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選択できるという自由と最初からいろいろある利便性、どっちを取るか?

2018/06/08(金)に文化放送「The News Masters TOKYO」の8時台に出演してきました。その時に話したトピックを個別にまとめます。

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長「今日の8時台のニュースマスターは、松浦シゲキさんです。よろしくお願いします」

自分「よろしくお願いします」

タケ「“アメリカIT大手、Googleスートフォン向け基本ソフト『Android』を巡り、 EUヨーロッパ連合が多額の清算金の支払いを命じる準備を進めている”というニュースがありましたが、雲行きが一気に“データもの”に規制をかけるという動きになってきそうですね」

自分「そうですね。これは、最初にスマホを買った時にインストールさせているソフトの中に、Googleのソフトが最初から入っているというのが問題になっています。

例えば、Gmailがインストールされていると使い勝手としてはいいけど、他のメールソフト会社からすると、『デフォルトでGoogleのソフトが入っているなら、そっちを使うよね。公平じゃないよね』という話になる。」

最初からインストールされている方が便利ですが、ユーザーに選択肢はない。こういう広い意味での抱き合わせはよくないのでは? という動きになっている。」

タケ「最初からインストールされていると、使わない場合でもアンインストールできないものがある。消したいのに消せない」

自分「そうですよね。『最初から必ずインストールされている』、これが納得いかなという話ですが、ユーザーからしてみれば最初から色々入ってた方が便利は便利。(インストールされていない場合は)いちいちダウンロードしなければいけない、ここをどう考えるかですよね」

ただ、今のヨーロッパの考えでいうと、『ユーザーに選択肢があってしかるべきでしょ』ということ」

タケ「ヨーロッパの人って面白いですね。色んな国が一緒になってるからEUとしての意見は多様性があるんですね」

Googleも、プリインストールバージョンのようにアプリが入っているものと、自分でアプリダウンロードして自分でカスタマイズできるものと、2種類あった方がいいのでは?」

自分「そうですね。今のスマートフォンの販売メーカーによっては、最初からプリインストールが少ないバージョンも売ってる端末あります。私は、どちらかというと少ないバージョンの端末を買いますね」

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アプリ事業からすると、そりゃプリインストールしてもらったほうが楽。インストールしてもらうためにCPIいくらなんていう熾烈な競争がある。でも、今回はGoogleだけですが、iOSだってApple謹製のアプリが最初から入ってますからね。ただ、これら謹製が最初から入ってなさ過ぎるとそれはそれでいちいちユーザの手間というのも発生してしまう。

個人的には、そこは端末レイヤーの思想がちゃんと現れればいいと思うんですよね。日本のような回線レイヤーの思想はちょっと違う気もしたり。iOSはそういう意味においては、アプリレイヤーにおいてはほぼ公平なのかな、と。現状だと、AndroidはMotorolaがいいかな。素に近いので。

クリエイターというわけではないですが、受けた支援は自分のモットー「みんなでしあわせになろうよ」のために使います!