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【崩壊スターレイル考察】夢の主の裏にいたのは誰なのか?

*はじめに

皆様初めまして、紅といいます。
本考察はver2.2のネタバレを含みます。また、かなりガバガバの理論でこうなるとヤバそ~的な考察好きプレイヤーの考察なので、温かい目で見ていただけると助かります。


おさらい

今回ver2.2のストーリーで秩序の残党が「調和セレモニー」を使い、新しい秩序(哲学の胎児)を生み出し星神の存在しない世界を作り出そうとしました。その中で「夢の主」とサンデーの会話の中で星核をコントロールしているのが「夢の主」ではないことが示唆されました。

 さて、では星核を操っているのはいったい誰なのか。それは…

「貪慾」のウロボロスであると考えています。


 順を追って考察していきましょう。

第一章 宇宙の蝗害

まずは宇宙の蝗害です。今回の考察においてかなり重要な部分で、ここにすべてが詰まっていると言っても過言ではありません。
あらすじをザックリおさらいすると、蟲星系の大虐殺をきっかけに「繁殖」のタイズルスが誕生し、「宇宙の蝗害」を引き起こしてそれにより運命を阻害された他の星神によって滅ぼされるといった流れです。
ここで重要になってくるのがこの「宇宙の蝗害」という事象が解決するまでに3柱の星神が消えているということです。
1柱目は前述のとおり「繫殖」のタイズルス、2柱目は「秩序」のエナ、そして3柱目が「貪慾」のウロボロスです。

ではそれぞれの消えた理由について考察していきましょう。
1柱目は「繁殖」のタイズルスです
「繁殖」のタイズルスは前述の「宇宙の蝗害」を引き起こした張本人であり、それにより「存護」のクリフォトによって分解され殺されました。

しかし、タイズルスが生まれた原因の大虐殺には「終焉」のテルミヌスの予言が関与していたとされています。この辺りは曖昧なので今回は割愛します。
問題はこの時分解された「繁殖」の権能はどうなったのか。

結論を言うと、「調和」のシぺに吸収された可能性が高いです。

根拠を説明すると、ブラックスワンの話ていたビアリ・スカマンドロス星で行われた「調和セレモニー」でその惑星にいた全員が「ファミリー」の一員になったという話です。これは言い換えれば「調和」の思想が「繁殖」しているとも言えるからです。もしこの「繁殖」が洗脳に近いものだったら…恐ろしいですよね。ですがそうでなければ、惑星の全員を派閥に取り込むのは不可能でしょう。
ver2.2のストーリーで「秩序」の残党が「ハルモニア聖歌隊」ドミニクスを召喚したことで「調和」の力を奪う目的が示唆されていました。もし、他の「調和セレモニー」でも同じように「ハルモニア聖歌隊」の召喚を行うことで、「調和」の力を使えるなら「調和」の思想を「繫殖」させて、争いがなくなることで「秩序」が生まれ「調和」するといった流れが想像できます。
これが3つの顔を持つ星神の本質ではないでしょうか。
これまで他派閥を招待しなかったのは、他派閥にその影響を出せばこの事実が公になり、他派閥との争いを誘発しかねないためだったからという考察もできます。また、使令クラスの大物がくると「調和」が影響を受けてしまうとの黄泉の発言からノイズを無くすという意味もありそうです。

2柱目は「秩序」のエナです。
星神の中でも最上位の力を持っており最も古い星神の1柱です。「秩序」とある通り全宇宙の秩序を守る性質があるため、「宇宙の蝗害」を解決するために動きました。しかし、タイズルスとの決戦前に行方不明になり、代わりに「調和」のシぺが決戦に参加しています。「秩序」の消失に関係があるとされているのが「愉悦」、「均衡」、そして「調和」です。(またこいつか)
「秩序」は前述の通り最上位の力を持っていて、それに対抗できるのは「宇宙の蝗害」時点で「貪慾」と「均衡」だけだったとされ、後述する「存護」との取引で「貪慾」は消失するためこの三柱のバランスが崩れたことを危惧した「均衡」が「愉悦」と協力し「調和」に吸収させたと思われます。

