『有名な経営者』竹花貴騎から学ぶ成功習慣のこと
【はじめに】
今回は、成果を出すための「ルールを決める働き方」についてお話しします。南極を目指した2人の探検家の例が示すように、日々の行動に一貫したルールを持つことが大切です。イギリスのスコットが晴れの日だけ急いで進んだのに対し、ノルウェーのアムンセンは毎日決まった距離を進むルールを徹底し、全員無事に南極に到達しました。仕事も同じで、計画とルールに基づいた一貫性が成果をもたらします。
【本文】
何かをやろうとしても行動に移せない。それについて、ある日気がつきました。「これはやり方だな」と。
過去に多くの探検家がいました。唯一、その探検家たちが到達できなかった場所、それが南極地点でした。吹雪や雪崩など、多くの危険が潜む場所です。時は1911年、イギリスのロバート・スコットとノルウェーのアール・アムンセンという2人の探検家がいました。同じ時期に出発した2人ですが、アムンセンは全員無事に南極に到達しました。それはなぜか？まず、イギリスのスコットは吹雪の日は休み、晴れの日は部隊を急かして進んでいきました。一方、アムンセンは、吹雪の日でも晴れの日でも1日15マイルだけは必ず歩き続けました。そうです。出発前から自分の中でルールを決め、どんな状況でも1日15マイル進む。そして晴れていても15マイル以上は進まないというルールを作りました。結果として、アムンセンの部隊は1人の死者も出さずに南極地点に到達することができました。この話で何を言いたいかというと、仕事も全く同じだということです。とにかく朝から夜遅くまで寝ずに働くよりも、まず自分の中でルールを決め、それを守ること。それが成果をもたらす働き方です。
以前の記事でゴールキーパーの話をしました。サッカーのPKでは、ゴールキーパーが動かない方が、左右に飛ぶよりも7%多くボールを止められる可能性が高くなります。それと同じように、会社で「周りが仕事をしているから」「目標数字を達成していないから」といったバイアスによって無駄な動きをしてしまうことが多くなっています。しかし、やらないことも大切です。スポーツと同様に、試合終了の笛が鳴った後にゴールを決めても得点にはなりません。まずは時間をしっかり決め、それ以外のタスクは評価対象外にすることです。
また、そういった働き方や、上司であれば管理方法も重要です。これは、マネージャーにとっても管理の手間が減るので、楽になります。なぜなら、ルールを決めないと、管理に情が入ってしまうからです。例えば、「あいつは残業で頑張っているから、結果が出なくても優しく評価してあげよう」などと、ルールがないと正当な評価ができません。しかし、ルールを決めれば、どれだけ残業をしてもしなくても、結果だけで判断できるという正しい評価が可能になります。全員が同じルールの中で戦うからこそ、公平なマネジメントができ、その結果、管理が楽になります。これが最も重要なポイントです。しかし、そのためには、定量化した目標設定とタスク管理が必要です。
次に、朝の時間をしっかり使うことが重要です。これは、イスラエルの研究チームが裁判所の仮釈放審理について、1000件以上のケースを調査した結果からわかったことです。この調査結果によると、午前中の審理では65%以上が仮釈放の許可が出たのに対し、午後になるとそのレートが12%にまで下がりました。これは、人が意思決定をすることに疲れるためです。
これは筋トレと同じです。筋トレをすると筋肉が疲れるように、意思決定で脳を使うと脳も当然疲れます。例えば、デートをした時、「疲れたデート」と「疲れなかったデート」があります。その違いは何でしょうか。すでに行き先が決まっているデートは疲れにくいのです。一方、行き先が決まっていないデートでは、「どこに行く」「誰と何をする」といったことを決める必要があり、動いていないのに疲れます。これはスーパーでの買い物でも同じです。商品を選ぶという意思決定を繰り返すことで脳が疲れ、レジ横でついチョコやガムを手に取ってしまうことがあると思います。あれは、自分の意思で取っているわけではなく、疲れた脳が無意識に選んでいるのです。
【最後に】
成果を出すためには、自分やチームで「やること」「やらないこと」を明確にし、それを守ることが重要です。時間や評価基準を事前に決めておけば、無駄な動きや感情に流されず、公平で効率的な働き方ができます。朝の時間や意思決定疲れを意識し、メリハリを持って働くことで、結果を最大化できるでしょう。日々の業務でも「ルールに基づく働き方」を取り入れてみてください。
今回の記事も竹花貴騎さんのYouTubeチャンネルの内容を元にしています。彼はアウトプットの重要性を強調しており、インプット（知識を得ること）以上に、学んだことを実際に使う「アウトプット」が大切だと述べています。しかし、多くの人がインプットだけで満足し、行動に移さないのが現実です。私自身も以前はそうでした。
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クラスタに興味のある人は下記のURLから
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