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独身で無趣味だと胡散臭いFIRE(経済的自立→早期リタイア)も目指すことなく達成しちゃう話

こんにちは、しちゃうおじさん(以下「しちゃおじ」)です。

皆様は、4/29(金)〜5/8(日)のGW(ゴールデンウィーク)10連休は、どの様にお過ごしになられましたでしょうか?

「しちゃおじ」は、5/1(日)に4月度の「月間運用データ報告記事」を投稿した後、しばらくの間noteの記事から離れて、今後の人生設計をじっくりと見直しておりました。

※noteを離れている間にも、複数のクリエイターさんが「しちゃおじ」の記事をご紹介いただいたり有料記事をご購入いただいたりしまして、大変に光栄ですし嬉しく思います。

巷では、FIRE(Financial Independence, Retire Early)が流行っていて、経済的自立による早期リタイアを目標にがんばっている方をたくさん見かけますが、「しちゃおじ」自身は仕事に夢中になっていた30代のうちにいつの間にかFIREの条件を満たしておりました。

このFIREについてはあまり詳しくはないのですが、つまりは「労働収入」ではなく「投資収益」によって生活費が賄えるようになった状態をFIREの達成としているようです。

例えば、「全世界株式インデックスファンド」による想定利回りを(控えめの)年利4%と仮定した場合、評価額1億円の「全世界株式インデックスファンド」を保有していることで100,000,000円×4%=4,000,000円の年間含み益が生じてきます。

この含み益である400万円分を売却(利確)することで、株式の譲渡益にかかる税金812,600円(税率20.315%)を差し引いた3,187,400円が不労所得として手元に残ります。

つまり、日本で生きていくための年間支出が318万円以下に収まっていれば、1億円の元手を1円も減らすことなく、半永久的に働かずとも生活していくことが可能になります。

FIREのための金融資産・実物資産は、生きていくために必要な年間支出から逆算されますので、「しちゃおじ」のように独身で贅沢品に興味がなく、物欲も趣味もないような所謂ミニマリストの場合は、これといって難しいこともなく、FIREを達成してしまいます。

「しちゃおじ」がまだ高校生の頃は定期預金の金利が6%もあったので、『宝くじで1億円が当たったら全額を定期預金にして毎年利息の600万円で生きていけね?』と友達と夢を語ったりしたものですが、今となって思い返してみるとこれがFIREの考え方ですよね。

『自分が働かなくとも資産運用によって自動的にお金が生み出されるので、あなたは自由に好きなことだけやって生きていけます!FIREサイコー!』とテンション高く言われてしまうと魅力的に聞こえてしまうのかも知れませんが、それはあなたが毎日「本当はしたくもない労働をお金のために(生活費のために)仕方がなくしているから」でしょう。

「しちゃおじ」は一人旅が好きなので、法人を経営したまま賃貸マンションを引き払って全国各地、及び海外を数年間ほど自由気ままに“ぶらぶら”と放浪していたことがありますが、どこへ行っていても必ずノートパコソンを携帯して何かしらの仕事をしていました。

なぜなら、“ぶらぶら”としているだけでは気分転換にはなりますが暇で物足りないですし、そもそも仕事というものが苦痛どころか、やりがいや歓喜があって面白いからです。

ですので、もしFIREが「仕事をせずに遊んで暮らしていける」のような意味であった場合、「しちゃおじ」の場合は日々の生き甲斐を無くしてしまうことになってしまいます。

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FIRE(ファイア)に興味はないけれど...

このように個人的にはFIREに興味を惹かれないのですが、せっかく稼いだお金をゼロ金利の銀行に預金しているだけでは、インフレや円安によって実質的な価値が目減りしていってしまいますので資産運用というか投資はしています。

「投資はしています。」とカンタンに言ってしまいましたが、個人的にこれが苦手です。

お金を稼ぐことは大変なことですが、稼いだお金を守ることや稼いだお金を有効に使っていくことはさらに大変なことであり、とても難しいと「しちゃおじ」は考えています。

「宝くじ高額当選者」の破産率が70%というアメリカの統計があるらしいのですが、莫大なお金を手にしたとしても、そのお金を道具(ツール)として冷静に取り扱うことのできない場合、その道具(ツール)に過ぎないお金に人生を支配されてしまい、身を取り崩し破滅に向かいます。

