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エクセルのVBAすら出来ない人が仕事を語るのは、w?

講演はしないんですが、昨日飲み友達だった仲のよい経営者に依頼されてzoomで勉強会をしました。

それで、人事制度の話をして欲しいと言われたんでしゃべりまくりました。

SHIFTは強烈な施策なんでちょっとシーンってしちゃったんですが、まあご愛嬌ということで、w。

ちゃんとお礼は言ってもらいましたが、ドン引きしているのが画面からでも伝わってきました。

なんで講演したくないんですよね、本当のことを言うと、みんな辛くて目を背けるから。講演すればするほど、なぜか僕が嫌われるイメージしかしなくて、w。

さて、話は変わって、ふと朝思ったんですが、なんでそんなに人をいっぱい雇っても心配ないのかなって。

それは、仕組み化していると言えばそれで終わりなんですが、新卒のサラリーマンの頃から、どうにかサボりたいといつも思ってました。

一度やった仕事を、なんで二度もやらないといけないのか。

コンサルタントなんで、お客さんに、あーだ、こーだと一生懸命説明をして、こっちは真剣に考えているので、全くもって間違ってないんですが、お客さんの思考がついてこれないから、念仏を唱えるようにいつもお経を読んでいる感じでした、w。

だから、コンサルティング業に飽きたってのもありますが、いずれにしても、同じことを二度手間でやるのがとっても嫌いでした。

なので、議事録をとる際は、フォーマットをびっちり決めてて、アジェンダと会議に出る意思決定者と、その会議でのゴールを明確にして、司会進行するんですが、そのゴールを穴埋めできるように、ファシリテートしていました。

そして、会議が終わった瞬間に議事録送信(会議が終わって、議事録を整理している新卒のアナタ、それは仕事が出来ない人です。そして、会議で聞き漏らしたことがあると言って、後から上司に聞きに行くとか、マジで痛いです)。

それから、VBA(2000年初頭だったんで許してください)という魔法を手に入れてからは、すべてをVBA化してました。

いきすぎた結果、関数で表現できるものをすべてVBA。

パワーポイントでの報告資料づくりもすべてVBA。

WordをVBAにしようとしましたが、あれは相性が悪かった。

さらに、いきすぎて、出退勤もすべて全自動(Windowsの常駐アプリで、時間になったらマクロが走って、勝手に出退勤を押してました、今で言うRPAですね)。

さらに、僕はコンサルタントだったんですが、コンサルティングのキックオフの日には最後の終了報告を書き終えてました。

つまり、3ヶ月とか6ヶ月のプロジェクトはすべて頭で想像して、登場人物、プロジェクトの課題、起こりうる問題、技術的ブレークスルー、工数、スケジュールをすべて、パワーポイントに書き出しておくんです。

理由は、コンサルティングってのは、当たりもハズレもあると言うのが当時はあって、プロジェクトの最後にいいものができなくて、結果お客さんが失望して終わるか、こちらがお客さんに怒られないように、出来合いの調査資料とか、実験とかやったものを体裁よく整える資料づくりが横行して、プロジェクト報告会の時の前日はほとんどが徹夜をさせられていたからです。

僕は、新卒2年目までは徹夜を毎日してましたが、それが嫌で、ふと思って攻めに出よう(先日のブログ)と思って、ゴールを決めておけばいいんだと、西遊記のお釈迦様のように、コンサル部隊の常務も、お客さんも手のひらで遊ばせておけばいいんだと気づいたんですね。

その結果、それで、プロジェクトの資料はやる前からできてますから、そのプロジェクト期間で何をするかというと、単なる進捗確認だけ。

朝行って、どう?

夕方行って、どう?

これだけです。

20代の頃、部下は30人程度いましたが、全員VBAを使いこなしてました。

だって、新卒の会社は、同期が80人入っても、半分以上は東大の博士を出ている子達ですから、基本頭はいい。

でも、コミュニケーション能力がめっぽう弱いのと、そもそも自分で考える能力が低いので、コンサルタントに合わないんですよね。

でも、彼らは高級電卓のように単一機能では優秀だと。

なので、VBAだけやっとけと。

当然、僕のプロジェクトだけ、報告会最終日の夜、常務(コンサルティング部隊の鬼軍曹)に夜中22時に資料をひっくり返されて、徹夜させられることはなくなり、とうとう、社長も常務も、僕には意見を言わなくなり、僕が辞める最後の20億円くらいのコンサルプロジェクトに至っては、最終報告は資料でのプレゼンではなくて、動画をつくって、流行ってたハイドアウトプロジェクトの

Nujabes - Don't Even try it feat Funky DL .

で、ヒップホップをお客さんの社長以下40人に聞かせて終わるってことまでしてました。

これは、3次元の金型の自動化工場をつくったと言っても、誰も分厚い報告資料を読みたいと思わないと考えたからです。

それから、僕のコンサルティング部隊では、動画でプロジェクト報告するというのが主流になりました。

2004年の出来事です。

言いたいのは、武器(VBA)をもたずして、どう普通の兵士(コンサルタント)が戦うのかと。

それを、徹底的に考えた結果、高級電子計算機という活躍の場を見つけたんですよね。

SHIFTも、最初テスト事業をつくった段階から、人を雇うのが怖くて怖くて。

それで、人を雇うなら優秀な人がいいなと。優秀の定義はその事業にあった人材という意味です(決して、IQが高いという話ではないです)。

結果、その事業をやる前から、CAT検定をつくり、給与で文句を言われたくなかったので、ログインして操作したら5円とか、不具合を見つけたら200円とか、値段を決めていました。

それで、リアルタイムに給与を公開して、リアルタイムに給与が決まっていく。だから自己責任。

そうすれば、とりあえず給与交渉はされない。

そして、優秀な人を雇っているので、安心して任せられる。

それでダメだったら、仕組みが悪い(つまり僕)ということで、その仕組みをいじる。

それから、人を雇うときには、スペックを決めて、そのスペックを満たすかどうかで採用を決めています。

それがあるから、SHIFTが年間2,500人採用しようが、まったく困りません。

膨大にマーケットはあるんで。

もっというと、僕が面接して入る人は役員くらいですから、やることは会議くらい。

その会議も、実は意思決定なんて3分くらいでできるので、50分くらいは無駄話。

その無駄話のなかに、発見できる新しいアイデアが生まれる。

意思決定だけする会議を1時間とかやるのは合議制のはじまりで、大企業になる兆しだと思います。

いずれにしても、多くのビジネスマンは、VBAという最低限の武器をもつべきで、そのVBAを書こうとしたら、自然と業務をシンプルに、つまり標準化していかないとソースコードを書けないので、自然と仕事がスマートにできる人間になります。

みなさん、VBAくらいは書きましょうね。

あと、そのVBAのソースコードで、その人の頭のなかの整理度合いがわかります。


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