が間違っていたのか。

ところが前述の通り「一日の長」は「いちじつ」と読むからご恩と漢音のちゃんぽんはアリ合えるわけだ。

後日、テレビを見ていたら、アナウンサーは「一日(いちじつ)千秋の思い」と読んでいた。

うん、やっぱりこれが正しいのだ。

でも心配なのでネットで調べて見たところ、どちらでも正しいことがわかった。

しかし、どちらか一方しか認めていない人は、「あ、このライター、読み方も知らないのか」と思われそうで嫌だなぁ。

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