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【23年7月環境対応】やっぱ巨大天門だよな。【解説】

サガ環境がいつまで続くか不透明な時期に記事出すのもアレなんですけど、新弾で想定以上の強化を貰ったので記事にしない訳にはいかない。
アビスレボリューション第2弾「忍邪乱武」で新戦力を手にした、未だ根強い(?)人気をもつ巨大天門デッキ。私情モリモリですが解説していきます。
諸君、これが現代のヘブンズゲートデッキだ‼️

デッキの動かし方

勝利への3ステップ!

なるほど!簡単だね!

確定枠について

確定枠24枚

・巨大設計図:4枚 + 巨大設計図(ツインパクト):1枚
このデッキのリソースの中核を担う。
2t目に平均3ドロー可能な最強の初動札。5枚しか無いのが不安要素ではあるが、ある程度デュエマに触れている人なら「青魔導具が2t目に新世壊プレイする確率よりも高い」と考えて貰えればいい。
※ツインパクトの巨大設計図は殿堂カード

・ヘブンズゲート(天門):4枚
光の非進化ブロッカーを2体展開できる。
主に受け札兼後述するゲンムエンペラー着地後に使用する。

・ステゴロカイザー/お清めシャラップ:4枚
主に3t目のマナ加速兼墓地メタとして使用。特に現環境は水闇サガループが環境を牛耳っているためその需要は語るまでもない。なおクリーチャー面としても9000マッハファイターかつマナ回収効果持ちなので使い勝手が非常に良く、仮に墓地利用デッキが環境に不在の場合も不動の確定枠。

・闘門の精霊ウェルキウス:4枚
コスト9パワー7500というコストに見合わぬパワーの低さを代償として、登場時に文明や特性を問わずブロッカー持ちクリーチャーを展開できる。また自軍のバトル勝利時にも同様にブロッカー展開が可能なので、前述したステゴロカイザーとの相性も非常に良い。ただしオマケで付いてくるドロー効果は強制発動のためLOにだけは注意されたし。

・星門の精霊アケルナル/スターゲイズゲート:4枚
呪文面が光の非進化ブロッカー1体踏み倒しという、ヘブンズゲートの廉価版の様な効果。5コストのため3t目のブーストからそのまま繋がる。クリーチャー面は自ターン終了時に光の非進化ブロッカーを1体展開できるため、手札に余裕がある時はスターゲイズゲートor天門からポン置きして、半永続的ブロッカー展開装置として活用できる。

・∞龍ゲンムエンペラー:3枚
常在効果でコスト5以下のクリーチャー及び呪文を無力化する最大のフィニッシャー。光文明は持たないがブロッカー持ちのためウェルキウス効果で直接踏み倒せる。ゲンム着地後は自身のスターゲイズゲート等も無力化されてしまうため、ここで前述した天門が重宝される。ステゴロカイザーも実質ゲンム着地後の展開札として活用する。
多色札かつ水闇カラーがマナ色として活用しにくいため確定枠としては3枚採用。

サンプルリスト解説

色配分:光23/自然19/水5/闇5/(多色10)

まずは忍邪乱武発売以前より採用されていたカードの解説。

・神聖龍エモーショナルハードコア:4枚
宣言したカード名のクリーチャー能力を無視する特殊なロック効果を持つ。7コストのため星門や天門を経由せずマナ加速して直接召喚する場面も多い。
自軍に他のオラクルが存在するとアンタッチャブル効果を得るのも非常に強力。採用枚数が2枚以下だと貴重な単色マナとして安易に埋められないため3~4枚採用。

・閃光の神官ヴェルベット/フェアリーパワー:4枚
主に呪文面でのマナ加速初動札として使用。不確定要素ではあるが大体は手札の減らないマナ加速札のため、アクション時に大量の手札を消耗するこのデッキとの相性が良い。クリーチャー面は相手盤面タップインの常在効果を持つブロッカー。オラクル持ちのため前述したエモーショナルハードコアのアンタッチャブル化条件を満たせる。

・砕慄接続グレイトフルベン:2枚
サガの台頭以前は墓地利用コンボデッキの核とされていた大型ブロッカー。場に存在さえすればマナゾーンのカードをリソースに変換できる。パワーも13000とドギラゴン剣やジャオウガと相打ちできる分には高い。自然マナの増量にも貢献しているが、多色である点とフィニッシャーとしての性能が低い点を考慮して多くても2枚採用。

サンプルリストにて採用した新規カードについて

公開された当初も話題になった、軽量エレメント除去とマナ加速を兼ねた自然単色ツインパクト。
現環境で厄介な3コスト以下の軽量エレメントは、
・テスタロッサ(アグロ、鬼羅star)・キャディビートル(アグロ、アナカラー系統)・新世壊(水魔導具)ect.
それらを除去しつつ自身もマナ加速できる画期的なカード。クリーチャー面のパワーが高いので前述したフェアリーパワーの追加効果対象になるのもポイント。

