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昭和の残像の消滅

きょうの夜、たった今しがた、ショーケンが亡くなったとニュース速報が入った。

えっ!?ほんと?この前までテレビ出てたし、まだ60代じゃないかな?

ちょっと信じられない感じ。

ネットニュースでも報じてない。

Twitterを見ると萩原健一がトップに、次にショーケン。3番目に傷だらけの天使。

流石に早い。

なぜか急にとても空虚というか、スーッと意識を昭和の新宿の路地裏に持って行かれるような不思議な感覚に襲われた。

モノクロームの映像にハレーションが滲む。

頭蓋の奥の方でくぐもった音質の「傷だらけの天使」のフレーズが何度も何度も回っている。

昭和的な物となかなか定義づけはできないが、間違いなくわたしの体の中にしっかりとそれらが埋め込まれている。

あの頃の、商業ベースのグループサウンズの中にあって、ショーケンはなにか他のグループやメンバーと異質だった。

私の育った東京の北部の町、ショーケンは私の近所のひでろーくんと同級生で、喧嘩が強く、ダイケン、チュウケン、ショーケンといういわゆる当時のツッパリといわれる少し前の時代の不良だったと聞いている。

同じクラスのその当時ズべといわれた女の子たちのあこがれの的で、その子たちは、池袋ドラムとか、銀座ACBとかに行ったりしていた。

遥か昔の話だ。

平成の終わりに、ショーケンが亡くなった。

なにか、昭和後期の最後の一滴の滴が深い闇の中に落ちていったようなそんな感慨に耽っている。

やはり、私の中では、なんといっても「傷だらけの天使」これが青春の1ページに刻み込まれている。

たららら~~!たらたた~!たらたらたたたた~~ぁ!と完全にリフレインしている。

ショーケン!

ありがとう!

そしてお疲れ様!

静かに眠ってください。

平成は間もなく幕を閉じるとともに、昭和は遥か彼方に。

そして残像さえも消滅していくのか。

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