見出し画像

For the All‐すべての人が楽しめるエンターテイメントをつくる⁻トークセッション

割引あり

2023年11月29日(水)北沢タウンホール

世田谷区の北沢タウンホールにて『桜色の風が咲く』の上映会と『For the All‐すべての人が楽しめるエンターテイメントをつくる⁻トークセッション』Shibahamaは開催しました。

【上映会と緊急トークセッションは、下記の公式サイトをお読みください】
 Shibahamaの活動が明かされるトークセッション開催 - Shibahama

shibahama.work

今回の記事はアーカイブ映像からの書き起こし記事です。
みなさまにお願いがございます。本催事だけでは採算がとれず、弊社の社会貢献活動《Shibahama》のエンタメ・ギフト活動にストップがかかってしまっています。そこで、ぜひお気持ちある皆様からのご支援をいただけたら心から感謝します。弊社の利益が還元されることにより、《訪問らくご》や《エンタメ・ギフト》の活動が続けられます。

※映像の続きは下記よりご覧いただけます。
 For the All 映像|Shibahama (note.com) *全尺43分(550円)


トークセッション登壇者の紹介

向かって一番左に司会。その隣にMORIKO JAPAN
その隣はあまりかなり錦笑亭満堂レオの順番に板づく。

司 会:
皆様、お待たせしました。これより『For the All—すべての人が楽 しめるエンターテイメントをつくる—トークセッション』を開催します。本日司会の田中健友です。よろしくお願い致します。レオさん、お願いします。

レ オ:
レオと申します。サインネームはこのように顎になか指を当てる感じです。私は見る言語、手話を母語としています。日本語の音声言語とは違います。ろう者の俳優を中心に活動しているサンドプラスという事務所に所属しています。聴者がろう者を演じるのではなく、ろう者が演じることを目的に、夢を持って活動している、ろう者の俳優です。よろしくお願いします。

司 会:では、あまりさん、お願いします。

あまり:
あらためまして、あまりかなりと申します。 はじめまして。
いろいろありましたが、二部もお願いします。役者とかいろいろやっています。私、選挙にでたんですよ。この前の区議選です。

満 堂:
拝見しました。

あまり:
ありがとうございます。

満 堂:
みなさんのことを調べました。

あまり:
ありがとうございます。私も調べましたよ。よろしくお願いします。

MORIKO:
よろしくお願いします。

司 会:
では、MORIKOさん、お願いします。

MORIKO:
わっさぴょん。こんにちは。あらためまして、こんにちは。
MORIKO JAPANこと森仁志と申します。わたくしは、網膜色素変性症という病気で、だんだん目が見えなくなる病気なんです。だんだん目が見えなくなっていく中、白杖つきながらブレイクダンス。あの白杖ダンサーとしての活動ですね。それで、パラリンピックの閉会式とか、紅白歌合戦とか、いろんなメディアに出さしていただいております。あとは、あの普段は目が見えないんですけど、薬剤師としても働いております。その薬剤師としての活動とあとは、NPO法人『LEAVE NO ONE BEHIND』という誰も取り残さないということをテーマにしたNPO法人の代表理事もしております。よろしくお願いします。

司 会:
では、満堂さん。お願いします。

満 堂:
はい。落語家の錦笑亭満堂と申します。遅くなりました!ありがとうございます。とにかく何か言われたら何か返します。

あまり:
私たち世代なんですよ。『エンタの神様』。

MORIKO:
同い年なんです。

満 堂:
そうなんですか。僕も自己紹介します。もともと、お笑い芸人をやっておりまして、そこから落語家に転身しまして。今年の7月に《真打》というのに昇進して。名前を、何度も改名してるんですけど、最終的には《錦笑亭満堂》で落ちついてやっています。
はい、で、すみません。今日はあのね、僕の都合でええ、ここからの出演ということでさせていただいたんですけれども、ええ、14時38分発の千代田線、湯島に乗りましてええ15時2分代々木上原で乗り換えて15時3分。
小田急線で15時5分には下北沢につくつもりが、MORIKO JAPANさんのユーチューブを見てたら、気づいたら世田谷代田におりまして。

MORIKO:
大変失礼しました。

満 堂:
失礼してないです。僕がいけないんですよ。それでいや、僕の友達と共通の友達がMORIKOさんにいたので、それで、このように今。汗が止まらない状態で仕上がってます。やってます。よろしくお願いします。

あまり:
よろしくお願いします。

司 会:
満堂さん、来年の1月に日本武道館のでの興行があると。

満 堂:
日本武道館という大きな会場で真打の披露目の落語会をさせていただきます。

あまり:
武道館をひとりでおさえているんですか。

満 堂:
はい。

一 度:
え⁉

満 堂:
いや、ゲストの方もたくさんお呼びしていますけれども、とりあえず自分一人でチケットを売らなきゃということで、今、冷や汗がとまらないです。
何も考えずにやりたいという気持ちだけで日本武道館をおさえまして、まあ、なんとかなるだろうという、今日も30分までにきて、なんとかなっちゃうのが人生をダメにしているんですけど、とりあえずなんとかなるだろう、という強い気持ちを持って、武道館を来年の1月21日にやらせていただきたいな、と思います。ぜひみなさんお越しください。