なぜなら、お金は、お金を手にした人間の欲望を剥き出しにする作用があるからです。

お金に縁がなかったことで隠されていた本性がお金を手にしてしまったことで一気に表出してきますので、『自分は大丈夫』と頭では理解していても、結局のところ己の未熟さや欲望に抗うことができずに、理性も感情もコントロールできなくなってしまうのです。

実際に「しちゃおじ」自身も、『自分は絶対に大丈夫!』と思っていながらも、プロフィール記事に書きました通り「3,000万円の投資詐欺」の被害に遭ってしまいました。

『それはあんたがアホ過ぎ!』と言われてしまうとそれまでなのですが、個人的にはお金を稼ぐこと以上にお金と健康的に付き合っていくことは相当に難しいと実感しています。

さて、お金を稼いだ後の投資に関しましては、生まれてこの方、両親にも学校の先生にも友達にも会社の先輩にも教えてもらったことがなかったので、自分で勉強をして手痛い失敗を繰り返す中で学んでいくしか方法がなかったわけですが、出自や周囲の環境に恵まれているような方は少ないと思いますので、皆さんもそんな感じなのかなと思っています。

今回、このGW(ゴールデンウィーク)期間を利用して、本当に久しぶりにじっくりと今後の人生設計を見直してみましたので、備忘録も兼ねてここに書いておきますね。

資産運用(投資)のような確固たる正解のない問いに関しましては、とにかく検討すべきことが多すぎて、GW期間中は完全に思考がキャパオーバーしてしまいました。

しばらくは頭の中がカオスな状態が続いていましたが、やっと少しスッキリしてきましたので、FIREを実現したい方も、そうでない方も、資産運用(投資)についてご興味のある方は一読してみてください。

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アセットロケーション(資産配分)

まず「しちゃおじ」のアセットロケーション(資産配分)ですが、大きくカテゴライズすると以下の5つになっています。

① 現金(円預金)
② 株式(インデックスファンド)
③ コモディティ(金地金・白金)
④ 暗号資産(ブロックチェーン)
⑤ WEBメディア(WEB不動産)

「しちゃおじ」のアセットロケーションに含まれていない「債券(国債・社債)」につきましては、短期保有で考えた場合は現金で良いですし、長期保有で考えた場合は「全世界株式インデックスファンド」等で良いと考えているために不要と判断しています。

ただし、例えば10年後とかであれば、株式から国債に一時的にポジションを移動するようなこともあるかも知れませんが、それは資産運用による出口戦略の話になります。

その他、「しちゃおじ」のアセットロケーションに含まれていない「不動産」に関しましては、管理が極めて面倒なのがわかっているので検討するまでもありません(そもそも「しちゃおじ」は、持ち家ですら所有したくないのですよ...)。

また、アセットロケーションに「REIT(リート)」を組み入れるくらいでしたら、やはり「全世界株式インデックスファンド」等で良いと考えているために不要です。

なお、FXを含めた「外貨預金」はしていません。

長期保有で考えた場合、どこの国の通貨を選んでみたところで、結局のところインフレに負けてしまう可能性が高い、というか負けが濃厚だからです。

インフレとは「物価が上がること」と学校で教わった記憶がありますが、実体としては物価が上がるのではなく「貨幣の価値が下がること」を意味しています。

したがいまして、「しちゃおじ」のアセットロケーションに外貨を組み入れることはありません。円安リスクに対しても、何も外貨にこだわる必要はないと考えているからです。

以上の理由と「しちゃおじ」の勝手な思い込みや判断によって、「しちゃおじ」のアセットロケーション(資産配分)は以下の5つになっているわけですね!

