LUNAR ETERNAL BLUE 「ジーンのキャラ検討資料」

ジーンのキャラが最初と大きく変わってしまったのでその検討用に作成した資料。こんなしゃべり方、性格でこんなシーンが考えられますよ、というサンプルです。


     【ジーンの検討】
1993/12/01
重馬 敬
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・セリフまわしや芝居のサンプル

ジーン 「良い考えじゃないか! よーし、ここはあたしにまかせなよ。大丈夫。心配ないって」
ジーン 「踊り? 別に好きってわけじゃない。ただギバンがあんまりうるさく言うから……。タダ飯食うわけにもいかないだろ?」
ジーン 「へえ、おもしろいじゃないか。賛成だね。応援するからがんばんなよ」ジーン 「わぁってるよ! でも、しょうがないじゃないか……。あたしには、やんなきゃならないことがあるんだ!!」
ジーン 「なにやってんの、ヒイロ。あんたがしっかりしなきゃダメじゃないか。え? なに? 言い訳ならきかないよ!」


・デモ部分、以下はサンプルなので実際のシナリオとは異なります。

 ※ランスの森でさまよっていると、同じようなキャラバンに会う。キャラバンの座長のギバン(青年)は、みんなのウサを晴らすために、ジーンに踊るように説得している所だった。

ジーン 「やだね。なんで商売でもないのに、あたしが踊んなきゃいけないのさ」ギバン 「そう云うなって、ジーン。みんな、おめぇの踊りが気にいってんだ。頼むぜ、おい」
ジーン 「やだ」
ギバン 「うう……、そんな薄情な女に育てた覚えはないぞ!」
ジーン 「育てられた覚えもないね」
ギバン 「(天を仰いで大げさに)ああ、なんてこった。あの日、傷ついたおまえを助け、訳もきかずに仲間として温かく迎え入れ、一流の踊り子と呼ばれるまでにしてやったオレにきく口がそれだなんて。くくくくく」
ジーン 「(ため息)わかったから、泣き真似はやめなよ、ギバン。ったく、今回だけだよ」

 ※ジーン、テントの外に出る。

ギバン 「話はきいてるぜ。おまえたちも迷ったんだってな。ま、細かいことは後でいいとして、一緒にジーンの踊りを見ないか。元気が出るぞ」
ミンク 「でも、踊るのを嫌がってたじゃない」
ギバン 「ははは。あれが嫌がってる者の踊りかどうか、自分たちの目で確かめてみろよ」

 ※外に出る一行。ジーンが人々の前で踊っている。喜んでいる人々。子供は、ジーン踊りは世界一だ、とか云ってる。

ミンク 「わあ、すごい! カッコイイね、ヒイロ」

・ヴェーンの近くに出来たキャラバンにて
  (旧カイの村でもいいかもしれない)

ギバン 「よう元気だったか、ジーン?」
ジーン 「ギバン!? なんであんたがここにいるのよ?」
ギバン 「へっ、オレたちは旅が商売。芸を見てくれる客がいれば、どこへでもいくぜ」
ジーン 「客? こんな人里離れた場所のどこに客がいるのよ?」
ギバン 「へへ、お前が踊れば、山奥からだって客はやってっくるって」
ジーン 「(ため息)あたしは戻んないわよ! 踊りだって……もう興味なんかないんだ……」
ギバン 「それがウソだってのは、おまえが一番よく知っているはずだ、ジーン。なあ、もう危険な敵討ちなんて止めて……」
ジーン 「!? なんでそのことを!」
ギバン 「…………」

 ※ギバンはジーンを助けた時、彼女のうわ言で大体の事のあらましを知った。だが、その事はおくびにもださず、彼女をかくまい、踊りを教え、キャラバンの一員に迎えていたのだ。

 ※結局、ジーンの情熱に負けたギバンは、この先のカイの関所を通るのを助けることになる。

 ※キャラバンの馬車に乗り込んだ一行は、カイの関所を通る。(キャラデモ)
 ※途中、兵士に止められる。芸人の一座だといいはるが、兵士は馬車の中を確かめようとする。ピンチ!
 ※その時、馬車の中からジーンが飛び出してきて、踊りを踊る。見とれる兵士たち。 絶賛。無事通してくれる。
 ※この後兵士たちは、レオ様が大変らしいとかなんとかで持ち場を離れていなくなってしまう。
 ※ヒイロら、ギバンと別れて先に進む。ジーンもやはりヒイロらと行動を共にすることになる。もう引き止めないギバン。

ジーン 「ギバン、あたしは……」
ギバン 「わかってる。もうひきとめはしない。だがオレは待ってるぞ。おまえが戻り、またみんなのために踊ってくれる時がくるのを……」


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