【書評】コンサル一年目が学ぶこと

イントロ

業界問わずにモノゴトを進める仕事に従事するものとして、コンサル人材がどんなことを考えて、仕事をしているのかを勉強するために読む。
本ページでは、今現在必要と思われる内容について、備忘として記載する。

コンサル流話方

  • 結論から話す
    会話は結論から話す。個人的には「YES」,「No」ぐらいで会話。
    YES、NOで会話できない時は、PREP法で話をする。
    P・・結論(●●は△△です。)
    R・・理由(なぜなら、XXだから)
    E・・具体例(例えば、XXはXXしている。)
    P・・結論(だから、●●は△△です。)

  • 状況報告は正直に端的に。
    状況は、「YES」,「No」で報告。
    上司はいいわけではなく、出来ているか・出来ていないかを確認したい。
    結論を話した後に、遅れている場合は、理由を述べる。上記のPREPと同じ。

  • 相手が理解してもらえるように話す。
    全員がプロではない。前提知識も異なる。全員が知らない前提で話をする。なんにも知らない嫁に話をしてみて、話が不足している事を明確にするのも一つの手。

  • 相手のフォーマットに合わせる
    自分のフォーマットに合わせて資料を作ると、伝えたい相手に伝わりにくい。それよりも相手のフォーマットに合わせた方が、相手が理解しやすい。個人的には基本的に自分のフォーマットで作成し、相手のフォーマットを把握しておく程度でよい。なぜならば、相手のフォーマットに合わせると作成に時間が掛かるので。

コンサル流思考術

  • 「考え方を考える」こと
    課題・問題を考える際に一番際に手を付けるのは、「考え方を考える」。
    例えば、旅行の計画をみんなで立てるときに、
    ・予算はいくらで。いつ頃休みを取れるか。何日休みを取れるか。
    を事前に「考え方を考えた」上で旅行の計画を立てた方が円滑に旅行計画を立てることができる。

  • ロジックツリーを使いこなす。
    ・ロジックツリーを使うと、抜け漏れがなく、全体を俯瞰できる。
    ・重要な部分にフォーカスして、不要なところは捨てることができる。
    ・ロジックツリーの作成は、指摘してもらえる師匠がいないと上達は難しい。そのため、スクールに通うのも手。

  • 雲雨傘 で提案する。
    提案する時の基本は、雲雨傘の順序で提案。
    雲:くもり出てきたから(事実)
    雨:雨が降りそうだ(予想、解釈)
    傘:だから傘を持っていくべき(行動、提案)

    雲雨傘の覚え方もいいが、医者の覚え方が好き。
    診察:喉が腫れている(事実)
    診断:喉風邪と思われる(予想、解釈)
    処方:喉の腫れと、鼻水を止める薬を処方する(行動、提案)

  • 常に自分の意見をもって情報にあたる
    ネットニュースでも、社内文章でも、見出しを見た時に自分の意見をもって情報に当たる。そうすることで、事前に想定していた自分の情報と、足りなかった知識が明確になり、記憶に残りやすく、次に生かせる。また、モノゴトを考える能力を鍛えられる。自分の意見は正解にこだわらずに、考え続けることが大切。

    例)
    見出し:こだまの利用客が増加した。
    自分の意見:コロナの影響で、こだまが止まる駅周辺の人口が増加した。
    記事の内容:LCCの台頭により、低価格ニーズが増加。のぞみ→こだまを利用する客が増えた。


コンサル流のデスクワーク術

  • 議事録をマスター
    議事録は、「決定事項」「未決定事項」「ToDo」「確認事項」だけでよい。また、キーマンの発言で決まったこと、キーマンのこだわりは、発言録を残す。

    例)
    決定事項:XXXX
    未決定事項:XXXX
    △△は●●する方が他のPjとの合流しやすいため、その方向で進めること(●●部長)
    ToDo:XXX(人)
    確認事項:XXX

    ただし、国会等の一人一人の意見を正確に記録する議事録は、文字起こしを行う。





次に読みたい本

  • 問題解決プロフェッショナル「思考と技術」

  • 世界一やさしい問題解決の授業

  • 3分でわかる問題解決の基本

  • マッキンゼー流図解の技術

  • パワポで極めるフレームワーク ロジカルに落とすプレゼン資料作成の秘訣

  • PowerPointビジネスプレゼン ビジテク~図を描き・思考を磨き・人を動かすプレゼンテーション



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