NFTと出会って一年を振り返る①~NFT開始とインフルエンサー砲被弾、スペース「NFT×犬猫トーク」のスタートまで~

NFTと出会い、ほぼ一年前に書いたnote

このnoteを描いた直後くらいからNFT作品のお迎えが増えてきて、作品そのものを気に入ってくれた方から保護寄付活動に共感してくれた方、主催したイベントで縁ができた方などたくさんの方に作品を送り出すことができた。

低価格帯とはいえ一年で5つのコレクションで180作品以上、トータル1.5ETHの売り上げはそれまでクリエイターの活動がない人間としては想像もできなかった。素人のクリエイターが普段は仕事(しかもWEB0の体育会営業マン)をしながらも実績のないところから数十万円の売り上げを上げれたのは我ながら頑張ったなと思ってる。

上を見たらすごい人はいっぱいいるが、まずは一年継続できたことに自画自賛しつつ、とはいえ続けられてきたのはこの一年でできた仲間・友人の存在を欠くことはできないと思う。

この一年をざっくりと振り返ってみる。

twitter開始と情報収集

9/16に「Zombie Zoo」さんのピクセルアートが高額で売れたという記事を見て、その日のうちに新しいtwitterアカウントを開設し(本アカは1000フォロワーぐらい)、情報収集を始めた。

子供のころはドラクエやポケモン、ドラゴンボールの絵をかくのが好きで、仕事を始めてからは自社の販促物やチラシなどのデザインに自分の挿絵をいれたりしていた。そのため、自分も絵を描けば作品の販売ができるのではないかと興味を持った。

情報収集をするうちに、世界では「cryptopunks」をはじめとしたピクセルアートが流行っていることを知り、Zombie Zooさんもピクセルアートであったこともあり、自分もその方向で初めて見ようと思った。

たまたま連休が重なったこともあり、製作時間がとれた。最初のコレクションは自分も飼っていて大好きな柴犬をモチーフにしようと思い、「柴犬フェイスをした不思議な動物たち」というテーマで始めたのが「Shibanimals」コレクションだ。

画像2

情報収集しつつ、OpenseaとMetamaskのアカウントを作り、その頃はまだ少なかったNFTの始め方的なサイトを見たり、LINEのNFTオープンチャットグループの投稿を追いながらmintしていった。

NFTオープンチャットのグループは私がNFTを始める直前に開始しており、当時はまだ100人くらい?のグループだったが今では1700人を超える大所帯になっている。今でもたくさんの方の支えになっている素晴らしいグループだ。一周年おめでとうございます!

初めての出品と初売り上げ

9/20に最初の10体をmint。当時はtwitterのフォロワーも100以下、さらにはほとんど日本人を見かけなかったことで、英語でツイートをしていた。どこかのツイートで、最初は低価格で始めるべきとみたので、0.001ETH(当時300円ちょい)でスタート。たしか同日にTiny Dino Clubさんがピクセルアートの恐竜で20作品を即日完売したというブログを見た記憶がある。これは追い風か!と思ったが数日は無風だった(笑)

9/23に#001のピクセル柴犬が旅立っていった。

画像1

この時のことは今でも鮮明に覚えている。これまでクリエイター活動もイラスト活動もしたことがなかった私の作品が売れた!最初の購入者様は、ハトのNFTを作成されているHappyPigeonClub@NFTさんだ。今はあまり活動をされていないようなので、復活されないかな、と今でも思っている。

前述のnoteの記事に、かなり長々と保護犬への思いを語っているが、一番最初の売上げはすぐに保護犬団体に寄付をした。今では動物愛護や保護活動に売上を寄付するクリエイターさんも多いが、この当時はまだいなかったと記憶している。ツイートをさかのぼっていみると、9/24に寄付をした投稿が出てきた。最初の寄付はたしか1000円。当時の自分、微力ながら続けていった結果一年でいろいろな団体に12万円以上も寄付できたよ…!

イケハヤさんのスペースで初登壇、そしてインフルエンサー砲を体験する

「Shibanimals」が少しずつ売れてきて、初めてのgiveawayにも挑戦。ピクセルアートだけでなくイラスト・キャラクターものを始めたいと思い、giveawayした柴ゴーストをもとにしてコレクション「ShibaGhost」を開始(のちにGhost Doggyにコレクション名変更)。もうひとつ、「DLUCK」というコレクションも開始して、3コレクション体制で作品作りを継続していた。前述のnoteも書き、NFTの宣伝とともに私の保護犬に対する熱意も発信していた。

画像3

売上からの寄付も少しずつできてきて、フォロワーも500人くらいになってきた。10月に入ると日本人のクリエイターさんもだいぶ増えてきて、いろいろな方の作品を目にする機会が増えてきた。このころ、twitterのスペース機能がよく使われるようになり、インフルエンサーのイケハヤさんがお昼のスペースで宣伝コーナーを設けてそこにいろいろなクリエイターさんが登壇するようになった。

