志賀玲太

YouTubeチャンネル「QuizKnock」のディレクター。日記やエッセイ、短歌など。 ■QuizKnockで書いた記事→https://web.quizknock.com/author/shiga

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  • ショートエッセイ

    そんなに長くないエッセイです。昔のことも、今のことも。

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    日記です。日記ですが、不定期の更新です。

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    短歌や、詩など。過去に発表したもののまとめも。

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志賀玲太:プロフィールやこれまでの活動について

■プロフィール東京都出身、東京藝術大学美術学部芸術学科を卒業。クイズ王・伊沢拓司率いる東大発の知識集団「QuizKnock」に2017年6月より加入し、現在はWebメディア「QuizKnock」の編集者・ライターとして活動中。他、短歌やエッセイを中心とした文筆活動や、メディア出演など。語ること、書くことが好きです。 ■Twitter(X)リンク■主な過去の活動や仕事、作品など(一部抜粋)QuizKnock:YouTube QuizKnock:ゲーム実況 QuizKnoc

    • いつか裸身で吊られることを

      ストリップを観るために、劇場へとよく足を運ぶ。 ストリップといえば舞台上で踊り子さんが音楽に合わせて服を脱いでいき、観客に裸を見せるショーのことだ。「昭和の娯楽」「卑猥」「アングラカルチャー」……そんなイメージを持つ人も少なくないとは思うし、一時は観客数も低迷していたと聞く。それでもいまだに都内だけでも5つの劇場が営業を続けていて、ここ数年は性別問わず訪れる日人も増えて推し活ならぬ「スト活」なる言葉も生まれているらしい。自分も、そんな流行……というか波をきっかけに劇場を訪れ

      • 0/50,000

        QuizKnockのフォロワークラブ「schole(スコレー)」では、会員向けに限定動画やラジオ、メンバーブログなどのオリジナルコンテンツを定期的に配信している。その中でも「TOMOE」は、YouTubeでは普段行わないようなシンプルかつ"ガチ"のクイズ勝負を見せる企画だ。各回3人が登板する「三つ巴」の戦いを、現在は4チームに分かれたリーグ戦の形で行っている。 チームREDのメンバーとして、意気込んで出場したのが先日公開された第6戦。結果は、伊沢さんと福良さんを相手に1ポイ

        • 業務スーパー行進曲

          生きるためには食べる必要がある。 でも食べるだとか寝るだとか、そんな当たり前すらも放り投げてしまいそうになることだってある。私たちの周りには、こんなにも生活を満たしてくれるもので溢れているはずなのに。 今から数年前のこと。2度目の留年が決まった大学生であるところの私は、ほとんど引きこもりのような生活を送っていた。続くコロナ禍に、日々届く感染者数増加のニュースと世間の動乱の様。そもそも外出が望ましくない行為とされていた頃ではあるけれど、それに伴って残る単位を取得するための大

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          アラサー男性、ゴスロリを買う

          最近ゴスロリを買った。 スカートとレイヤードスタイル用のエプロンドレスをMIHO MATSUDA、大きめのサイズが欲しかったのでブラウスをRonRonの通販、ヘッドドレスをALICE and the PIRATESでお迎えした。パニエだったりコルセットだったり揃えたいものはまだまだあるけれど、ひとまずはそれっぽい感じで一式着られるようになった。 ずっとゴスロリを、原宿らしい素敵な服を着たいと思っていた。 原宿カルチャーに興味を持つようになったきっかけは、中学生のときに出

          アラサー男性、ゴスロリを買う

          五百の階段 日記-20240616

          ・ここ数ヶ月、細々とクイズの勉強を続けている。 ・クイズの勉強といっても特別なことはなく、暗記アプリを使って英単語を覚えるように問題とそれに対応する答えを繰り返し覚え、頭に詰め込んでいく作業のようなものだ。時々どうしても頭に入ってくれない単語があって、そういうときは漢字ドリルよろしく書き取りをしたりもする。昨日は「尊富士弥輝也」とコピー用紙に書きまくった。 ・私はこの勉強のために「Anki」というアプリを常用しているのだけど、これはずっと前に導入したクイズのデッキたち(大

          五百の階段 日記-20240616

          5歩目の次は 日記-20240522

          ・先月、28歳の誕生日を迎えた。完全数の歳になるのは次回は496歳のことなので、この歳は極めて美しい1年として噛み締めて過ごさなければならない。そしていつの間にかXのフォロワーも5万人を超えていた。嬉しい。本当に、皆さんありがとうございます。 ・「5万人のフォロワー」という数字の大きさに、まだピンと来ていない自分がいる。職業柄、というか自分のいる場所の関係で周囲にはいわゆる「インフルエンサー」と呼ばれるような、数十万人のフォロワーを持つような人たちも多くいる。それに比べれば

          5歩目の次は 日記-20240522

          病葉

          ✳︎ ひさしぶりに薬を飲み始めた。青と白のカプセルで、おもちゃみたいな見た目の薬だ。病院で処方されるこの薬を飲むと、私の生活に「朝」が生まれる。 生まれつき私の頭の中を流れる時間と、他人の頭の中を流れる時間とはどうやらその速度が違うようだった。私の時間の方がよりスローにというか、あるいは時に早くなったり遅くなったりと、脈絡のない流れ方をするみたいだった。人と違う時計を持っている私はこの社会において「間違ってしまっている」側であるらしいことは、ある程度大きくなってから知った