① 現金(円預金)
② 株式(インデックスファンド)
③ コモディティ(金地金・白金)
④ 暗号資産(ブロックチェーン)
⑤ WEBメディア(WEB不動産)

それでは、上記の5つをそれぞれ簡単にご紹介していきます。

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① 現金(円預金)

まず「現金(円預金)」ですが、これは投資先の見つからないお金が眠っているだけの状態です。

本当は、この「現金(円預金)」を運用していきたいところなのですが、先に申し上げました通り「しちゃおじ」は投資が苦手ですし、ビジネス(お金を稼ぐこと)に頭を使っている方が充実していて楽しいために、ついついほったらかしになってしまっています。

少し前に「老後2,000万円問題」が話題になりましたが、それって「老齢年金」+「iDeCo(イデコ)」+「つみたてNISA」のみで十分に問題解消だと思っていますし、その他「特定口座」での株式(インデックスファンド)、コモディティ、ブロックチェーンへの投資もそれなりに済んでいますので、ここからさらに買い増ししていく気にもなりません。

投資って、投資自体が趣味でないと、なかなかやり続けるのが難しいですよね?

毎日、朝から晩までチャートと睨めっこできるような方もいますが、それは「しちゃおじ」がビジネスに夢中になれるように、投資自体に夢中になれるのだと思います。

この「現金(円預金)」ポジションの中には、「小規模企業共済」と「経営セーフティ共済(中小企業倒産防止共済)」も含まれています。

FIRE関連の書籍では、投資資金とは別に「生活防衛資金」という概念があって、投資による運用利回りが想定よりも低かった場合に生活防衛資金が必要になってくるのですが、「小規模企業共済」や「経営セーフティ共済」といった制度は、この「生活防衛資金」の概念にピッタリだし、上手に活用することで「節税」に繋げることが可能になります。

ちなみに前年度は「しちゃおじ」の事業が赤字だったので、「経営セーフティ共済」を解約して「経営セーフティ共済の解約手当金」と「個人事業の赤字」を相殺したかったのですが、掛金の総額である解約手当金を100%受け取るために必要な40ヶ月の納付月数に足りていなかったため保留状態でしたが、今年度中には解約することを決めました。

「経営セーフティ共済」は、事業が黒字のときに掛金を増額して課税を繰り延べ、事業が赤字のときに解約をして解約手当金と赤字を相殺することで「節税」ができる制度です。

FIREでは「節約」と「貯蓄」に重きが置かれますが、「しちゃおじ」的には『節税を兼ねた資産運用こそが資産形成(老後2,000万円問題)を制する』とまで考えています。

この記事を読まれている「個人事業主(フリーランス)」の方で、節税や青色申告を極めて老後の資産形成を着実に行っていきたい方は、以下の記事{個人事業主(フリーランス)の節税対策と無駄な費用をかけない青色申告の方法を徹底解説!}は必読ですよ!

なお、この「現金(円預金)」の中には、当てにしているわけではありませんが「公的年金」も含まれています。

この公的年金への加入は義務なのですが、お国任せの「投資」でもありますよね?

「しちゃおじ」は法人を解散した際に、厚生年金から国民年金へと切り替えたわけですが、国民年金の「付加保険料」については明確な判断をずっと保留にしておりました。

前回の国民年金2年前納の際は、この付加保険料も2年分一緒に納付したのですが、頭のどこかで『果たして付加年金は必要か?』といったモヤモヤが残っていたため、このGW期間中に調べ直してみたのですが、付加保険料の支払いによって得られる「付加年金」に対して一部誤った理解をしていることに気がつきました。

『付加年金は、年金を貰いはじめてから2年目で元が取れて、3年目から丸々お得だ!』と言われがちなのですが、これはインフレ率を考慮していないために間違いです。

「しちゃおじ」が誤解をしていたのは、付加年金だけを考えると年金を早く受給開始するのがお得だが、年金は遅く受給開始することで受給額が上がっていくので、「付加年金と繰下げ受給の間で利益が相反していてややこしい」といったものでした。

実際のところは、年金を繰上げ受給した場合は付加年金分も同率で減額されますし、年金を繰下げ受給した場合は付加年金分も同率で増額されていきます。

つまり、「しちゃおじ」が誤解していた利益の相反はなかったのです。

さて、ここでもうひとつ付加保険料の判断が難しいのは、次の「株式(インデックスファンド)」で積立をしている「iDeCo(イデコ)」の掛金上限額に影響してくるからです。

ですので、やはり巷で言われているような『付加保険料オトク過ぎる!!!』の単純な話ではないのですよ。

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② 株式(インデックスファンド)

