2020年4月の行動・言動が各自の人生観を示した

この文を書いてるのは2020年7月9日。今日の東京都新規感染者が224人という報道が飛び込み、ついに緊急事態宣言中の最高値を抜いてしまった。

そんな状況でこれからの生活スタイルをより本気で考えてゆかねばならないわけだが、その基盤となるところは「2020年4月時点の行動や意識」だよねっていう話。

この時点での行動や言動が、各自の人生観を露見させたね。

NYのようになるかもしれなかった

あの時点では、日本もNYのように遺体の置き場に困るような事態になるかもしれなかった。

いまは幸い「欧米ほどは死なない」とわかったので、検査件数を増やし陽性者が激増してる中でも、とりあえずは緊急事態宣言の再発動には至っていない。

長期の家籠もりはつらいので、高齢者および高齢者と同居する人がまず気をつけた上で、社会はできるだけ回してゆく、という考えに僕は現時点では賛成。

しかし4月時点では違う。どうなるかわからなかったし、欧州やNYでの惨事からして、慎重すぎるくらいでよかった。

4月の行動は明確に分かれた

ずっと手前からテレワーク&人的接触減を徹底させてる会社や人もいれば、4月に入り緊急事態宣言が発令されたのに、国が特に「やめてくれ」と自粛を呼びかけていた「集まり」的なことを何食わぬ顔で続けてた人もいた。

一番気をつけるべき「高齢家族と同居してる人」が仕事でもないのにわざわざ集まり、感染リスクを高めてる事例も見た。これには他人とはいえ強く怒りを覚えた。

仕事のあり方を変えれば通勤を避けられたのに、漫然と会社に通っている人もいた。押印のため出社した話も聞いた。

自粛を守らない人の発言パターンは「お前はパソコンと回線があればいいかもしれないが、世の中にはそうじゃない人もいる」というもの。

現実には、僕自身もいまはエンジニアではなく実店舗仕事なので、閉めたら売上ゼロ家賃経費のみ発生で終わっちまうとこだった。

なので急遽通販を立ち上げ売れる体制を作り、店の在庫品を息子1に手伝ってもらい自宅に移動、3/28〜5/26まではガッツリほぼ外部接触ゼロで過ごした。なんとかなったのは、通販利用して頂いた方々のおかげ。

医療系・食品系・物流系などのキーワーカーは休めないから、深く深く感謝をしつつ、非キーワーカーが通勤や会合を続けてる姿も目撃した。

感染抑止は灯火管制的

COVID-19は人体の外ではせいぜい3日程度しか感染力は残らない。つまり人から人への感染が止まれば=人と人との接触が特定できる範囲に収まれば、ほんの2週間でほぼ撲滅できる。

しかし感染防止をちゃんとしない人がいると、そこから伝搬して社会に残り続けてしまう。

これは戦争時の「灯火管制」みたいなもの。「俺は灯りが必要だ」と灯火管制を破ると、当人だけじゃなく近隣の人も死ぬ。コロナについてもお前が感染するのも死ぬのも勝手だが、それによる伝搬で自分の知らない誰かが死ぬ。

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世界の困難はまだまだ続くが、この4月時点での自分や周辺人物の行動や言動は、しっかり記憶しておきたいね。

「危機のときに人間の本性が出る」というのが、2020年4月だったからね。

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