ユーチューバー 村上龍

村上龍に興味を持って、有名どころを読んでたどり着いた、最新作。

ユーチューバーになるという目的で会社を辞めた主人公が、小説家にインタビューをするこの本は、恐らく著者自身を書いている本なのだと思う。
エピソードの具体性や登場人物などが、過去の小説にてできた人物であったりすることから、軽い自叙伝的な感じなのかもしれない。
ネットの書評などは見てはいないが、読者の感想はくっきり分かれることになると思う。

この本の小説家、矢崎健介はデビュー作で芥川賞受賞など、著者自身とわかるように読者に提示してあり、自分目線で語るのは恥ずかしいから、この形で書いたのだと思う。
ちなみに、この矢崎健介は69の主人公と同じ名前にしてあるところが、著者自身の中でも特別な本なのだと言うことがわかる部分だった。

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