見出し画像

年始のご挨拶2022

あけましておめでとうございます。Recustomer(リカスタマー)というECの購買体験を再定義している会社で、代表をしております柴田と申します。

2022年が始まる前に、昨年1年の振り返りとどんな1年にしたいかを記していきたいと思います。

2021年はどんな1年だったか

社名変更をしました

社名変更

もともとはANVIE株式会社という社名だったのですが、プロダクトのローンチに伴い、PR効果を集約させたい点と、事業会社として再スタートを切ろう、そして、この領域で戦う覚悟ができ、組織のカルチャーも全部変えてやるという想いから思い切って社名変更しました。

ローンチしたプロダクトの話と大きなムーブメント

Recustomerは、ECでの購入体験を再定義していくソフトウェアです。

例えば、返品・注文キャンセル。日本のECにはクーリングオフがありません。それゆえ、多くのEC事業者は、ECで購入された商品の返品を受け付けないポリシーになっています。そもそもこの法整備自体が時代と合っていないと感じるのですが、私は実業家なので、法律に文句を言うのではなく、ビジネスや仕組みで社会を変えていきます。

一方で、一部のEC事業者は、このような日本の状況をチャンスと捉えています。なぜなら、返品ポリシーを日本独自の法律の基準に合わせるのではなく、グローバルの基準に合わせるだけで、購入への転換率が上昇するとわかっているからです。日本というマーケットにおいて、返品に関するビジネスをすることは、とても大きなポテンシャルを秘めていると感じています。

返品を受け付けないというポリシーはグローバル基準で見ると、確実に歪んでいます。ここ数年で、何らかの契機によって、返品ポリシーを緩めるという大きなムーブメントが起きると私は確信しています。
だからこそ、今私たちは、とにかく顧客課題に向き合い、良質なプロダクトを作る事にフォーカスしています。
いまの私たちは、沖に出て大きな波を待っているような感覚です。

GStartupに参加してベストグロース賞を受賞しました

画像2

グロービス経営大学院が主催するGstartupというアクセラレータープログラムに参加しました。
これはシードラウンドの投資家であるガゼルキャピタル石橋さんに「目線が上がると思うからぜひ参加してみてください」と教えていただき、プロダクトも無いまま紙芝居だけで、選考に参加し、なぜか採択いただけ、グロービスによるあらゆる豪華セッションに参加しました。本当にありがたい機会だったなと改めて思います。

なかでも、yappli庵原さんのセッションは、飾らずにリアルな言葉で赤裸々に語っていただいたので、本当に学び・気づき・悟りが多かったです。
「創業社長の仕事は、上場や成功までのマジックを点灯させること」という言葉は、暗闇の中で日々奮闘しているメンバーが、創業社長が持ってきた1つの明るいニュースにポジティブになって、良い循環がまわっていく、そんな情景を思い浮かべて、当時なんとか社内に明るいニュースを届けたいと資金調達に奮闘していた自分には深く刺さった言葉でした。


1流の投資家から1.5億の資金調達をしました

画像3

たくさんの投資家の方が私たちのビジョンに共感していただけました。
一流のキャピタリストであるCoralCapitalのjamesさんや、Allstarsaasfundの前田ヒロさんにも、プロダクトは未熟ながらも特にチームを評価いただき、投資していただけました。
投資実行後すぐに、PRや採用、戦略についてもご支援いただいて、本当に投資を受けて良かったと思っています。

資金調達後の大きな組織変化

調達前は、CEOの僕自身が、ほぼ全ての意思決定に関与し、トップダウンな組織でした。
資金調達後、意図的にCOOの辻野を中心に、組織を創っていく意思決定をしました。

教科書的には少しアーリーな段階での権限移譲という形にはなりますが、

・私と辻野には絶対的な信頼関係があったということ
・当時の経営課題が採用に集中していたこと
・辻野から「俺の方が上手くできる」という言葉があったこと

上記の3つの理由により、9〜11月は意図的に会社に行かないようにし、事業部のあらゆる意思決定を辻野に移行するようにしました。

結果的に、9〜11月の事業進捗は正直あまりよくありませんでした。しかし、12月に入り、成果が現れ始めています。辻野による打ち手が見事にはまり、組織全体の生産性が体感値的に20倍程になりました。

彼のOKR設計は本当に素晴らしく、組織としてやらない事を明確に定義することで、確実に事業進捗が出る仕組みを実現しており、組織全体がどこに向かうべきなのかを参加するメンバー全員が納得感を持ちながら日々仕事をしています。
これは、自分では成し得なかった成果だと心の底から思っています。

2022年はどんな1年にしたいか

事業面では、ここ3〜5年でECという大きなマーケットの中で、どこまで横に広げ縦に深ぼるのか、そのような戦略の解像度をあげたいと思っています。

どのような規模を目指す組織かによって、あらゆる意思決定が変わってきます。そこで、弊社では、経営に携わる人の間のコミュニケーションを円滑にするために時価総額1兆円を1つの視座として設定しています。

返品・注文キャンセルというニッチな領域では、一定のPMFを感じてはいるものの、この領域だけで、時価総額1兆円までスケールを達成するには、少し先の未来に感じる人もいるでしょう。

ただ、僕たちの中では、返品・注文キャンセルという領域でのソリューションだけでなく、
配送の追跡や受取日時の変更なども含めた購入後体験(post-purchase experience)。さらには、購入時点での体験(At-purchase experience)などの隣接する領域をも同時に捉えています。
最終的には、購入体験全体を大幅に向上するようなソリューションを提供したいと考えています。

会社として、ここ3〜5年でどこまで横に広げ縦に深ぼるのか、を明確な戦略に落とし込み、プロダクトを通じて社会に表現していきたいです。

僕の今年の仕事は、その戦略がいかにポテンシャルのあることなのか、いかに人々の生活を向上させることに繋がっていくのかを、社内のメンバーや投資家、採用候補者に納得感をもって伝えることで、資金を用意し、戦略を実現する優秀なチームを組成することです。

そのためにはこんな人が足りていません

現在弊社では、以下のようなポジションで募集を行っています。
少しでも興味のある方はカジュアル面談しましょう。コンタクトをお待ちしています。

もっと知りたい方

下記のエントランスブックも是非見ていってください〜


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?