BS(貸借対照表)はつなぐよ、どこまでも。
あけましておめでとうございます。
昨年は未来を描くよりも、過去の経験から学び直す事が多かった一年でした。
年末年始には必ず、ご先祖様に報告をかねて手を合わせに行きます。
一年に何回お墓参り行くんだって位良く行ってますが。
そんな僕だけど四代目のくせにあまり創業家の話を社内でしません。
だって逆の立場なら関係なくね?って思っちゃうから。
会社によっては創業者のお墓参りを強制してる企業もあるけども、なんだかなあと感じちゃいます。
しかしながら、今回ばっかりは創業からの蓄積に助けられたと思います。
4月5月で売上が激減したけど、なんとか持ち堪えることができた。
昭和も、バブルも、贅沢せずに会社に利益を蓄積してくれたおかげでダメージは負ったけども、まだまだ実質無借金経営を貫ける訳です。
おそらくコロナ対策の返済繰延が終わる2023年以降はかなり大きなポイントになってくるはず。
三代目の父はいざとなったら切り売りできる資産以外は興味も持たず、着飾ったり、高級車乗ったりする事もない極めてミニマルな人でした。
財布も、腕時計ももってなかったし。
だから、うちの会社はPL(損益計算書)に派手さはないけど、綺麗なBS(貸借対照表)ですね、と言ってもらえる事が多かった。
経営者の生き様ってBSに色濃くあらわれるんです。
本業以外に株や土地に手を出したり、どんなお金の流れを作ったか?が
一目瞭然なんです。そもそもちゃんと納税しないとBSは良くならない。
僕も贅沢のために働くのはモチベーション上がらないタイプだし、親父からその教えと思想はしっかり継いでる訳でイザという時のために常に備えてきました。
そして今回「イザ」が来たら、本当に助けられた。
初代 松蔵さん
二代目 静雄さん
三代目 俊明さん
改めてありがとうございます。
ファミリービジネスは駅伝みたいなもんで、襷をつないだ誰かがいつか活躍してくれたらいいんです。
目に見えないものに怯えた昨年ですが
今年は目に見えない存在を敬い、感謝する一年にしたいですね。
もっと遡ると、この国の礎をつくり、つないでくれた先人と歴史に感謝です。
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