          雪上に言いたいことを並べて

          私はあなたに生きていてほしいと思っている。 あなたとは私の家族であり、親しい友人たちであり、同時に顔も声も知らない画面の前のあなただ。あるいは私とは共通の言語もなく、この後交わることもないだろう生活の中に過ごしているあなただ。 生きていてほしい。結局、自分が他者に向けて言いたいことはそれ以上ないのではないのかと、そんな気さえする。あなたの明日の生活ばかりか今日の食事も仕事も、一時の笑顔だって保証してやれない私であって、無責任なことを言い、ぶつけているのだということはわかっ

          雪上に言いたいことを並べて

          愛でいたいよな 日記-20231227

          ・「QuizKnockと学ぼう」チャンネルで、企画作りに関わった新シリーズの動画が公開された。題して「名文推測バトル」。名作文学の一節を、穴埋めクイズの形で自分で書いてみるという企画だ。 ・「学ぼう」では以前「読書会LIVE」という企画をやっていて、今回のシリーズはそのリニューアル版、という形になる。読書や本に絡めた企画はやはり続けたいと、河村さんが発起人になってくれた。 ・多くの人と一緒に一冊の本の精読ができる、以前の形式も大事なものだと思っている。出演者としても参加す

          愛でいたいよな 日記-20231227

          やっぱコイツ強ぇわ もうダメだ 強い 日記-20231215

          ・昨日は色々な情報が出た日だった。フォロワークラブ「schole(スコレー)」の開設に、ノブとこうちゃんのQuizKnock卒業発表。私としても、どの話にどう触れていいか難しいところもある。 ・卒業は、正直悲しい。特にこうちゃんは学生時代TQC(東京大学クイズ研究会)で同じ代でもあり、QuizKnockにもライターとして同じタイミングでで入った、「同期」と言っていい存在だ。だからこそ、これからも一緒に活動できたらと、そう思ってもいた。一方で今回の決断が、こうちゃん自身がずっ

          やっぱコイツ強ぇわ もうダメだ 強い 日記-20231215

          【朗読】萩原朔太郎『月に吠える』より「序」

          萩原朔太郎『月に吠える』より「序」 青空文庫:https://www.aozora.gr.jp/cards/000067/files/859_21656.html

          【朗読】萩原朔太郎『月に吠える』より「序」

          【朗読】萩原朔太郎『月に吠える』より「序」

          落ちながら笑う

          美醜について、ずいぶん苛烈な価値観に振り回される世の中になってしまったなと思う。 誰もが自分らしく、なんていうのはほぼ建前みたいなもので、TikTokにInstagram……SNSを開けば「美しさ」にまつわる強大で支配的なひとつの価値基準が巣食っていて、みんなそれに適応することばかりが求められている。 日が経つにつれてその基準はより強固になっていくばっかりで、みんなうっすらどこかおかしいなと思いつつも、人に承認され、避けられたくない一心で「可愛く」「綺麗に」なろうとする。

          落ちながら笑う

          仕事の話と全肯定の贄 日記-20230916

          ・動画に出ています。 ・最近ちらほらと動画に出演しているような気がするけれど、これは少し前にまとめて撮ったものが、今順々に公開されているからだった。「撮り溜め」が多いからこそ、こういうラグはうちではよくある。この収録日は多くのメンバーが集まれたのをいいことに、他にもまだ動画を撮っていた。そちらも公開を楽しみにしていてくれたら嬉しい。 ・QuizKnockは「撮り溜め系YouTuber」であると、よく自嘲的に言ってみたりする。もこもこのふわふわで、明らかに冬物だろうという服

          仕事の話と全肯定の贄 日記-20230916

          人の口は同じ形に開き、やがて

          SNSを長いこと見ていると、同じ話ばかりが繰り返されるような光景にどうしても目が行くようになってしまう。 X(旧Twitter、この言い方にも慣れる気配がない)はきっと最たる例で、職場や上司の愚痴、生き辛さを解消するためのライフハック、くすっと笑えるようなネタ画像にコピペ……その話のどれもが、いつかどこかで見たようなものに思えて仕方がないことがある。 「Twitterでの話題は3-4年で一周する」みたいなことを誰かが言っていたような気もするけれど、本当にその通りなのかもし

          人の口は同じ形に開き、やがて

          私の「好きなもの百裂拳」

          自分の好きなものを、熱量やジャンルなど気にせずとにかく100個言う「好きなもの百裂拳」をやりました。 私の好きなもの100 1.戦後から現代にかけての美術 2.ビル・エヴァンス『Waltz for Debby』 3.超絶最かわ天使ちゃん 4.TikTokで流れてくる地雷系ファッション 5.オリーブオイル 6.すき家のまぜのっけ朝食 7.歌舞伎町のいくら呼んでも店員が来ない焼肉屋(激安) 8.アンジュ・カトリーナさんの声 9.健屋花那さんの生き様 10.ジ

          私の「好きなもの百裂拳」