見出し画像

本紹介 虚構推理

虚構推理

虚構推理
城平 京
講談社

1.本紹介

「恋をしたのだ」
妖怪達から揉め事の仲裁や解決を頼まれる『知恵の神』である岩永琴子は、病院で出会った年上の青年、桜川九郎に一目惚れしていた。
だが彼には琴子と真逆の容姿、性格の彼女弓原紗季がおり、婚約までしていた。
 それから二年後、九郎が突然紗季と別れたと聞いた琴子は、その原因が九郎が妖怪の肉を食べたことで手に入れた不死の力によるものだと知る。
次第に互いの力を生かして妖怪達の悩みを解決していくようになった二人は、ある都市伝説を耳にする。
工事現場で鉄骨の倒落によって亡くなったアイドルの亡霊が、巨大な鉄骨を手に街を徘徊して周辺の住民や妖怪を困らせているというのだ。
現地の刑事は、二人のみがその驚異に気付いており、そのうちの一人が九郎の元カノである紗季だった。
運命的な再会を果たした三人が亡霊の暴走を止めるために琴子が提示した方法とは、合理的な虚構の推理で都市伝説そのものを滅する荒技であった。
 この物語の特徴は、既に一連の事件の犯人と、その方法がわかっているものの、主人公達にとって都合が悪いことから、世間的に受け入れられやすく合理的な虚構を琴子達が考えて事件の真相をすり替える。という点です。
恐らく大勢の人がミステリーと呼ぶには、妖怪や亡霊など非現実的なものが登場し過ぎではないだろうか、だったり、推理といっているのに結論を嘘にすり替えてるじゃないか。と思った人もいるかと思います。
しかしこの作品、2012ねんに本格ミステリー大賞を受賞しているのです。これだけ著名で世間的にも名誉ある賞を受賞してるのなら、それだけいい作品なんだと思いませんか?
さらに『虚構推理』は漫画化にアニメ化、アニメの二期制作も決定しており、小説の方もシリーズとして他に二作ほど出版しています。正直なところ僕も漫画で知りましたが、面白いことには代わりありません。
亡霊出現の黒幕はいるのか?琴子達の恋愛模様は?三人はどのように事件を解決へ導くのか?シリーズ累計200万部の本作をぜひ、どんな媒体でもいいので読んでみてください!

2.あとがき

やあ(´・ω・`)図書委員会です。
期末試験が近くなってきているので、あんまり記事制作に時間が取れませんので、これで終わります。
良ければTwitterのフォローお願いします。
それでは、さようなら、さようなら、さようなら。

広報部長より

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?