嘘と正典

小川哲さんの本にハマって読んだ3作目。
形式はオムニバスのように、それぞれ短編で5話ほどで成り立っている。
マジシャンからナチスドイツ、共産主義と冷戦など、一見関係ないような話から、最後にひっくり返された。
この結末になるまで、あまり面白いとは思わなかったが、この人の書く小説は、やっぱりおもしろい。
話のどこかで、つながりや関係性がわかる瞬間があり、そこの面白さがどの作品を読んでも、やってくるところがすごいと思う。
他の作品も続けてみてみたい。

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