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初心者必見!夫婦が資産運用をする前にやっておくべき家計改善マニュアル【アクション編】

こんにちは、節約お兄さんです。

インスタグラムで夫婦のお金の問題を解決する情報を発信しています。


前編では、家計改善をするにあたっての心得を解説しました(前編の記事はこちら)。


後編では"皆さんお待ちかね"、具体的な家計の改善アクションを10個ご用意しております。これを全部やるだけで、生涯で500~1,000万円は変わります。「ほんとに?」と思う方、ほんとです。

というのも、月3,000円浮かせることができ30年間継続して貯金することができた場合、1,080,000円のメリットがあります。もし家族で月15,000円削減することができれば、5,400,000円のメリットです。しかも固定費は一度見直すと継続的に効果のあるものがほとんど。無理に食費を減らしたり生ビールを発泡酒にして、といった"我慢"から捻出されるお金ではありません。

なので固定費を優先的に削減し、資産運用の原資にしてください。ちなみに月15,000円を年利5%で30年運用することができれば、運用金額は約12,500,000円となります(下記画像参照)。

スクリーンショット 2021-08-14 17.16.52

「引用:楽天証券 積立かんたんシミュレーション

これはあくまでも結果論でしかないので半信半疑でも構いません。ですが、原資である5,400,000円というのは「今すぐ」のアクションで掴み取ることができる可能性があります。

当記事は「初めてお金の勉強をする」といった方向けの情報です。「聞いたことある〜」といった内容が多いかもしれませんが、「全部やってるよ!」という方はかなり少数だと思います。チェックリスト的な形で使っていただいて、夫婦で「これはやった!これはやってない!」と1つずつ解消していくイメージで見ていただければ幸いです。

では、いきましょう!


改善アクション①携帯代の見直し

固定費削減の"キホン"と言われるほど浸透してきました。

月々8,000円支払っていた人が月3,000円になると、年間でも60,000円の削減効果があります。夫婦での見直しだと年間120,000円とかなりのインパクトがあります。10年間で軽自動車が買えるレベル。

2021年春からは3大キャリアの新プラン「ahamo」「povo」「LINEMO」が20GBで月3,000円ほどで契約できるようになったので、格安SIMのギガ使用量の物足りなさがカバーされました。

具体的な見直し方法をインスタグラムにまとめているので、こちらをどうぞ。

【削減効果】

約3,000~5,000円/月 

【携帯代見直し手順①~④(②~④はインスタへ)】


改善アクション②電気の見直し

2016年(平成28年)4月1日以降は、電気の小売業への参入が全面自由化され、家庭や商店も含む全ての消費者が、電力会社や料金メニューを自由に選択できるようになりました。
つまり、ライフスタイルや価値観に合わせ、電気の売り手やサービスを自由に選べるようになったのです。
引用:経済産業省 資源エネルギー庁「電力の小売全面自由化って何?」より

簡単に言うと、電力会社を選べるようになりました。電気の供給元は変わらずに電気代を支払う会社だけを切り替えるため、電気の質が悪くなると言う心配は全くありません。

削減効果は少ないですが、今後電気を使わないということは家に住む以上ありえないので、この機会に見直してみましょう。

【削減効果】

電気代の約3~5%(会社のキャンペーンにより1~2ヶ月無料といった特典も)

【見直し手順】

①変更する電力会社と電気料金プランを決める

②変更先の電力会社に新しい電気料金プランの契約を申し込む

③現在契約している電力会社へ電気の使用停止の連絡をする

(④スマートメーターへの取り替え)

出典:エネチェンジ「電気料金プランを変更する手順と〜」

【オススメサイト】

エネチェンジ(一括見直しサイト)


改善アクション③ガスの見直し

電力自由化の翌年にガスも自由化になりました。

こちらも電気と同じく、供給元は変わらずに支払い先が変わるだけなので、ガスの質が変わる心配はありません。

【削減効果】

電気代の2~3%

注意点として、自宅に床暖房がついている場合は切り替えない方が安いです。 → 大阪ガス「GAS得プラン」

【オススメサイト】

エネチェンジ(一括見直しサイト)


