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心理的安全性は大事だけど、心理的安全性を測ろうとすると心理的安全性は下がる。

ぼくが所属する会社では特別な事情がある場合に限り、リモートワークが許可されている。

家族の看病が必要であったり、交通機関の影響であったり、半休を取っていて移動の時間がもったいない場合など。

うちには今2歳の息子がいて、まぁよく発熱する。息子が通っている保育園の場合、体温が37.5度を超えると預けられない、もしくは預けていても迎えに行かないといけないのである。

先日も朝から息子が発熱し、妻は新しい仕事を始めたばかりでどうしても休めなさそうだったので、ぼくが家で子どもを見つつ、在宅で仕事をすることにした。

リモートワークをすることに後ろめたさがないかと言われると、多少はあるけどそれでもやっぱり家族以上に大事なものはないと思ってるし、自分が率先してやることで、他の人もそのハードルが下がるはず!と思って「子どもの看病で今日はリモートで対応します!」って毎回朝7時頃チャットに投げている。

「子どもの看病をするので」と聞くと、布団にぐったりと横になっている子どもの横でお水をあげたり、汗を拭いてあげたり、と想像するかもしれないが現実は全く異なる。

彼らは37.5度程度の熱であれば割と元気なのである。

「しげ、待て待てしよー!」
(待て待てー!と言いながら子どもを追いかける遊び)

「これしげのね!」
(トミカを渡される。つまり遊んでということ。)

「りんちゃん、ジュース飲む!」
(ジュースが飲みたいから冷蔵庫から持ってきてくれ)

「あぁー!できない!できない!」
(プラレールをうまく繋げられないので繋いで!)

「しげ、かくれかくれー!」
布団に隠れる遊びのこと。とにかくかわいい。

昼寝とご飯以外の時間はだいたいこれだ。
何が言いたいかというと、どう考えてもデュアルディスプレイとキーボードとマウスが整い、空調もきいて、いい感じのBGMが流れ、分からないことがあればそのへんにいる誰かにすぐに聞けるオフィスで仕事をしたほうが効率がいい。

それでもこの制度があることでその日の効率が落ちるというデメリットを圧倒的に覆すくらい普段からぼくは安心して働くことができるし、妻も安心して働くことができるし、お互い家庭に持ち込むストレスが少なく、夫婦関係もうまくいって、余計なストレスを仕事に持ち込むこともなく、メリットを上げればきりがない。心理的安全性というやつだ。

たぶん短期的な10点を削る代わりに、長期的な200000000点を得ている。

でも残念ながらどれだけの「心理的安全性」を確保できているかは多分測ることはできないし、測ろうとすると「え?それってほんとに心理的安全性上がってるの?エビデンスは?」みたいな話になって元も子もない感じになる。

だから心理的安全性は大事だけどそこは突き詰める必要はないのかもしれないと思ったのであるけど、後半はほろ酔いで書いたのでもしかしたら支離滅裂かもしれない。

何が言いたいかというと子どもは元気だよと。

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