水単色マジックの大型フィニッシャーだが、たまたま偶然ブロッカー持ちのためウェルキウスから踏み倒す事が可能。特筆すべきは、相手のコスト7以下非クリーチャーカードの使用コストを8に強制変更させるコスト置換効果。この「非クリーチャー」の対象となるのは呪文カードは勿論、非ACEのタマシードやフィールドタイプも含まれる。特にこの効果が重く刺さるのが、常に環境tier2以上に鎮座する水魔導具だ。呪文封殺効果を受け付けない新世壊の効果を貫通し、ゾメンザンやゴンパドゥを使用するにも8コストを強要する。前述したテイクバックチャージャーで新世壊を除去すれば、再度新世壊を展開するにも8コストを強要させる。これまで天門デッキが水魔導具を完全にケアするには、早期にゲンムエンペラー+エモコア2体以上を並べるという高い要求値の壁があったのだが、クラビアチューネを1度場に出すだけで大幅な遅延妨害を可能にした。相手コスト7以下カードの対象に選ばれない効果も詰め性能の強化に貢献している。あと打点が「3点」なのが偉い。

サンプルリスト外の採用候補カード

・霊騎コルテオ/プロテクションサークル
主に呪文面を使用。3コストで手札から盾に任意のカード1枚を追加できるため、ビートデッキが多い環境で有効。クリーチャー面も最低限受け札になる。

・真実の名タイガーレジェンド
cipでGJに連続勝利した数だけ、手札から光の非進化ブロッカーを展開できる。巨大設計図採用の都合上このデッキの平均コストは高いためGJの勝率自体は良いのだが、ツインパクト巨大設計図の殿堂入りにより、大量に展開するほどのリソースを抱えるのが難しい。ただ頭の片隅に置いておいて損は無い。

・配球の超人/記録的配球
主な用途は呪文面の2コスト1ブーストだが、クリーチャー面がcipで確定除去効果持ちのため試合中盤以降も活用できる。2コストマナ加速のため一応は最速4tで天門詠唱が可能。ちなみにこのカードの登場によってイチゴッチタンク/レッツゴイチゴは完全に姿を消した。

・巨大設計図の回収対象外のカードについて
リソース源を巨大設計図に依存している都合上、「カードは強いけど巨大設計図の安定感を損ねる」という理由で採用を躊躇ってしまうカードも少なくない。個人的には極力安定感を底上げしたい派だが、ある程度の割り切りを持って6コスト以下のカードを採用するのは無きにもあらず。
慎重に検討すべし。

【簡易版】環境各対面対策

・水闇サガ(ダンタル型及びDOOM型)
とにかくお清めシャラップで妨害挟みつつ最速でのゲンムエンペラー着地を狙う。ウォズレックの審問で巨大設計図やお清めシャラップをハンデスされる場合があるため1t目と2t目のマナ置きは慎重に。
これは言うまでもないが相手の先手3tループは咎めようがない。早く規制してくれ。

・4c邪王門
順調に動けば双方とも4t目にビックアクションを起こすため、先手後手の差で勝敗が分かれ易い。とはいえ邪王門側は4t目鬼ヶ大王から邪王門→カツキング→ラフルルを通さなければ盾からの天門をケアできないため、どちらかと言うと天門側に傾きやすい。3t以内にクリーチャーを場に出せない点が、むしろカツキング召喚からラフルルチェンジを咎める利点になっている。

・各種ビートデッキ(火単やアポロヌス等)
これらは盾に天門が埋まっている事を祈るしかない(確率およそ40%)。コルテオ/サークルを採用する事で多少勝率を上げる事も可能。受け札に全てを賭ける分、コントロール系と対戦するよりも気持ち楽。

・5cコントロール
4t目に全ハンデスされる可能性がある都合上、4c邪王門よりも先手後手の差で勝敗が決まる事が多い。
先にゲンムエンペラーやクラビアチューネを着地させ、中盤以降にエモコアを並べて総攻撃するのが常道。エモコア宣言対象はドルファディロムを優先したい。対策無しにドルファが着地したら誇張抜きに敗北確定である。

・水魔導具
前述した通り、テイクバックチャージャーとクラビアチューネの採用により従来よりも格段に勝率が向上している。ただ注意すべきはテイクバックを使うタイミングで、理想としてはクラビアチューネ着地後にテイクバックで新世壊を除去するのが望ましい。何も考え無しに新世壊をマナに送ると、増えたマナから容易に盤面を立て直される。当然だがエモコア宣言対象はゼニスザークを優先。

・ラッカライオネルstar
後手スタートだと非常に厳しい対面だが、先手スタートであれば勝率は低くない。ラッカ側の後手理想ムーブは2t目テスタロッサから3t目リソース札、4t目に盤面展開なのだが、テイクバックで2t目に置かれたテスタを除去すると、よほど相手の初手が良くない限りは再度メタの設置orリソース札の使用に動きを制限できる。メタを置かれた場合はマナ加速してエモコア召喚プラン、リソース札を使用した場合は星門から通常展開プランを通せば良い。