改善アクション④自動車保険の見直し

自動車を持っている人は絶対に加入しておいて欲しい任意の自動車保険。

車屋さんの知り合いから自動車保険を勧められ、そのまま任せっきりにしているパターンがよくあるのですが、「補償内容」を忘れいたり(そもそも理解していないことも)、無駄な特約がたくさんついている可能性があります。

また、自動車保険を契約する際には、

・対面で契約する代理店系

・ネットで契約するダイレクト系

があります。大まかに分けると、担当をつけるなら代理店系、安さを求めるならダイレクト系といったところでしょうか。

補償内容を見直すポイントとしては、

・対人対物は無制限

・車両保険は免責「10-10」に変更

・個人賠償責任保険、弁護士費用特約はつけておく

などですが、補償内容に関しては「いる」「いらない」が人によって異なります。もし補償内容が心配であれば近くの保険代理店へ相談することをオススメします。

また、「インズウェブ 」といわれる相見積もりサイトがあります。こちらは車検証や現在加入している保険内容をもとに、「どこの会社が安いか」を一括で見積もりしてくれるサイトです。メリットは見積もりが即日出ること、デメリットはお知らせメールがたくさん届くことです。「ああもうメール鬱陶しい!」となる人であれば、gmailで捨てアカウントを作って見積もるのが得策です。

【削減効果(代理店系からダイレクト系へ切り替えた場合)】

年間保険料の30~50%削減(ex.年間10万円であれば3~5万円の削減効果)


【インズウェブ(リンクが貼れなかったため、画像のみ掲載しています)】

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改善アクション⑤火災保険の見直し

住宅を購入した時に勧められるまま火災保険に加入し、まったく見直しをしたことがないという人は多いでしょう。また、途中で解約できないと思っている人もいるかもしれません。火災保険は、長期契約中であっても途中解約することができ、原則残りの年月分の保険料が戻ってきます。

こちらも内容については自動車保険と同じく、保険代理店へ相談されることをオススメします。また、インズウェブでも相見積もりは可能です。


改善アクション⑥生命保険の見直し

独身から夫婦に変わるタイミング、お子さんが生まれるタイミング、家を買うタイミングなどで必要な保障額が変わります。また、そもそも現在加入している保険が自身の目的に合っているかどうかも確認したいところです。

見直しについては主に4つのタイプがあります。

タイプ1)同じ掛け金で保障が手厚くなる(保険金額が大きくなるor保障範囲が広くなる)

タイプ2)同じ保障で掛け金が安くなる

タイプ3)加入しすぎているので、解約する

タイプ4)そもそも保障が足りないので、追加で契約する

注意点としては、心得④でもお伝えしたように保険料は下がるケースだけでなく上がるケースもあります。"絶対に"安くなると思わないようにしましょう。

節約お兄さんオススメの会社も載せておきます。本社は東京ですが、リモート面談により全国対応可能ですので、お子さんがまだ小さいご家庭でも気軽に相談できるのが魅力的です。もし「紹介して欲しい」という要望がありましたらインスタのDMなどでご連絡ください。

【節約お兄さんオススメの会社】

相談はこちらから↓


改善アクション⑦住宅ローンの見直し

人生で最も高い買い物と言われているマイホーム。購入される方のほとんどが住宅ローンを組みます。マイホームを購入している方にとってはローンを少しでも減らしたいところ。「超低金利」と呼ばれる今の時代に、借換えのブームがやってきています。

住宅ローンの借換えとは、新たな金融機関で住宅ローンを組みなおし、現在借りているローンを一括で返済することをいいます。借り換え前後の金利差を利用し、月々の返済や総支払額を抑えるといった方法です。

一般的に下記の3つの条件に当てはまれば、借り換えをするメリットがあるといわれております。

【借り換えでメリットの出る3つの条件】

①住宅ローンの残債があと10年以上残っている

②借入前後の金利差が1%以上

③ローン残高が1,000万円以上残っている

また最近では月々の返済や総支払額を抑えるメリットだけでなく、団体生命保険の保障を手厚くできるメリットも。死亡/高度障害だけでなくガンにも備えられるようなローンの組み方も可能です。

借り換えに関してはスムーズに行うことができれば1ヵ月ほどで完了します。乗り換えのガイドとして「auじぶん銀行」のサイトがすごく見やすいので、詳細は下記をご覧ください。


