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考える葦つってんだろ

<葦>
自然浄化作用を持ち、多くの生物のよりどころとなっているため、その価値が再評価されてきており、ヨシ原復元の事業が行われている地域もある。
この他にも、燃料、食料、漁具、葦ペン、ヨシパルプなどの用途があり、現在でも利用されるものや、研究が行われているものもある
また葦に関する諺も世界に多くあり、
「難波の葦(アシ)は伊勢の浜荻(ハマオギ)」は、物の名前が地方によって様々に異なることをいう。平安末期の住吉杜歌合において、藤原俊成の言で「難波の方ではあしとだけいい、東(あづま)の方では、よしともいう」とあり、また「伊勢志摩では、はまをぎ(ハマオギ)と名づけられている」と書き残されている。
「葦の髄から天井をのぞく」とは、せまい了見では物事を捕らえることはできないという意味。中国の荘子にある「管を以て天を窺う」という言葉と同じ意味を持つ。
「すべての風になびく葦」とはフランスのことわざで、都合によって節操をかえることを指す。
「折れた葦」「葦によりかかる」の両方ともイギリスのことわざで、「あてにならない」という意である。旧約聖書列王記においてもエジプトを折れかけのアシに例えて、頼ってはならないという同様の意味で使われている。ヨーロッパにおいてアシはその弱さを人間性の一面と見る向きがあるが、一方では「葦が矢となる」ということわざがあり、実際にその茎の特性から矢として使用されたこともある。前述の寓話を元にした「嵐がくればオークは倒れるが、葦は立っている」ということわざもあり、ヨーロッパにおいてアシは弱さと同時に強かな存在とされていた

 
最近お酒をやめてから富にコーヒにハマっていまして。主にカンボジアはプノンペンの臭いStarbucksての?あすこのトールのアイスをやましたさんと二人で二杯、一時間くらいかけて氷が溶けてクソまずいのをより不味くなるまで嫌々ながら啜ります。ストローがしたに着地してズズッと鳴ると、嫌気がさして投げ出したくなればそこでお開きなります。コーヒーのかおりや濃さ酸味やえぐみは、そのままミーティングの質と比例しますな。

他に、数年前に知り合った、上澤くんのなりそめは下記。シンガポールに引っ越してしばらくしたある日、いつものとおりDMM英会話を開いたら上下フルに厚木の彼女が講師席で着座。日本で言うところの炬燵?に4肢を突っ込んでる姿がまるで多浪生のよう
『おやおや、寒そうだね。』(中三英語)
『そんなに寒くないわ』
『ウソほざけ』(中二英語)
『電気止められたの、ガスもやで』
「副業は?」(チンパンジー)
「?仕事?これだけやわ」
「まじかシャレならへんやん』(片口イワシ)
「少し時間くれ考えるわ」(コオロギ)

こんなことがあったら、正義感がスーツ着て仕事しているような自分のこと、 へーすブックだかブックだか、Twitterだかで、DMMの亀山会長を紹介しろと呟けば年下の知己が、DMM英会話を創った方なら知っていると。
名前を教えてもらって上澤くんのことを知った次第。Facebookを見れば彼はどうやら寿司大変にお好きだとわかったのでうらすじの近くの寿司屋を予約し上澤にメール凸(あってる?)
曰く
『セルビアの英会話の講師に話は聞いた。セルビアの失業率は20%を超えてると聞いた。体感だともっと高いと彼女は言っていた。貧困国で雇用を生み出している御社、ひいてはあなたは素晴らしいと心から思う。あいさつを兼ねて食事でもご一緒しないか。僕は小さなバーを持っていて、その近くに寿司屋があり、今回すしの予約が取れたのでとりあえずはバーで待っていてはいけないかい?不躾なお願いだとは承知しているが今回もし会えることができればこんなに嬉しいことはないしその期待はiiいきなり誘ってしまった憂いに勝る大きな喜びに繋がるんだよ。
て、ゆうか最優先で来い」
ほしたらホンマにきよった。
そこから上澤くんと付き合いは、濃密で楽しいものとなった。
彼が日本に滞在して、自分もいるときには必ず、寿司を一緒したし、しばしば(というかほとんど)二軒目は僕の好きな臭い居酒屋に行った。そこで僕は大抵二級か
三級の日本酒を頼んで、彼はレモンサワーを2、3杯頼んだ。
飲み終えると程なくメールで「今夜のレモンサワーもサイコーでした!ごちっす〜!」
などと決まって280円のサワーや激安のビールもどきのことばかりほめそやし、寿司での大間のマグロや岩手のアワビなどのことには一切言及しないのだ。
自分の年下の友達や後輩たちにはいつもそうしていて、かれらのその姿勢がどうも嫌いになれない。調子がいいとタクシー代金もせびられるしそうなると幾らか手渡しもする。