次に「株式(インデックスファンド)」ですが、「しちゃおじ」はiDeCo口座・つみたてNISA口座・特定口座の3つで「株式(インデックスファンド)」を運用しています。

正直なところ、FIREは別として老後の資産形成についてはiDeCo口座とつみたてNISA口座のインデックスファンド(投資信託)での積立のみで十分過ぎると思っていて、「しちゃおじ」のような個人事業主の場合は「iDeCo」で毎月68,000円まで、「つみたてNISA」で毎月33,333円(毎年400,000円)まで掛金を拠出することが可能になっています。

ちなみに「しちゃおじ」の場合は、国民年金の付加保険料(月400円)を納付しているので、「iDeCo」で毎月67,000円、「つみたてNISA」で毎月33,333円、つまり毎月10万円ほどをインデックスファンド(投資信託)でコツコツと積立をしている形になっています。

はい。先ほどの「付加保険料」の話に繋がってきましたね。

「iDeCo」は一口1,000円単位のため国民年金の付加保険料(400円)を納付している場合は、「iDeCo」の掛金上限額が68,000円から67,000円に減ってしまうのです。

掛金が減ってしまうということは将来の運用益も減ってしまいますし、細かいことを言ってしまえば所得控除も(1,000円-400円=600円)×12ヶ月=7,200円ほど減ってしまうことになります。

ということで付加保険料について考えはじめると頭の中が混乱してしまうのですが、あらためてよくよく考えてみたら、「67/68」か「68/68」の違いに過ぎないんですよね。

で、金額としてみたら、1,000円×12ヶ月×20年としても24万円の掛金の違いしかありません。

投資って運用パフォーマンスが悪くても、元手が大きければ莫大な利益を得ることができますし、反対にいくら運用パフォーマンスが良くても、元手が小さければたいした利益を得ることができません。

ということで、「68/68」にこだわって20年かけて24万円を拠出したところで、その24万円からの運用益は誤差の範囲だと気が付きましたので、であれば「このまま国民年金の付加保険料を納付する形で良いのでは?」という判断に至ることができました。

「インフレ率や株式市場や公的年金が今度どうなるのか?」は誰にもわかりませんが、「しちゃおじ」が簡単なシミュレーションをしてみたところ、65歳から年金を貰いはじめて10年くらい生きていれば、付加年金によるパフォーマンスの方が良くなる感じです。

ちなみに付加保険料というのはその仕組みからして、年齢が若い人ほどパフォーマンスが落ちていきますし、過度なインフレリスクを負いますのであまりオススメできません。

付加保険料については、「しちゃおじ」みたく中年以降に検討する形で良いとか思います。

さて、この「iDeCo」と「つみたてNISA」の最大の活用ポイントとしては、信託報酬の低いパッシブ型インデックスファンドを選択することに尽きてきます。

せっかく「iDeCo」を利用しているにも関わらず、元本保証型の「定期預金」や「保険商品」を選んでしまっている方も多いのですが、こういった方というのは「インフレリスク」や「円安リスク」に加えて、「長期投資のパワー」と「複利のパワー」を全く理解しておりません。

例えば、これまでに「しちゃおじ」が積立してきたiDeCo口座とつみたてNISA口座を合算した評価額を確認してみたところ、約1,100万円ありました(※2022年5月現在)。

で、仮に「iDeCo」と「つみたてNISA」の積立をストップしてしまって、この1,100万円をそのまま20年間ほど寝かせておいたとします。

運用利回りを控えめな4%として計算すると、この1,100万円は20年目に2,440万円になっていますし、さらに現実的な運用利回りとして6%として計算すると、この1,100万円は20年目に3,641万円にもなっています(※注意:信託報酬は勘案していません)。

繰り返しますが、例えこの段階で積立の一切をストップしてしまったとしてもです。

直近の5年間ではインデックスファンドの運用利回りが15%を超えていますが、株価はアップダウンしますので、平均してならすと年利4~6%程度にはなるのかなと思います。

もちろん20年後の3,641万円の価値が、現在の3,641万円の価値とどれだけ乖離しているかは不明なのですが、これが「長期投資のパワー」と「複利のパワー」になっています。

このパワーを理解できずに、元本保証型の「定期預金」や「保険商品」を選択してしまった場合、現在の金利のままでは1,100万円からほとんど金額は増えていないでしょう。

このあたりの詳細につきましても、以下の記事{個人事業主(フリーランス)の節税対策と無駄な費用をかけない青色申告の方法を徹底解説!}で丁寧に解説していますよ!