・アナカラージャオウガ
必ずしもキャディビートルを4枚フル投入一辺倒ではないのが天門側としては追い風になっている。序盤に巨大設計図さえ使用できればハンデスに対し過度に警戒する必要は無い。最近はガイアッシュ採用型(ジウォッチ型)が減少傾向のため、キャディさえ除去すれば躊躇わず盤面展開ができる。非ゲンム下ではグレイトフルベンのマナ召喚効果がとこしえで封じられてしまう点を忘れずに。エモコア宣言はジャオウガを優先。

・闇単アビスロイヤル
まず先に言うとゲンムエンペラーさえ着地してしまえば9割方勝ち。逆にゲンムを着地できなかった場合は厳しい試合を強いられる。最速3t目にマーダンロウのピーピングハンデス(大体はステゴロやアケルナルを対象にされる)が構えている点も脅威。5マナ星門からの最速プランをあえて無くし、天門からの展開を狙ってマーダン妨害を最小限に抑えるプランも一応ある。

・自然単オービーメイカー
キャディビートル不採用のリストが主流のため、3tオービー着地さえ回避すれば能動的な展開はし易い。先にオービーが着地した場合は盾お祈り。天門さえ踏めば確実に逆転できるのでまあ気持ちは楽。

小技や裁定について ←必見👀

近寄るなァーッ!

・強制効果
ウェルキウスのドロー効果とステゴロカイザーのマナ加速効果は強制である。特にウェルキウス効果は発動タイミングが多いため注意。相手の自爆攻撃によるバトル勝利時ドロー誘発は、ヴェルベットのタップイン効果やクラビアチューネのcipである程度ケアできる。エモコアで自身のウェルキウスを宣言してドロー効果そのものを無力化するのもあり。ただしその場合ブロッカーも消える。

・「能力を無視する」について
これらの効果の対象になると、その対象クリーチャーがバトルゾーンに存在する間に有効なcipや常在効果は全て無視される。だが有効なのはバトルゾーンのみなので、手札や墓地、マナゾーン等で発動する効果は無力化できない。(例:一王二命三眼槍の敗北回避)
また、クリーチャーが持つ「Wブレイカー」や「パワードブレイカー」等も「能力」に含まれるので、それらを無視されると対象クリーチャーが持つ打点は全て1打点になる。

とばっちり…ってコト?!

・エモーショナルハードコアのカード名宣言
存在するクリーチャー名であるならば何でも宣言でき、「選んだ名前を持つクリーチャーの能力を無視する」ため、例えば「レオ」を宣言すると「終末縫合王ミカドレオ」の能力も無視される。現環境でこの手の範囲宣言が有効なのは「禁断(きんだん)」と「正義星帝(スティルジャスティスティルジエンド)」。前者はブラックゾーンやレッドゾーンX、後者は鬼羅starやライオネルstarをまとめて無力化可能。当然だが存在しないクリーチャー名は宣言できない。

・ゲンムエンペラーによる踏み倒しメタ貫通
相手盤面にオニカマスやミクセル、ブルームプルーフ等の「アクティブプレイヤー側の処理が全て解決されてからメタとしての処理が行われるクリーチャー」が存在する時に踏み倒しを行う場合、ゲンムエンペラーはそれらの効果を受け付けない。例として、相手盤面にオニカマスが存在する時にウェルキウス→ゲンムのように踏み倒した場合、ウェルキウスが着地した時に誘発するオニカマス効果は正常に処理されウェルキウスはバウンスされる。しかしゲンムが着地すると、誘発効果より先に常在効果が優先的に適用され、オニカマスの誘発効果は無視されゲンムは場に留まる。そのためこれを利用してゲンムのみ優先して着地させる場面も多い。
勿論置換効果持ち(キャディビートルやテスタロッサ)のメタは刺さるので勘違いしないように。

・クラビアチューネのコスト置換効果
採用カード解説で一瞬触れたが、コスト置換効果の対象になるのは「コスト7以下のクリーチャーではないカード」。バトルゾーン以外に存在する場合はクリーチャーとしてもタマシードとしても扱うACEクリーチャーは、使用する時に前提として召喚扱いになるのでコスト置換の対象にならない。

おしまい

ここまで語ってもまだまだ研究途上なので、新しい構築ができ次第随時更新していく予定。

ファー❗️デカいデカい❗️
いけ_____ 闘門の精霊 ウェルキウス‼️
天門🪽こそ頂点❗️全てを蹴散らすぜ❗️
五文明五種族🌈で、決闘⚔️せよ‼️👊
"天門"って、"革命(レボリューション)"なんだ‼️
アビスレボリューション第2弾
忍邪乱武🥷

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