囲碁 野狐9段への道4

野狐4段での対局第1局
互先で僕が白でした。


結果は白番の僕の中押し勝ちでした。
序盤は有利に打ち進めていたつもりだったんですが、中盤とんでもなくあまい手があったり、後半に中央で思わぬ戦いになったりしてどちらが勝つか分からない碁になってしまいました。


実戦図

右下で定石が分からなかったので自分のセンスを信じて打ってみました。この分かれは、黒の実利が30目くらいできてしまいましたが、白が先手で厚みを作れたので、個人的には悪くはないのかなと思っていました。(AIにかけてみたところ、黒33の時点で白の勝率35%で白が少し悪い分かれでした(笑))


実戦図

白66の時点では、黒だらけのところで、右上の白がかなり安定して、黒に3線で辺を囲わせられたので、そこそこ成功したと思いました。(AIによると、白の勝率29%でした(笑))


実戦図

黒に69、71と連打された右上の白がかなり不安定にはなりましたが、まだ中央に頭は出せているし、大場に2回打てたので、少し得したんじゃないかなと思いました。(AIによればこのあたりで五分五分になりました)
ただ、大場2回でどこに打てばよかったのかはちょっと微妙な所です。もしかしたら、白70でハサミの方が下辺との絡みでよかったのかもしれません。


実戦図

白98が厳しいようで甘い手だったような気がします。というのも黒99のハネが先手であまりにも大きすぎました。ここでだいぶ難しい碁になった気がします。(AIによれば黒99で白の勝率が15%くらい落ちました。ちなみに次の白100も悪手で、左上の黒を攻めたほうが良かったようです。)


検討図

白98はしっかり伸びてこのように下辺の模様を大きくしていく打ち方が一番わかりやすく勝てる打ち方だったと思います。


実戦図

左辺の黒は運よく目を奪うことに成功しましたが、中央の白が分断されて攻め合いになってしまいました。

実戦図

なんとか2眼つくることに成功しましたが、下辺がだいぶ削られそうで、地合いも少し油断できないかんじになってしまいました。

あとでAIにかけて知ったのですが、実は左上の白には手があるようです。


検討図

黒は切りから絞って手数を伸ばせば要石を取ることができました。そんなに難しくないのになぜかお互い見損じていました。こんなところを見損じるから降格するのでしょう。


実戦図

ただ、相手が形勢白よしとみて投了して白の中押し勝ちとなりました。実際10目くらいは白がよさそうです。
なお、白182は読み間違いの悪手で、単に183と押さえて大丈夫でした。
また、左下は単に白186と切り取りましたが、

検討図

白186から192を利かした後に切り取れば先手でした。

今回の碁は自分の形勢判断や読みがまだまだなんだなと痛感させられました。とはいえまずは一勝できたことを素直に喜びたいと思います。

閲覧ありがとうございました。


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