お昼の短い時間にクリエイターさんが我先にと手を挙げ、登壇して自作品の宣伝をする。まだスペースが今のように当たり前ではなく、宣伝方法も少なかったころに行われたこのスペースは毎回すごい熱気に包まれていたと思う。今では「SPACE CROCOS」などのNFTプロジェクトで有名なクリプトン教授の「クリプトン教授、ワニ!!」などの名言も生まれた。

私も登壇しようと手をあげたりしたものの、なかなか拾われず、しかしスペースなどやったこともなかったので選ばれなくてちょっとホッとしたりする日々だった(笑)

ある日、イケハヤさんのスペースで「寄付」をテーマにした回があった。ゲストの方と、NFTが寄付にも結び付くことを話していた。

「ここしかない!」と思った。

テーマが寄付だったため、おそらくほかのクリエイターさんは手を挙げにくかったのか?わたしのリクエストはすんなり通った。たしか昼休みで誰もいない会社の片隅で震えながら話したのを覚えている。なにせ初めてのスペースで100名以上いたリスナーの前で話すのだ。今思うとよくそんな度胸があったなと思う(笑)

自コレクションの紹介と、これまでにできた寄付のはなし、noteをもとにした保護犬への寄付活動を始めるまでのストーリーを話した気がする。正直何を話したかおぼろげだが、イケハヤさんに「めっちゃいいね」を何回も言われた記憶はある。その場でイケハヤさんとゲストの方に作品を購入していただき、しかし震えは止まらないままスペースは終了した。

その後は仕事に戻ったものの、スマホからの通知が止まらない。今まで見たこともないほどの「your item's sold」のメールが届き、たくさんのいいねがついた。フォロワーもあっという間に1000人に近づいた。

結局その日で残っていた作品はすべて完売、二次流通も発生して売り上げトータル0.5ETHとなった。当時は一作品0.005ETHとかで出していたので、一日で数十作品が売れたことになる。なんと関口メンディーさんもGhostDoggyをお迎えしてくださり、寄付もトータル5万円となった。

今のところ最初で最後のインフルエンサー砲着弾であった。

爆売れその後と、スペース「NFT×犬猫トーク」のスタート

イケハヤさん効果の後、作品ストックがなくなったこともあり二次流通中心に販売が進んだ。しかし、ここで躓くこととなる。

新作を出すときに二次流通価格に合わせて販売し、まったく売れない日々が続くのである

ぶっちゃけ今販売している「しばいぬかるた」や「NEO TOKYO WANKS」よりも高い価格で一時流通を販売していた。さらに、作品の売り上げから寄付をするという人も増えてきたため、自分のコレクションたちもあまり目立たず埋もれていった。

二次流通価格で売れるんだから、新しい作品もこの価格で売れるでしょ!とは安易に考えない方がいい。価格設定の重要さを痛感した瞬間であった。

あまりに売れない日々が続いたため、一旦完売したコレクションからは新作を出さず、仕切り直しで低価格から「Ghost Doggy」を出品することにした。こちらは今でも価格をあまり上げず、即完売とはいかないもののありがたいことに売れ続けている。

画像5

12月に入って、作品を作って販売しつつ、いろいろなスペースを聞くようになった。オニコンラジオに毎晩のように入りびたり、いろんなスペースに参加しては宣伝をする。そんな中、一通のDMが来た。

今でも一緒にスペースをする仲間であるわいきゅさんからの初めてのDMは、とあるプロジェクトに関するもの(今は凍結中)であった。わいきゅさんはそれまでもオニコンラジオに登壇されていたりしたので知っていたが、直接会話するのは初めてだった。会話の中で、わいきゅさんも保護犬猫施設に寄付をされることを知り、意気投合して一緒にスペースをしようという話になった。

YQわいきゅとShiba Parkの

はじめてホストするスペースではわいきゅさんと保護犬の現状や寄付についてなど話していたが、そこでスピーカーに上がっていただいたシシパパさんとも意気投合。二回目からは三人でホストをして「NFT×犬猫トーク」をスタートしていくこととなる。この文を執筆している2022年9月中旬の時点でなんと40回を数える息の長いスペースとなった。

年明けにはみんなの愛犬自慢の回や、オニコンに登壇して犬のNFT作品の紹介、その後もClusterのワールド作りやいろいろなイベントへの参加、主催を通して本当に日々NFTの活動を楽しめている。

わいきゅさんとシシパパさん、私が今でもNFTを続けていられるのはこの二人のおかげといっても過言ではない。たぶん、たった一人だと前述のような売れない日々が続いたり悩む日々が続くと心が折れてしまったりtwitterを見なくなってしまうかもしれない。ちょっと売れないな~…とへこんでしまった時でも、二人と犬の話をすると元気が出るし、二人が活動している姿を盛ると、「負けてられない!」と奮起することもある(笑)

毎週必ずスペースをやるというのも、三人でやることで責任感が出ることが継続の理由になっていると思う。遅刻や三人の誰かが欠席することはあっても、一度の休みもなく続けていられるというのは本当にすごいことだ。

この一年間の振り返りnoteの前半は、二人への感謝の気持ちを表して終わろうと思う。

わいきゅさん、シシパパさん、本当にいつもありがとう!

そして、クリエイターとしても負けたくない!!

一緒にこれからもがんばろう!!

その②へ続く~

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?