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【最低賃金¥2,000の時代到来!】なぜ人手不足になるのか

それは、そうだろう!

必然的にそうならざるを得ない。

「静岡県立大学の中澤秀一准教授はそう主張する。生産性を高めるための企業努力よりも、安い人件費の労働者を活用する方が利益を得やすいため、多くの人材を浪費する非効率な仕事が減らないのだという。」(出典:3/29(金) 5:00 yahoo!ニュース配信「低すぎる最低賃金が人手不足の真の原因」元記事:日経ビジネス)

労働者の40%が非正規で働いている。

本来非正規労働は、家計の補助的な部分を担う労働力のはずだった。

ところが、一家の大黒柱までが非正規になる時代を迎えている。

いや、迎えているのではなく、その様に仕組んできた勢力があるはずである。それは、産業界から、政治勢力、中小企業経営者を含む大きな勢力といっていいと思う。

企業は、とりわけ大手企業は、多くの資産を内部留保の形でため込んでいる。下記に昨年財務省が発表したデータがあるので示しておく。

「財務省が3日に公表した2017年度の法人企業統計で、企業が得た利益から株主への配当などを差し引いた利益剰余金(金融業、保険業を除く)は前年度より40兆2496億円(9・9%)増えて446兆4844億円だった。6年連続で過去最高を更新。第2次安倍政権が発足する直前の11年度末に比べ、いわゆる企業の「内部留保」は約164兆円積み上がった。」(朝日新聞デジタル 笠井哲也 2018年9月3日12時07分)

この様に企業は国家予算の4倍以上の資金をため込んでいるのである。

それに引き換え個人はとても貧弱な財政状況に推移している。

財務省発表の2017年度法人企業統計によると、「労働分配率」
つまり、企業が稼ぎを人件費に回す割合を示す比率の下落が続いて
いる。17年度は66.2%で、43年ぶりの低さ。企業は利益を貯蓄し余力がありながら、労働者に応分の支払いを渋っている事になる。

家計の軸になる働き手が、時給1,000円以下であれば、普通に働いて、

1,000円×8時間×20日=160,000円にしかならない。

これが1,500円としても

1,500円×8時間×20日=240,000円

それでも、子供を持って家庭を築き家を持ち、子供を教育するとなれば働きの軸となる稼ぎ手の収入としては厳しいものがあると思う。

しかし、現実は東京でさえ985円で、最下位の鹿児島では、761円となっている。

OECDの最低賃金時給データを見ると2016年の古いデータですが、112円で円換算したところ、オーストラリア1,456円、2位のルクセンブルグ1,355円フランス1,198円と続き、日本は、12位の750円となっている。

現在先進国では、最低賃金が1,500円という大きな流れになってきている。

しかし、日本は一向に改善されない。

原因としては、多くの人材を浪費する非効率な仕事が減らない。言い換えると、安い時給で人を使い倒すビジネスモデルで多くの企業が回ってる。

経営側から言うと、安い金額でたくさん雇える。安い労働者をたくさん雇えば儲かるビジネスモデルになっている。

つまり、安く使えていればそれで回っていく若しくは儲かるから、改善の必要がない。

そこで、多くのブラック企業、グレー企業がこの様なビジネスモデルで回っちる為に安く使える労働力が不足してくる。

つまり人手不足の原因は最低賃金の安さに起因している。

簡単に言えば、時給5,000円にすればあっと言う間に人手不足は解消する。

しかし、そうなれば企業は雇えないし、物価も急上昇する。

そこで、いくらにすればいいのか?

私は時給2,000円を目標にして、最低賃金1,500円を法制化すべきだと考えている。

イケハヤ@IHayato氏も先日のYouTubeで話されていたが、多くの企業が赤字になる可能性があるし、そのためにどうするかというと、ビジネスモデルを変える方向に経営者が動くという事になるという話をされていた。

まさにその通りで、非効率な経営体、努力しない経営者はそのままでは退場せざるを得ない事になる。

しかし、そうすることによって、国際競争力も尽くし、労働者も幸せになり人手不足も解消に向かっていくことになると思う。

つまり、必要なのは効率のいい経営とそれを実現できる経営者、経営体という事になると思う。

早急に時給1,500円とビジネスモデルの転換が求められているわけで、日本よりGDP下位の国々が実現できているわけで、日本にできないわけはないし、実現しなければ働く人々は幸せになれないし、日本の国際競争力もつかないということだ。

実際問題、今これ以上移民的労働力を入れるより先に時給を毎年上げていくことにシフトすべきだ。

まず、早急に1,500円!

そこから毎年8%づつUPさせられるビジネスモデルを構築する方向で行くべき時に来ていると思う。

そのくらいの勢いで経営が進んでいかないと、GAFAだけでなく多くの海外勢力、アジアでは、中国、インド、シンガポールなどにかなわない状況が次々に押し寄せてくると思う。

企業に蓄積、余力があるうちに、大胆に梶を切るときだと思う!

サブスクリプションはじめまだまだやれる方法はあると思う!

それが多くの人々の幸福につながる近道だ。

#時給2 ,000円


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