ではその「存護」との取引とは何だったのか?それは…

「貪慾」の封印であると考えられます。

貪慾の封印

3柱目にして本考察の根幹となるのが「貪慾」のウロボロスです。
「貪慾」は世界を貪食し続けており、「宇宙の蝗害」の際に「繁殖」の眷属たるスウォームを惑星ごと捕食し、大災害を拡大させた一因でもあります。これらのことから「秩序」は「貪慾」を敵視しており、「宇宙の蝗害」で我慢ができなくなり、「存護」と取引をすることで封印したのではないかと考えられます。では、なぜ殺害ではなく封印なのか。それはおそらく殺害できなかったからではないかと思います。前述の通り、「貪慾」の力は「秩序」、「均衡」と並び最上位です。生まれて日が浅い「繁殖」ですら、「開拓」や「存護」など5柱で討伐したのにそれよりも強い「貪慾」を2柱で殺すことは不可能だったのではないでしょうか。
封印はしたものの「秩序」は「調和」に吸収されたため封印された場所はおそらく「存護」しか知るものはいないでしょう。
ではなぜ、ピノコニーと「貪慾」が関係があるのか、次の章で考察していきます。

第二章 ピノコニーと「貪慾」

ピノコニーは昔カンパニーが所有する監獄でしたが、万界の癌をきっかけに罪人が他派閥の助けを借りて蜂起したことで独立し、のちに「ファミリー」がやってきたことで発展し観光地となりました。では、ピノコニーと「貪慾」はいつから関係があったのか。それはおそらく最初からであると思われます。
カンパニーが監獄を作る前から、ピノコニーが星神を閉じ込める監獄として機能していたとしたら「監獄」という言葉には「罪人のための監獄」と「星神を封印する監獄」の2つの意味があることになります。ではピノコニーにウロボロスがいる根拠を説明します。
1つ目は「憶質の被爆によって罪人が入った奇妙な共通の夢境」です。
この「憶質の流出口」は「神秘」のミュテゥスが作ったものとされています。しかし、同じような場所が他にもあるような発言があることからピノコニーだけが特別視されることは不自然です。同じような場所が他にもあり、同じ現象が起こるなら別の場所にも夢の国は作られているはずです。ディズニーランドが関東と関西にあったら客が分散しますから。つまり、ピノコニーにだけこの「奇妙な共通の夢境」が形成されていると考えられます。

ではこの「奇妙な共通の夢境」とは何なのか。それは「貪慾」のウロボロスの幻覚であると考えられます。
封印されたウロボロスが罪人たちが欲した「自由」を餌に「欲望」を吸い取っていたのではないでしょうか。
下の画像の通りならウロボロスは歌声や紫の炎といったもので相手を魅了して誘い込み、獲物を飲み込もうとします。もし、これらの幻覚や幻聴が対象者の「欲望」を元に作られるのなら、そういった「欲望」という意思や本能こそが「貪慾」の本質なのだとすれば、「貪慾」が「貪欲」ではない理由の説明にもなります。
また、スウォームを大量に捕食したのもこの説が正しければ説明できます。スウォーム達「繁殖」の最大にして唯一の欲求は増えることであり、それ以外の思考は存在せず、ただ本能のままに行動しています。つまり、他の生命体に比べ「欲望」に忠実で「欲望」が強いので効率のいい餌であったのではないかと考えられます。

では現在のピノコニーを客観的に見てみましょう。
考察通りなら、ウロボロスが自身の能力を星核を使って拡大させ人々は甘く楽しい夢境の噂を聞き、誰もがその夢境に入りたいと多くの人々が集まってきます。「つらい現実から逃げたい」「現実を忘れて楽しみたい」「肉体的苦痛を忘れたい」…。そんな多くの欲望を夢境に持ってくるのです。ウロボロスは口を開けて待っているだけで餌が自分から寄ってくる状態。これほど都合のいい環境は他にありません。
ストーリーでも「秩序」の残党がピノコニーの夢境設計当時から暗躍していたことが示唆されているため、ウロボロスは星核と「秩序」の復活を餌に、残党に力を貸す代わりに自身の望んだ夢境を作らせたのではないかと思います。
また、星核によって目覚めたのか、復活を望んでいたときに星核が降ってきたのかは分かりませんが星核の到来時には既に意識はあったと考えられます。

2つ目の根拠はドリームリーフのブラックホールです。現在ピノコニーのドリームリーフにはこのようなブラックホールが存在し、記憶の崩壊し飲み込まれる現象が確認されています。これはオープン当時からあるらしく、最初は小さかったものがここまで大きくなっておりこの中心には赤紫色の点が確認できることからこれがウロボロスであるという説を強くしています。
また最近になってこのブラックホールが急速に大きくなっていることから、近くウロボロスが復活する予兆なのかもしれません。ウロボロスは思考するブラックホールとも言われており、これは「貪慾」の一側面を具現化したものなのかもしれません。