本来、最たる仕事がない人にとって、目的がないフライトが海外渡航のほとんどだと思う。
僕のような根無し草だとなお。

2017年6月下旬梅雨の関係ない、シンガポールからサンマリノへ。
ちなみに、サンマリノでは FIAT126というとてつもなく可愛いクルマを何台も発見したので、思っ掛けずネットで中古車を発注。
今も一度も乗ることなく大阪の基地に放置している。


そこから、ベネチアへ。
そのあと、上澤くんに誘われる形でセルビアの首都ベオグラードへ。
そこではDMM講師陣の慰労の宴?だかなんだかわからないけど、食事会にも参加させてもらったり、本心では行きたくもないひまわり畑の見学に駆けつけたり(考えてもみて欲しいのだけど、40がらみのおっさんが太陽に向けて花を咲かせる、その事のみに自分を感じてるだけの植物拝みたいか?)して感涙に咽び泣いた。
その時まで知らなかったニコラ・テスラ(ちなみにイーロン・マスクのEV(電気自動車)メーカー「テスラ」の社名は、ニコラ・テスラにちなんでつけられたものだ。マスクはニコラ・テスラの信奉者として知られている)博物館に連れてくなどしてくれた。
そのあとシンガポールへの帰国の途のトランジットでアブダビでなんと乗り過ごししてしまいまさかの初上陸。
思えばその年だけで、3度ほどフライトを乗り過ごししてしまい、そのすべてが国外行きなもので、その度色々な人に迷惑ばかりかけてしまう不始末。
再び思えば、上澤くんにも数多く約束の不手際を犯してしまっていて、一度はとても予約の取れない(らしい)炉端焼き?のお店を予約してくれてい、そのメンツもまた錚々たる人達で僕以外の人が揃っているなか僕は新幹線を乗り過ごして名古屋を超えて京都まで行き、本来は名古屋からさらに在来線で普通停車駅からタクシーで20分みたいなマニアックなロケーション、だからこそ?みたいなレストラン。
「茂さんさすがに京都からヘリで来てくださいよ」
と言われたもので
(ムム。おいしいかも?)
と思うわけです。
ところが、持ち合わせてのお金がない(当たり前)
念の為店側に問い合わせるも、ヘリを停めるスペースがない
(安堵)
約束の時間より一時間ばかり遅れて合流し深謝するも、誰も怒る事なく
「茂さんご無沙汰です」
「田口さん初めましてお噂はかねがね」
などと言っていただいて、ですね。

上澤が築き上げたDMM英会話は業界No1にまで登りつめ、今約一万人の雇用を産み出したと聞く。
フィリピン人を筆頭にセルビア、ボスニアやアフリカ各国など。
その国々で
「タカさん!」と親しまれグビグビその国のお酒でもって歓待を受けているのだろう。
一度だけ亀山会長にほんの数分だけお会いした事があった。
「こんなやつぁいないよ」
上澤を評して氏はボソリとそうとだけ述べ、喫煙所へと姿を消した。
亀チョクと言われる亀山会長直属の部署?があるとは聞いていたけどこれほどまでに愚直なやり方で権限を委譲する会社があるんだとおったまげた。
「茂さんまた見つけてしまいました」
たまの連絡は寿司屋の穴場を見つけると、かっこうの爆釣ポイントを見つけた釣キチみたいな口調で報告してきやがる。
僕のお金で寿司奢れと言いやがるのだ。
まんざらでもない僕を察知した嫁は、
“這ってでも”
”多少の体調不良なんてカンケーなく”
同席の確たる意図を表明して相席を名乗り出るのだ。

上澤を思う時、彼の誘いにやすやすとノル自分をどうも赦したくなる。
自分は何を思いながら諾としているのか。自分も考えてはいる。
誰かが言った。
デシベルだかラスカルだか誰か。

「人間は考える葦である」

そう。
僕だってそうだ。

上澤くん。次もお誘い待ってます。
その代わり

木林どつく。