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そしてつるフリは続く

最近、ちょっと悩んでいることがある。

移住者が増えた。
メディアにも注目されて、地域おこし協力隊としての実績も認められてる。
それでも、だ。むしろそうなってもさらに、もやもやすることの方が増えた。

うまくいってそうなのに、まだ何かあるの?って、
多くの人は思うかもしれないけれど
あるよ。悩むよ。悩みがないなんてことはない。

勝負はここからだから。

金谷・いすみはもう「フリーランスの集うコミュニティ」として
完成されている感がある。そして着々と進化を遂げている感も。

それはひとえに、金谷に池ちゃん、いすみにゴウちゃんがいるからだ。

みんな彼らのことを慕っているし、
「彼がいるから」「一緒に仕事がしたいから」
その地に移住した、という人たちの話をいくつも聞かせてもらってきた。

そんな話を見聞きしたり、今もリアルタイムで6月回の面談をしているのだけれど「都留でも、金谷・いすみでの受講と同等のことが得られますか?」とか聞かれると、一瞬たじろいてしまうのが本音(実際はたいへん豪華な講師陣がきてくれるのでその心配はまったくないのですが…)。

私には、専門的なスキルもなければ、
そこまですごく稼ぎがあるというわけでもない。

都留に残ってくれたメンバーに仕事を渡そうにも、
満足いく形ができているかというと、理想とはほど遠い。
(このベンチャー感が嫌いではないので、初期にきた人たちの特権なんじゃないか…ぐらいに思ってしまっている。多分そこが問題の根本w)

講師の人たちのすごさに圧倒されて、
自分なんかが運営統括でほんとうによかったのか?とさえ思うこと多々。

それでも。
今回のつるフリを受けて、都留での開催を今後大幅に増やしていくことを決め
都留への拠点展開を視野に入れて、コミュニティマネジャーに任命してくれたり、今回新たに始まる「コワーキングコミュニティラボ」のゲスト枠で招待いただいた (株)Ponnufの池ちゃんには本当に感謝。

身にあまる光栄をガクブルしながら存分に引き受けて、ストレッチかけて成長していくこと。それがいまの私に、唯一できることなんじゃないかなって思ってる。

そしてなによりも、今ここで同じ時を過ごせている仲間の存在が
ほんとうに愛おしい。ここにいなくても、繋がってくれている仲間の存在に励まされる。ありがとう。

「コミュニティ」とか「場」って、そうやってできていくものなのだと思う。
箱があっても、そこにいる人と人をつなぐ誰かがいなかったら
生まれる絆も生まれないから。結局わたしは専門性のない、生粋の「つなぎ人」として、今もこれからも生きていくような気がする。

けれども「つなぎ人」として、このままでは終われないぐらい、
あの人とあの人も…引き合わせたい人がたくさんいる。
誰でも彼でも繋げばいいってものではなくて、各々の状況とか
ニーズとかをお互いによく聴き合って、マッチするように出会いをデザインすることって、以外と高度だったりするんだよね。そこをもっと磨きたいなぁ。

都留を選んでくれて、ここにいるって決めてくれて、本当にありがとう。

「また遊びに行きますね」「早く戻りたい」なんて嬉しい言葉をかけてくれて、本当にありがとう。

わたしも、誰かにとっての「居場所」であれるように。
まだまだまだまだ、がんばるよ。

そして、つるフリは続く。


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