一応、参考までに「しちゃおじ」がiDeCo口座とつみたてNISA口座で「どのような運用商品を選択しているのか?」は、以下になっています(※2022年5月現在)。

✓ iDeCo口座 → eMAXIS Slim 全世界株式(除く日本)
✓ つみたてNISA口座 → eMAXIS Slim 全世界株式(3地域均等型)

もともとは、iDeCo口座・つみたてNISA口座・特定口座の3つを総合的に勘案して、資産配分を割り出していたのですが、これがとてつもなく面倒で不毛な作業だと気が付きました。

実は、今回のGW期間中で人生設計を見直す前は、iDeCo口座とつみたてNISA口座で管理している商品がカオスでワケワカメになっていたのです。

iDeCo口座で4商品、つみたてNISA口座で3商品となぜか細かく設定して、定期的にリバランスをしていたこともあったのですが、個人事業主から法人成りした際に「iDeCo」の掛金上限額が68,000円から23,000円になったり、その反対に法人から個人成りした際に再度23,00円から68,000円になったりしたので、もうぐちゃぐちゃなわけです。

ということで、GWを機会に運用商品もごくごくシンプルに「iDeCo」での取扱商品の中から長期に渡って最も積立していきたい商品を、「つみたてNISA」での取扱商品の中から長期に渡って最も積立していきたい商品を、それぞれ1つだけ選択する形にしました。

その他、TOPIXの株価指標が急激に下がった際などは、特定口座で以下の商品をスポット買いをしたり、下がり続けている間は継続して積立していくことも決めました。

✓ 特定口座 → eMAXIS Slim 国内株式(TOPIX)

今後は、iDeCo口座・つみたてNISA口座・特定口座の各1口座あたり1商品、しかも「eMAXIS Slim」シリーズで統一します。

「iDeCo」に関してはスイッチング(配分変更)ができるので、「eMAXIS Slim 全世界株式(除く日本)」に一本化してしまいますが、「つみたてNISA」にはそういった仕組みはないので一度購入した商品を売却してしまうと非課税枠がその分減ってしまうだけなのでそのまま10年・20年と置いておくつもりです。

なお、こういったインデックスファンドだと、米国株式や先進国株式がリターンも高くて人気なのですが、果たして今後10年後・20年後はどうなっているか不明です。

基本的に「しちゃおじ」は長期保有でしか投資を検討しないので、米国や先進国をあえて選択せずに、全世界・新興国(エマージング)・日本を選択しています。

金持ちの道楽でドージコインとかいうおもちゃを煽っているなんたらマスクさんが、『日本は出生率が死亡率を超えない限り消滅する』などとつぶやいているらしいのですが、それほど日本はオワコンなのですか?

「しちゃおじ」はそうは思いませんよ。

その他、発展途上国(フロンティア)にも投資をしてみたいのですが、そういった商品が「iDeCo」や「つみたてNISA」の取扱商品になることはないでしょう。

「株式(インデックスファンド)」に関しては、定期的なリバランスが理想的なのかも知れませんが、面倒だしリバランスの意味に疑問を感じているので「しちゃおじ」は買いっぱなし・ほったらかしの運用方法に決めました!

ちなみにリバランスとは、パフォーマンスが良かった商品を売却して、パフォーマンスの悪かった商品を購入することだと思ってください。

つまり、理想的だと考えるアセットロケーションをキープし続けるための作業なのですが、そもそも「その理想的だと考えているアセットロケーションが本当に理想的なのか?」は誰にもわかりません。

であれば、そんなチマチマしたことをするより、仕事で成果を出すことに集中した方がよっぽど建設的ですよね?