改善アクション⑧クレジットカードの見直し

「キャッシュレス」という言葉が普及してきた昨今。近くの飲食店でも「〇〇Payで〜」という言葉を耳にするのが当たり前になってきました。

クレジットカードやQRコード決済、モバイル決済など、財布から現金を出さなくてもレジを通せる時代。「財布を取り出す手間が減る」「財布が長持ちする」「ATMに並ばなくて済む」「ATM手数料がかからない」など、金銭面のコストだけでなく時間面のコストまで削ってくれるので、使わない手はないです。

キャッシュレスになること自体だけでもメリットはあるのですが、どうせならもう少し欲張りたいところ。以下の人はクレジットカードを見直すことでメリットが出せます。

・クレジットカードの年会費がかかるものを使わずに放置している
→すぐに解約

・クレジットカードのポイント還元がないものを使っている
→還元率が1.0パーセント以上のものを使うのがオススメ(楽天カード、YJカード、Visa LINE Payクレジットカード)

・年に1回以上飛行機に乗る
→マイルを貯めることによって、飛行機をタダに(SPGカード)

「還元率1%」というのは、100円の決済で1円分のポイントが還元されるということです。仮に還元率1%のクレジットカードで月10万円決済をしている人がいれば月1,000円分のポイントがゲットできます。年間だと炊飯器、10年間だとルンバ2台は買えます。

普段使っているカードから新しいカード切り替えるのは面倒ですが、面倒なことを早くやるから価値があります。機会損失をしないように、すぐに動きましょう。

【オススメのクレジットカード(アフィリではありません)】

①楽天カード

②YJカード


改善アクション⑨ふるさと納税

「聞いたことがあるけど、よくわからないからやってない」という人へ。

もし仮に、タダで美味しいお米やお肉が手に入ったらどうですか?

心の中で「嬉しい」と答えた方は今年からチャレンジしてみましょう。

ふるさと納税に関しては理屈で説明するよりも体験していただく方が早いと思うので、なるべく簡単に説明します。

ひとことで言うと、「実質2,000円で地方の特産物がゲットできる」仕組みです。この実質2,000円の"実質"とは、「10,000円を先に支払い、元々支払う予定だった税金(所得税、住民税)が8,000円が還元される」という意味です。10,000円払っても実質2,000円、20,000円払っても実質2,000円、50,000円払っても実質2,000円になります。

注意点として、税金が引かれる限界があるので、下記のシミュレーションを行ってみてください(色んなシミュレーションサイトがありますが、個人的に使ってみて分かりやすかった「ふるさとチョイス」のURLを貼っておきます)。


改善アクション⑩フリマアプリの活用

結論からお伝えすると、このスキルを身につけるとバルミューダが実質70%オフで買えるようになります。

内容としては「売ることを考えて購入する」といったものです。

プロセスとしては、①〜③の流れで行います。

①どこのECサイトで買えば安いかをリサーチする

②メルカリで「中古」での売値をリサーチする

③いらなくなったらメルカリで売却する

バルミューダはリセールバリューが高いため、実質50~70%オフという数字を出せますが、他のブランドでも実質30%オフは出来ます。

これを普段色んな人に説明するのですが、「そんなんめんどくさい!」と思ってリサイクルショップに行く人がいます。リサイクルショップに行ってみると分かるのですが、長蛇の列に並んで買取査定を待ち、「いざ買取」となれば雀の涙の金額しか返ってきません。それこそ「The 時間の無駄」です。

おうちで自分で写真を撮って、ちょっとだけ文章を書いて、売れるのを待つ方が時間は圧倒的に早いですし、高くで売れます。やったことがない人は是非チャレンジしてみてください。


おわりに

いかがだったでしょうか。

読んでみて、今すぐにできることはありましたか?

今回のタイトルですが、「家計改善ノウハウ」か「家計改善アクション」の2つどちらかに悩みました。が、実際に行動してもらいたいという想いを込めて「家計改善アクション」に決めました。行動することで効果が発揮できますからね。

今回お伝えした家計改善の10個を徹底的にやるでもよし、得た知識をSNSでアウトプットするのもよし、何かしらの学びを持って帰ってもらえれば幸いです。


では!



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