司 会:
Shibahamaはエンタメ・ギフトという活動を行っています。東京善意銀行さんと組んで、児童養護施設の子どもたちにピーター・パンやアレグリアなどのエンタメ・チケットをプレゼントして楽しんでいただいております。あとは『訪問らくご』と題して、特別養護老人ホームを真打の師匠方とまわっていくエンタメ・ギフトという活動を行っております。
さあ、続いてなんですけれども、映画の感想です。一部、   トラブルがありました。映画『桜色の風が咲く』を観れていません。みなさん。映画の感想を伝えることができません。一緒です。満堂さんと。

満 堂:
すごい事件起きているじゃないですか。なんなら観たし。アマゾンプライムで観てきました。

あまり:
ちゃんと観てらっしゃいますよ。

司 会:
では、感想を!

満 堂:
いいです。なんか、怖い、怖い。なんか違う。

登壇者から福島智教授へのメッセージ

司 会:
では、仕切り直しをします。
映画の主人公の福島智さんはだんだん目が見えなくなり、だんだん聴こえなくなります。すごい孤独を感じますが、彼は母が考えた指点字というコミュニケーション方法により世界が開かれていきます。想像を絶する体験をされた方の映画です。それがこの『桜色の風が咲く』です。

満 堂:
なるほど。一度おしゃべりをして、一回休憩されて。

あまり:
はい。みんな、修羅場をのりこえて、一致団結しています。大丈夫です。

司 会:
この企画をやるときに先程、話をしましたが、配信の方もいらっしゃるので、お話をします。この映画にすごく感動して、福島教授がどうやって映画を観たのか、調べました。先生は、点字で観ていたのです。そういう楽しみ方があるのだとはじめて知りました。エンターテイメント界でみなさんパフォーマーとしてでていて、全盲ろうの福島教授にエンターテイメントをどう伝えるか。自分にはわからなかったので、みなさんと一緒に考えてみようと思って、このトークセッションの開催となっております。福島教授がこの場所にいらっしゃったら、どんなふうに何を伝えるか、伺っていきたいと思います。映画をまだ観ていませんが、ここでみなさまから福島教授へのメッセージを伝えていただけたら、と思います。

MORIKO:
福島先生へのメッセージですか。

満 堂:
僕から言いましょうか。勉強不足で、初めて、今回の件で福島さんを知りました。まず先に映画を観る前に前情報として調べたときに、すごいな、
どうやって東大の教授になられたのか、と。経歴を見るだけでもこちらでは想像ができないところで、さらに映画を拝見したときにお母さまと困難を超えていく姿に僕的には、本当にすみません、映画の存在をつい最近知ったので、もっと大きなスクリーンでやってもらいたいし、広まっていけばいいなと思っています。

レ オ:
感想というか、伝えたい事とは違うかもしれないですが、大学生の時に盲ろうの方とお話した経験があるのですが、《福島》というお名前がいっぱいでていたんです。お逢いしたことはないのですが、どういう人物なのかな、と興味が湧いていました。そうしたら、すごく明るい方でパワーがあって、すごく人気があると伺いました。今、この映画のモデルになって、すごく一生懸命活動している、盲ろうのロールモデルになっている。そういう方々が盲ろうも聴者もろう者も関係なく、みなさんがこうやって、モデルになって
映像になることで、みなさんが興味をもっていただけるとすごく良いのかな、と思います。

司 会:
すばらしいですね。

MORIKO:
そうですね。僕も目がほとんど見えないんですけど、レオさんのような、ろう者とどうコミュニケーションをとったらいいのか、と結構、迷うんですよね。僕は手話を見えないし、ろう者の方は耳が聴こえないし、どうやってコミュニケーションをとろうか、と思うことがあって。いまだに完全に解決していないし、しない問題かな、と思うのですが、なので、それも含めて、福島先生にぜひお会いしたいです。

他者とコミュニケーションをとる方法

司 会:
先程、MORIKOさんが仰った、どういうふうにコミュニケーションをとったらよいか、ということについてちょっと掘り下げていきたいと思います。
どういうふうに伝えられますか。

MORIKO:
僕もいろいろ考えていて、ただ、ろう者の中にもいろいろいらっしゃるわけで、口話の人もいれば、手話だけで話す人もいて、声を出す人もいれば、声を出さない人もいる。その中で、視覚障害者と聴覚障害者、ろう者と盲者のコミュニケーションというよりは、もう人と人になるのかな、
とすごく思っていて。単純に視覚障害者と聴覚障害者だからこうやってコミュニケーションするという答えはでない。やっぱりそれぞれ…

ここから先は

11,011字

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?