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③ コモディティ(金地金・白金)

3つ目の「コモディティ(金地金・白金)」ですが、これはETF(上場投資信託)ではなく現物(インゴッド)を購入しています。

金地金とはGOLD(ゴールド)、白金はPLATINUM(プラチナ)のことです。

その他、コレクションを兼ねて各国発行の1オンス金貨もそれなりの数を所有しています。

法人を経営していた時は、法人名義でも現物のインゴッド(ゴールド・プラチナ)を買っていて、税理士さん曰く『現物(インゴッド)を買う会社は珍しい』とのことでした。

※当時は、東京の銀座に自宅件事務所を構えていましたので、日本橋の銀行で現金1,000万円を引き出してそのまま銀座の田中貴金属直営店に現物を購入しにいっていました。

この「コモディティ(金地金・白金)」は、投資というよりも「インフレ」と「円安」に備えたものだったのですが、昨今の不安定な世界情勢もあっていつの間にか「しちゃおじ」アセットロケーション(資産配分)の中で最大のポジションになっています。

日本で暮らす一般的な個人にとって「デフレ」は怖くありません。

警戒すべきは「インフレ」ですので、「しちゃおじ」はインフレに備えたポジションを手厚くしているわけですね。

さて、ではポジションが大きくなった分をリバランスのために売却するのでしょうか?

しません。

そもそも「しちゃおじ」は長期保有でしか購入しませんので、売却するつもりがないのです。これが、「しちゃおじ」の投資スタイルになっています。

以下の写真は、現在の京都の自宅でも“インテリア”兼“文鎮”として使用している「オーストラリア30ドル銀貨」になります。

オーストラリア30ドル銀貨(エリザベス女王)

この銀貨は、直径が10cm・厚さが1.2cm・重量が1kgあります(大きさをイメージしやすいように隣に香水を置いてみました)。

実はこの1kg銀貨は、オーストラリアの法定通貨(30オーストラリアドル)でもありますので、1オーストラリアドル=90円換算で、日本円で約2,700円の買い物がオーストラリアのスーパーとかコンビニとかでも可能です。

とはいっても、1kgの純銀としての価値のみで10万円以上ありますので、スーパーやコンビニで2,700円として使用する方はいないと思いますし、いきなりレジでこの銀貨を出されても店員さんが困ってしまうだけです。

裏面(いや、おそらくこっちが表面)のデザインは、「しちゃおじ」が辰年生まれですのでドラゴンを選択しています。

オーストラリア30ドル銀貨(ドラゴン)

この銀貨については、数少ないインテリアにもなっていますしお気に入りのコインですので売却するつもりはありませんが、価値としては20~30万円になっているハズです。

ちなみに1kgの金地金は、この銀貨よりもサイズが断然小さくなるので、スマホのように机の上にポンッと置いてしまうと、簡単に手に取れないくらい重くてビックリしますよ!

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④ 暗号資産(ブロックチェーン)

3つ目の「暗号資産(ブロックチェーン)」ですが、「しちゃおじ」は仮想通貨ではなく未来を変えてくれる可能性の見込めるブロックチェーン技術に対して投資をしています。

“したり顔”で仮想通貨に投資しちゃっている人が多いですが、それ電子ゴミになるかも知れませんよ!

このことを理解している日本人はほとんどいないため、詳細については誤解しか招きませんので時期が来るまで書きませんが、以下の記事{インターネット革命のリベンジがブロックチェーン革命であり仮想通貨はギャンブルコインです}で触りだけ書いているので、気になる方はどうぞ。

それと「現金(円預金)」のところで、「投資先の見つからないお金が眠っているだけの状態」と書きましたが、もし追加で投資を検討するとしたら、やはりこの「暗号資産(ブロックチェーン)」になってくるでしょう。

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⑤ WEBメディア(WEB不動産)

最後に「WEBメディア(WEB不動産)」です。

アセットロケーションの中に、この「WEBメディア」を入れてしまうのは違和感があるかも知れませんが、「しちゃおじ」的には最も重要なアセット(資産)だと考えています。

「WEBメディア」と言ってしまうと、アセット(資産)に聞こえにくいと思いますので「WEB不動産」ではどうでしょうか?

ドメインとは、インターネット上の住所のことですよね?

