誰にでもできる恋愛 村上龍
恐らく雑誌などに掲載する短いエッセイをまとめた本。
恋愛について書かれたとは言っても、そこから経済の状況や、よく言われる最近の若者への評価など、話の広げ方が面白かった。
この著者くらい有名であれば、あまり過激なことは書かない方が得な気はするが、それでもあえて言うのは国や世界のあり方に対して、不満があるという表れだと思う。
周囲の空気や流れに流されない様に、と気をつけていても、気づいたら自分もその流れに乗っており
結果、後押ししていることがある。
この本を読んでいるとそんなことに気付かされる。
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