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下請けがなくなれば、エンジニアは増えて国益になる

とある首相の新しい資本主義、中間層の給与を大幅に伸ばすと

会社に置き換えると、本質的な構造を変えないのに、「中間管理職の給与を大幅に伸ばします」という会社に、投資家が投資するわけない。

外貨を稼げって感じ。

SHIFTは、B to B to C。または、B to C。

我々の先にあるお客さんが外貨を稼ぎやすくするように後方支援。

7次受けまで多重下請けがあって、平均3次受けだとして、150万円の単価が70万円で下請けがやる業界、平均80万円抜かれているとすると53%は中抜きになっている。

15.5兆円のマーケットで、ソフトウェアだけで8兆円あるとしたら、中抜きをなくすだけで4兆円もの仕事が生まれる、今の需要で。

8兆円を100万人で割るとおおよその単価が67万円なんで、そんなもんでしょう。

多重下請けが無くなれば、33万人の新しい需要が生まれますよ。

これは単価が同じって前提ですが、これが少ない人数でやるとしたら、単純に単価は倍の130万円位まで上がります。みんな給与が倍になってハッピー。

しかし、DXを基幹産業だと思った時に、100万人のエンジニアは少なすぎるし、下請け構造を無くして、単価が上がらない前提での130万人も少ない。さらに単価が倍に増えて60万人位で効率良くやっても基幹産業の生産人口とは違う

日本の基幹産業は自動車、建築、これが生産人口が多い。つまり400万人。

DXも400万人必要だって話。

シフトがやらないといけないのは、多重下請けを無くすのもさることながら、DXに関わる人はプログラミングしないといけないと思っている固定概念に、エクセルでもいい、VBAでもいい、今日から出来る仕事を作ることも、同時にやらないといけない。

それが国内需要だけなんで、外貨を稼ぐDXをやるようになると、もっともっとエンジニアは増えて国益になる。

アメリカのエンジニアは年収2400万円、日本のエンジニアは600万円、4倍も違う。さらにそれが円安。

悲しいかな、まずはオフショア国として日本のきめ細やかなエンジニアリソースを海外で展開する。さらに、日本で作られたソフトウェア製品は安くて品質が良い。世界から見たらユニクロ、ニトリ、アイリスオーヤマ。世界で売れるのは自動車、家電だけだと思わない方がいい。

日本人が作ったDXは、売れるはずと思って取り組まないといけないと、これだけのアービトラージがある中で改めて気付いた。

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