新型コロナで実店舗はお客さん減るからオンラインで売ろうぜ

錦糸町のダイソーに買い物に行ったら閉まってた。いつもは21時迄なのに新型コロナの影響で20時閉店にorz。資金力のある大企業ならこういう波の吸収はできるだろうけど、小規模店は厳しいよね。

自分の秋葉原のお店では「日本でここでしか買えない」「日本で一番安い」みたいな商品が多いから、従来からオンライン販売はやりたかった。遠方の人からも「ぜひオンラインでも売ってね」と期待の言葉を頂いてた。

でも人を固定雇用しないで一人でやるのが基本方針で、それも夜中まで働くとか寝不足に耐えるとかいうことは金輪際やるつもりないので、なんとなく通販はスタートしてなかった。

でもまあこういうご時世だしということで始めたわけです。↓これね。

で、オンライン販売を始める方法はいろいろある。Amazonのマーケットプレイスという方法もあるし、楽天やYahoo!ショッピングに申し込んでもいいし、ショッピングカートから決済機能まで提供してるサービスは多数ある。

しかし僕は基本、サイトは自分で作る人だから、こうした「出来合い」のサービスにおける制約にひっかかると割と気分悪い。当店の商材はまあまあ利益率の高いものではあるけど、でも手数料とか月額固定費とかも正直、払いたくない。手間はどうせかかるんだから、ちょい頑張る。

という感じで方法を考えた。決済方法は、以前に店頭決済用に申し込んであったSquareなりCoineyなりを使うのを原則にするけど、本命視したのはAmazon Pay。

楽天やAmazonじゃない、店舗独自のオンラインストアで購入する場合は、クレカ番号とお届け先を入力しなきゃならず、それ割と面倒。Amazon Payならお客さんがAmazonアカウントに登録している支払方法とお届け先をそのまま使えるし、クレジットカード番号はお店側には通知されないから無用な漏れトラブルもない。

Amazon Payのプラグインが高くて...

自社のWebサイトをレンタルサーバ上に立てていたけれど、ここにオープンソースのオンラインストア機能を追加すれば、とりあえずタダでスタートできる。無料で使えるオンラインストア機能といえば、日本製の「ECCUBE(イーシーキューブ)」というのがある。これ本体は無料で簡単にインストールできて便利なのだが、Amazon Payを使うお手軽な道が「サードパーティが開発した月額5,000円の有償プラグインを使う」という形だった。これ、払いたくないなあ。

手数料にしても、プラグインの対価にしても払うこと自体は全然構わないのだけど、ちょっとしたプラグインに月額5,000円は高すぎる。そしてそもそも、ECCUBEの機能自体がどうも僕の感性に合わない。

サーバ代以外全部タダで構築したぜ

で、探しましたよやり方を。その結果として採用したのが
「WordPress+そのプラグインのWooCommerceを使う」
という形。元々の店舗サイトをWordPressで作ってたから話は早い。もし自社サーバを持ってなくても、ドメイン取得してサーバ借りればだいたいにおいてWordPressは簡易インストールできるようになってる。

WooCommerceはWordPressのプラグインとして無償配布されてて、WordPressの記事や固定ページは保ったままで別途オンラインストア機能を追加できる。そしてその決済方法としてAmazon Payのプラグインも無料で配布されてる。ついでにクレジットカード決済の「Square」連携機能も無料プラグインで実現できる。

クレジットカード決済の「Square」については一度申し込めば店頭での対面決済もオンラインでの決済もどちらも使えて、売上はみずほ銀行と三井住友銀行なら毎日振込手数料ゼロで入金してくるし、月額固定費0円だしクレジットカードリーダもいまなら無料、そして例の「キャッシュレス還元」も申し込める。

以下のリンクから申し込んでくれると僕がちょい得するので、どうせ申し込むならぜひ使ってほしい。

手数料は?

Squareのクレジットカード決済手数料は原則3.6%。キャッシュレス還元事業の手続きが済めば2.16%になり、その差額は後日戻ってくるらしいけど、とにかくそんなもの。Amazon Payは物販の場合で4%・デジタルコンテンツを売ると4.5%。

そしてクレカなどの決済手数料は消費税かからない。「え?」って思うけど、消費税を加算して物品を販売していてその一定割合の手数料だから、その時点で消費税を払ってるのだな。国税庁サイトにもちゃんと書いてある。

https://www.nta.go.jp/law/shitsugi/shohi/06/02.htm

この手法にしてよかった点

WordPressを基盤としてとてもよかったのは、普及率が高いから「こんな機能のプラグイン欲しいな」と思ったものがだいたい無料であるという点。

サイトのアクセス状態がリアルタイムでわかる「Googleアナリティクス」も無料プラグインを設定しIDを入力するだけ。製品紹介ツイートを投稿したらどの地区からどれだけアクセスしてきたかリアルタイムでわかるのだから、特にオンラインストアにおいては必須の機能。

クロネコヤマトの発送伝票を普通のプリンタで作成できる「B2」との連携も無料。注文から発送伝票を作成し、ちょい手直しして印刷。結果をCSVで書き出してWooCommerceに呼び戻せば、取引IDを照合して自動的に送り状番号を読み取り、そのリンクを付与したメールを購入者に送る、というところまでごく簡単に設定できる。

WooCommerceに登録した商品情報・在庫数を実店舗のSquareレジと連携する機能も、全部無料配布のプラグインで実現できちゃうんだな。これはいま設定中なんだけど、在庫連動が無料でできるのはありがたい。

この手法の注意点

WooCommerceは日本語化されてるとはいえ元は英語圏向きなので、たとえば姓と名が逆になったり、送信メールがファーストネーム呼び捨てだったり、納品書に「様」がつかない、一部日本語が不自然とかいうところはある。

これをちょいちょい手直しするのは割と手間かかったしまだ完全じゃないんだけど、その手間を考慮してもメリットのほうがずっと大きいかな。

--------

ということでこの記事はこれで全部。もうちょっと具体的なことは別途書くつもり。この投稿自体は無料だけど、役に立ったら投げ銭してもらうために最後の一行だけ有料にしてます。課金щ(゚Д゚щ)カモーン

ここから先は

11字

¥ 100

期間限定 PayPay支払いすると抽選でお得に!

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?