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妊婦を助けてお産をコーディネートすること


今年に入り
しぶや助産院では
順調に新たな命を迎えております

3月は、里帰りの方も無事にお産されました
コロナ禍で、こんな幸せなお産ができた事
この上なく ありがたいと大変
喜んで頂けました

病院では立ち会いはダメだし
里帰り出産もあまり
よく思われないので

不安と苦痛と戦っている妊婦さん
本当に、何も心配しないで
赤ちゃんを産んで欲しいと願います

しぶや助産院の看板下の花壇は
今 春らんまんです
 
お産のケア時に
私はアロマも使いますが
お花は何も語らずして
人の心を癒やしてくれます

今、温もりや優しさが
お産の現場から 消えようと
しています…

妊婦さんに寄り添って
妊婦さんを支える事が
助産師の役割なのに

命を生み出す時に
その優しさはありますか?
 
〜子どもは、もう25歳です
私は病院でのお産でしたけれど
            お産を幸せだと感じることが
出来なかったです〜
と涙する女性に出会いました

 何十年経っても、お産で傷ついた心は
 癒えることはありません

だからこそ
あなたが どういうふうに
命と出会いたいのか?という
コーディネートがとても必要になります

 私は、氷水の中に浸るような
 人の冷たさを感じる経験をしました
 
それは ひと言で言えば…
妊婦を 助けない という冷たさです
 
A助産院に妊婦さんを
紹介したところ
A助産院でお産をしないのであれば
(例えば、里帰りや在宅分娩など)
妊婦健診は、絶対にやりません!と
キッパリ 断られました

クリニックに通っている妊婦さんが 
言いました
里帰り出産をすると言ったとたんに
冷たさを感じるから
妊婦健診がつらいです…

私は困っている妊婦さんには
常に相談に乗ってきました
お産をしなくても
私を頼りにしてくれる妊婦さんには
常に寄り添ってきました

それは医療者として
当たり前だと思っていました
どうしても 帝王切開でお産しないと
いけない妊婦さんがいました
その方は、どうしても、自然に産みたかった
でも様々な理由で出来なかった

3回目の今回も帝王切開での出産の予定でした
病院で健診はきちんと受けるけれど
助産院でケアを受けたいと
強く願っておられました
当然、私はその妊婦さんにも
寄り添いました

出産現場では、様々な症例があります
その時ほど、医療連携が必要です
行政連携も必要です!!

ある助産院に相談したら
帝王切開を受ける事がゴールの人は
助産院に来てもダメです とキッパリ
断られたそうです

帝王切開でしかお産できないその妊婦さんは
悔しくてたまらないと言っていました
こんな冷たさでは
助産師への期待と信頼はいっきに無くなって
しまいます
〜切れ目ない子育て支援〜
厚労省が推奨していることです

助産師がやらないといけない事は
困っている妊婦さんには
寄り添い、導くという
プロフェッショナルなサポートだと思います

分娩の安全を考えるからこそ
コーディネートして
サポートしないといけないのでは
ないでしょうか?

世の中の、いまや珍しくない
虐待土壌を改良するためには
助産師の温もりと優しさハート
そして 妊婦を助ける気持ちが
とても大切だと私は思うのです

海は大好きな場所です
私にも癒やしが必要です
そういう時には 海に出かけます
また近いうちに
妊婦さんと浜辺をお散歩します

可愛い赤ちゃんを迎える話をしながらね!


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