ドットサイズで赤紫が見えます


3つ目の根拠について説明します。こちらをご覧ください。ピノコニーに初めて入った際の招待状です。

見ていただきたいのは「無秩序」な現実という文言。
この「無秩序」な現実という文言が作中登場したのはヘルタが「秩序」の取引の場面で「貪慾」について言及しているときです。つまり、この招待状の送り主(おそらくサンデー)はこの事実に気づいており、夢の主に協力したのは近い未来にウロボロスが復活し宇宙に再び大災害が起こることを予見していたからかもしれません。他のシーンやセリフでは「秩序なき~」や「秩序のない~」という言い回しが多かったように思いますので、「無秩序」はかなり特別に使われていると思います。(確認不足だったらすみません。)

4つ目の根拠は計画の規模と期間の長さです。
ピノコニー全体を巻き込み、成功すれば全宇宙規模になるはずだった「秩序」の計画は、「夢の国」ピノコニー設計当時から暗躍していました。「夢の主」は肉体を捨てているので寿命の概念は存在しませんが、相方もそれと同じかそれ以上の年月を生きていることになります。夢境にそんな存在がいれば、サンデーやファミリーに気づかれたり噂ぐらいされていないとおかしいです。ですが、これが星神なら話は変わります。星神には寿命なんて存在しないので老いず朽ちず計画に参加できます。

第三章 黒幕が「繁殖」ではない理由

さて、ここまでピノコニーの真の黒幕は「貪慾」であるとして話を進めてきましたが「繁殖」が黒幕の可能性はないのかと思う方もいらっしゃると思います。個人的な考察ではその可能性は低いと思っています。
理由は2つあり1つは「繁殖」の本質にあります。
「繁殖」の派閥の目的は「繁殖」ただ1つであり、他の物事を一切考えていません。というよりも考えるための「頭」がありません。「繁殖」のタイズルスは元蟲でありイラストを見ると「頭」にあたる部分は触覚のようなものになっており、眷属も現在確認されているのは蟲であるスウォーム達だけです。これらの事から「頭」で「繁殖」を思考しているのではなく本能で「繁殖」していると考えるのが自然です。そんな彼らが「夢の主」をそそのかし何百年もかかる計画を立案できるとは思えません。

2つ目の理由は、ピノコニーで掲げられたテーマです。
人の「夢」とは眠る際に見るものであると同時に、未来で叶えたい目標のことを将来の「夢」という場合もあります。「夢」とは「願望」のことであり、即ち「欲望」であるとも言えます。若干言葉遊びのようですが、このテーマに合致する星神は「繁殖」よりも「貪慾」が適任でしょう。

また、ドリームリーフのとある場所で蟲の羽音を聞ける憶泡がありますがこれはミスリードである可能性が高いです。憶泡は過去のことを垣間見れるものでありながら、これ以外に「繁殖」を示唆するものは確認できていないため、これは「貪慾」に惑星ごと飲まれたスウォームの記憶である可能性が高そうです。ブラックホールとも言われる「貪慾」の口の中はきっと深淵なのでしょうから。

第四章 エリオの「脚本」と3つ目の「死」

ここまで「貪慾」が黒幕であるという考察を行ってきましたが、ここからは「運命の奴隷」エリオの今後の「脚本」について考察していきましょう。

まずは彼の所属する組織「星核ハンター」の目的から考察します。
今回の目的はズバリ、「終焉」のシナリオの1つを否定することであると思われす。
「終焉」のシナリオとは「終焉」のテルミヌスの予言した宇宙に「終焉」が訪れるシナリオのことで、作中で名言はされていないものですが、今回の考察ではこの予言のシナリオを「終焉」のシナリオという仮名をつけさせていただきます。今回の場合は「貪慾」の復活により、宇宙すべてが飲み込まれてしまうといった感じでしょうか。

ではこの「終焉」のシナリオを覆すエリオの「脚本」のために集められた現在ピノコニーにいる全勢力をまとめていきます。

1、列車組+結盟玉兆 (開拓)+(巡狩.使令)

我らが主人公陣営。現在、羅浮の問題を解決したことで握るだけで雲騎軍を呼べる「結盟玉兆」を持っています。星核ハンターによる羅浮への誘導も今回の「終焉」のシナリオを覆すためだったら熱いですね。ver2.2ではただの夢でしたが、「貪慾」との決戦時には彼らの戦力は必要になるでしょう。