つまり、ドメイン上に構築したWEBメディアはWEB不動産とも言えます。

一時期は、ドメインを300個以上所有してWorld Wide Web(ワールドワイドウェブ)上にセルフメディアやアフィリエイトメディアを縦横無尽に展開することで、検索エンジンという電脳空間(サイバースペース)の一等地を専有して年商5,000万円弱を計上していましたが、この売上は大家さんで言うところの家賃収入みたいなものでした。

300個のドメインを言い換えると、300室の投資用マンションを所有している感じです。

もちろん、空室のままで家賃収入のない不良物件(ドメイン)も多かったですが、都内の高級マンションほどの家賃収入を毎月生み出してくれる優良物件(ドメイン)もありました。

REIT(リート)を含めた「不動産」をアセットロケーションに入れる方も多いですが、「しちゃおじ」的にはこの「WEBメディア(WEB不動産)」を断然にオススメします。

プロフィール記事に書きました通り、この300個を超えるドメインは人間関係のトラブルによって15年来の付き合いがあった知人の先輩に略奪されてしまったのですが、昨年の4月から心機一転、このnoteを足掛かりとしてゼロからのリスタートでWEBメディアの再構築をはじめています。

まだまだ、アセット(資産)と胸を張って言えるような収益を生み出しているわけではありませんが、アセットロケーションの中でこの「WEBメディア(WEB不動産)」のポジションを少しずつ大きくしていくつもりです。

※WEBメディアには、noteやTwitterなどの固有URLを持ったセルフメディアも含まれます。

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さて、この「WEBメディア」を皆さんに断然オススメしたい理由としては、以下の2つになります。

✓ パフォーマンスは自分次第
✓ 元手が不要

まず、「WEBメディア」への投資パフォーマンスは、完全に自分次第であることです。

あなたのやってきたこと、これからやっていくことが、そのままパフォーマンス(運用成果)に直結してきます。

ここが、先述した①~④の投資とは大きく異なる点です。

次に、「WEBメディア」への投資には、元手が不要であることです。

例えば、「しちゃおじ」が年商5,000万円弱を計上していたときの営業利益はおよそ4,000万円程度ありました。

この4,000万円のパフォーマンスを「株式(インデックスファンド)」で得ようと思ったら、年利4%として10億円の元手が必要になってきます。

これでは、「しちゃおじ」を含めた一般庶民には到底無理ですよね?

基本的に、投資のパフォーマンスというのは元本に大きな影響を受けるものですが、この「WEBメディア」に関してはそもそも元本すら不要です。

また、己の力で稼ぐ仕組みを構築することができるのであれば、例えどのようなことが起きたとしても、会社を解雇されようが、ハイパーインフレだろうが、世界恐慌だろうが、預金封鎖であろうが、デノミであろうが、財産没収であろうが、何度でも復活することが可能です。

今回のGW期間中に色々と、考えて、考えて、考えて、じっくりと人生設計を見直してみたのですが、(結局のところ)このnoteを含めたセルフメディアを大きく育てていくことが、長期的視点での“最適解”となりました。

なんだか、とても地味な結論ですよね?

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投資に関する結論的なもの

さて、またしても長文になってしまいましたが、まとめておきます。

まず、GW期間中にじっくりと人生設計を見直して決めたことは、以下になります。

✓ 経営セーフティ共済を今年度中に一旦解約することにした
✓ 国民年金の付加保険料はそのまま払い続けることにした
✓ iDeCo口座とつみたてNISA口座の積立商品を単独にした
✓ 現金(円預金)はブロックチェーンに追加投資することにした
✓ noteを含めたセルフメディアを大きく育てていくことにした

人生は何が起きるかわかりませんが、投資に関しても同様です。

FIRE関連の書籍を読んでみると、何やらロードマップみたいなものが提示されていて「それがいかにも正解」に見えますが、そんなことはありません。

なお、この記事を読んで『そもそも投資する金なんてないよ!』という方ほど答えはシンプルで、自分自身の成長に人生時間を投資するのみです。

「しちゃおじ」も、このnoteを含めたセルフメディアを大きく育てていくことに注力すると決めましたので、これからやっていくこととしたら『そもそも投資する金なんてないよ!』といった方とあまり変わらないと思います。

つまり、差なんてものはないのです。

今後も混沌とした世の中が続くと思いますが、是非とも共に乗り越えていきませんか?

以上 – 独身で無趣味だと胡散臭いFIRE(経済的自立→早期リタイア)も目指すことなく達成しちゃう話 – でした。

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