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染め直すという蘇らせ方

グレーが好き。
白黒ハッキリさせるのもいいけど、グレーゾーンも好き。

小学校の美術の絵の時間、
絵を描く気がさらさらない私の隣の子が
絵の具を色々混ぜて遊んでた。その子が混ぜると全部黒になってた。

面白い。

わたしもやってみた。
でも私はグレーになるのだ。なかなか黒にはならない。

会社で働いてた時に、色出しという、パントーンの中から洋服の色を決める作業が好きだった。

ベーシックカラーである、白、黒、茶色、ベージュ、に
どうしてもグレーをねじ込みたい私と、そんな色いらねーよと阻止しようとする上司。時には黒は要らないけどチャコールグレーは要るといったら、ええええ黒やんないの?馬鹿じゃないの?と言われてみたり。

グレーに縁がある女。

shifukuの古着をグレーに染めてみた。


良い色だなー。


↑これはもともとオレンジだった。


↑この二つは色が抜けてたのがしっかり入って新品みたいになった。


すごいなー染め屋さんて。

色の調合とか
プレスの感じとか
加工する人の特徴がモロにでる。

ビシっとバシっと美しいプロの技で
生まれ変わった服たち。
ビフォーを撮っとけばよかったなー。


サスティナブルが先行することほどカッコ悪いことはないと思っている。こだわりすぎるとだいたいよくわからない方向に行くことが多いから。

自分にとって必要なものは、
誰かに言われなくても大切に扱う。 
なるべく長く使うよう工夫する。

大切にしたい物と生きて行く。
大切にしたい物がたっくさんある。

人の手を介すると古くなるだけだと思ってたけど
人の手を介して蘇ることもあるんだなあ。

#たまプラーザ #なにやだろ#染め直し#洋服屋#雑貨屋#古いもの







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