ハンディ扇風機のこと
2019年7月31日
https://www.amazon.co.jp/PRISMATE-%E3%83%97%E3%83%AA%E3%82%BA%E3%83%A1%E3%82%A4%E3%83%88-%E3%83%8F%E3%83%B3%E3%83%87%E3%82%A3-%E3%82%A2%E3%83%AD%E3%83%9E%E3%83%88%E3%83%AC%E3%83%BC%E4%BB%98-PR-F015/dp/B079YMN7WQ?ref_=bl_dp_s_web_2975884051
おい、みんな、俺史上初めてのアフェリエイト案件だ。このハンディ扇風機買えよ。AMAZONでたった 2,138円 でスゲーいいから。買わない奴、はっきり言ってアホだろ。それか、どケチかど貧乏。でも実はアフェリエイトの方法知らないから、お前らが買っても、俺の元には1円も入らない。やっぱり買わなくていいや。
なんか、すっかり、やさぐれカバの口調が板についてしまって、のっけから、読んでいただいている方にケンカ売ってるようになってしまって、誠に申し訳ない。今回の話題は、これまでとは打って変わって、ディスリとかではなくて、心が温まるような(クソ暑いのにこれ以上暑くすんな!)いい話のはずなんだ。頑張るから、もうちょっとだけ付き合ってくれ。
冒頭のハンディ扇風機はさ、最近行き始めた、矢沢永吉ファンのおかしなおやじと、スゲー気が利いて、愛想が良くて、利発な(理髪店だけに)奥さんの2人でやってる床屋で教えてもらったものなんだ。この間の日曜日もスゲー暑かったからさ、奥さんが自分のハンディ扇風機を、汗だくになって店にやって来た俺に、おやじが俺の髪を刈ってる間中貸してくれたんだよ。はっきり言ってハンディ扇風機がこんなにいいもんだとは思わなかったな。店は冷房がよく効いてたけど、それでも炎天下の外から来るとしばらくは汗がひかないもんだ。でもこの扇風機使うと、スーっと汗がひいて行って、気持ちいいのなんの。特に床屋ではカッパみたいな上っ張り着させられて、中が蒸れて結構暑いんだけど、この扇風機を上っ張りの中で使うと、実に快適になるんだなー。だから買わない奴は本当に逆立ちしたカバだぞ。
いや違う。言いたいことはそうじゃなくて、扇風機以上に感心したのが、この奥さんの、客である俺に対するホスピタリティと素晴らしいトークなんだ。彼女がそれらを発揮したのは、扇風機に関してだけじゃないんだ。例えば、俺は奥さんに、自分の母親がクーラーつけるのケチるから熱中症が心配だって言ったんだよ。そしたら奥さんは以下のことを教えてくれた。年寄りってのは、暑さや、自分の体に水分が足りてないってことを感じるセンサーが鈍ってる。だから年寄の熱中症を予防するためには、本人の体感に頼るのではなくて、熱中症計というものを置いて、自分が熱中症になりやすい環境にいることを視覚で確認することが有効だ。それから水分を補給するだけではなく、同時に塩分とミネラルも補給することが必要。そう言って、おれに塩分・ミネラルが補給できるサプリメントをいくつかくれた。これは店を訪れる客全員に手渡すために常備してるそうだ。
どうだい、一流ホテルのコンシェルジェも真っ青じゃないか。しかもこれらの説明を実にうまく、懇切丁寧にやってくれるんだ。聞けば、昔カネボウ化粧品の販売員をやっていたそうで、トークはそこで鍛えられたんだとか。きっと優秀な販売員だったんだろうな。でもこの奥さんのホスピタリティは、奥さんのもともとの人間性から出ているもんだと俺は思う。きっとこの奥さんは、店に来る客に対してだけじゃなくて、自分が関わる全ての人に、こんな風にホスピタリティを発揮する人なんじゃないかと思ったんだ。店の経営のためだけだったら、こんなに豊富に情報を蓄えられないと思うんだな。この奥さんはいつも人のために役立ちたいと思っていて、そのための情報にアンテナを張っているからできてると思うんだ。素晴らしいことじゃないか。どうりで、寒いギャグ連発する変なおやじだけど、いつも楽しそうで幸せそうにしている訳だ。うらやましいぜ(しかし、奥さんに逃げられた時点で、店もおやじの人生も破綻するであろうことは火を見るよりも明らかだな。俺は経験者だからよーく分かるぞ)。
そして、床屋から戻った俺は、さっそく奥さんに教えてもらった、ハンディ扇風機と熱中症計、それに塩分・ミネラル補給サプリメントをAMAZONで注文したのは言うまでもない。
さて、場面は一転して今日の昼間、俺はバスに乗っていた。俺は二人がけの席の片方に座ってたんだけど、もう片方に中高年のご婦人が乗ってきて、俺に「暑いので扇子を使ってもいいですか」と聞いてきた。随分丁寧なご婦人だなーと思って「もちろんです。どうぞどうぞ」と答えたんだけど、びっくりしたのは、その次の俺自身の行動なんだ。かばんから届いたばかりのハンディ扇風機を取り出して、「これすごくいいんですよ。使ってみませんか」と言って、そのご婦人に差し出したんだ。使ってみたご婦人は、俺が床屋でしたのと同じように、しきりにその良さに感激していた。「通販で買ったんですけどね、2000円ちょっとで買えたんですよ。家の近所の床屋で教えてもらって、、」まるで、床屋の奥さんが俺に乗り移ったかのようだった。自分はそんな愛想のいい人間じゃないし、会ったばかりの他人にそんな風に自分から親切のアプローチかけるなんて過去にも記憶にない。良い行いって伝染するんだなーって思った。それとも、今朝も会ってきた、俺のエンジェルに魔法をかけられたのかな。