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#2 子どもの成長の違い

『暦年齢』と『生物学年齢』

子どもの成長を考えるときに『暦年齢』と『生物学年齢』を考える必要があります。

『暦年齢』は言葉通り、生まれてからいくつ年月が経ったかを表します。
例えば、同じ誕生日であれば、生涯ずっと変わることはありません。

これに対し、『生物学年齢』は、身体の成熟度による年齢を示します。
これは人によって、1.5〜3歳の開きがあると言われています。
つまり、同じ10歳の中にも、身体の成熟度から見ると『7歳』と『13歳』が存在するということになります。
なんと、小学校1年生中学校1年生の差になります!

『早熟』と『晩熟』

きっと皆さんの身近にも成長が早い子と遅い子がいると思います。
それぞれ『早熟』『晩熟』と呼ばれたりします。

スポーツを行う上で、当然早熟の子の方が先に芽が出やすい事が考えられます。
試合の出場機会も多く、モチベーションも上がりやすい!

ただし、成長が収まってくる中学生〜高校生年代では、その差が逆転される事があります。
また早熟の子は出場機会が多い分、怪我のリスクも増えやすい傾向にあります。

晩熟だからといってスポーツに対して、消極的になる必要は全くありません。


生まれ月とスポーツ

活躍しているスポーツ選手に4月・5月月生まれが多いと聞いたことがあるかも知れません。
実際にプロスポーツ選手(プロ野球やJリーグなど)には、そのような傾向があるようです。

子どもの1年の成長の差は大きいです。
先ほど述べた『暦年齢』で考えたときに、同じ小学1年生でも4月生まれと3月生まれでは、そもそも約1年間の違いがあります。
赤ちゃんで考えるなら、生まれたてでオギャーと泣いてる赤ちゃんつかまり立ちをしながら歩く赤ちゃんが同じ教室の中にいるということになります。


単に同じ学年と言うだけでグルーピングするのではなく、時には身長別などで分けるなど色んな視点で子どもの成長を見守れたら良いですね!

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