2、ファミリー (調和)

ピノコニーの管理者でもあるファミリー。裏切者が出たとはいえロビンを初めとする真に「調和」を信仰する彼らの協力も得られるでしょう。

3、黄泉 (虚無.使令)

ヤペラーを襲撃したことで冥火大公が招待状を手にしたことでピノコニーに来れた黄泉。ヤペラーの襲撃も黄泉という規格外の存在を呼ぶためだったなら納得できます。ついでに巡海レンジャーも連れてきてくれるなら一石二鳥だったのでしょう。

4、カンパニーの艦隊と十の石心 (存護.石心)

アベンチュリン、トパーズ、そして向かってきているジェイドを含めれば3人の幹部が集まる陣営。「宇宙の蝗害」ではクリフォトが「繁殖」を分解していたので今回も大きな役割があると考えられます。

5、天才クラブor虚構歴史学者(知恵or神秘)

ここ2つはどちらかが決戦に参加すると予想します。(仲が悪すぎるので)天才クラブはサイドクエストで大きく触れられていたりなど、今回かなり出番があるので決戦にも参加すると思います。虚構歴史学者のギャラガーは虚構を見破られたことで消滅したと思われますが、何らかの形で参加するかもしれません。

6、愉悦のパブ(愉悦)

花火達の陣営です。これまでのストーリーでは「秩序」の計画に誰も気づけなかった場合に相互保障破滅ボタンでうやむやにしようとしていました(推測)基本的に予測不可能な陣営ですが、なんだかんだ参加するのではないかと思います。

7、その他

「純美」のアルジェンティや博識学会のレイシオ、巡海レンジャーのブートヒル、ブラックスワンなど少数ではありますが参加してくれそうな面々がいます。

これに星核ハンターを加えた陣営で「貪慾」に立ち向かうのではないかと思っています。これで「開拓」、「巡狩」、「調和」、「虚無」、「存護」、「愉悦」、「知恵」という多くの派閥が参加し、この中の4つが「使令」クラスの戦力が期待できます。

ホタルの3つ目の「死」

ホタルに渡された「脚本」では3回の「死」を経験するといわれています。
1回目は夢境の中で、2回目は夢から覚めるために、そして3回目に訪れるものこそが、この決戦で兵器としての「死」であると考察します。
今後ホタルは兵器としてではなく自分の意思で生きていくことができるようにあるのではないかと思います。
ロストエントロピー症候群を消すことができる黄泉がまだピノコニーにいるので黄泉がそれを何とかするのかも?2.2終盤でホタルの死を告げてきたのが黄泉なのも少し気になります。

幕間 サンデー

サンデーは「秩序」の計画の裏にいる黒幕の存在に気づきながら、計画通りに進めました。ドリームリーフのとある場所にある「レイブンズ・デス」という手紙があります。ver2.2までのストーリーは「レイブンズ・デス」の内容通りに進んでいます。ですが、これを受け取ったはずのサンデーは計画通りに進め手紙を捨てていることから、負けると分かっていても遂行するだけの理由があったのかもしれません。それこそ、自分計画を完遂するかわりになんらかの取引がエリオ(シーセル・シムス)との間にあった可能性もあります。ここは情報が少なすぎるのでなんとも言えませんが、二章でお話しした根拠に基づくなら計画が遂行された後の未来のピノコニーについて聞いたのではないでしょうか。

まとめ

重要な部分をまとめますと、
1、「秩序」と「存護」の取引により「貪慾」が封印される
2、ピノコニーの「夢の主」をそそのかした黒幕のは「貪慾」
3、「貪慾」は夢境を使い、復活しようとしている
4、「貪慾」との決戦のために星核ハンターは介入し、列車を羅浮に向かわせ、黄泉がピノコニーに来るようにした。

今回の考察がどこまで正解なのかは定かではありませんが、ver2.3以降のストーリーでまだ何かがあるのは確定的です。今後のストーリーも楽しみですね!

回想

ここまで読んでいただきありがとうございました。
このような記事を初めて書いたのですが、結構楽しかったです。
放置していた宇宙の蝗害を進めていたときにふと立てた考察だったのですが、意外と筋が通っていて自分でゾワゾワしました。
当たってたらいいなぁ。
改めてですが、これは考察好きのプレイヤーのガバガバ考察なので一つのエンタメとして捉えていただけると幸いです。
今後、崩壊スターレイルの考察をやりたくなったらまたこのような形で書いてみようと思います。
では皆さん、またお会いしましょう。



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