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柴垣敏久が行く 元和キリシタン遺跡

こんにちは。柴垣敏久です

遺跡といえば古墳や貝塚ですが、そうでは遺跡もあると教えてもらい、足を運んできました。田町駅から少し離れたところにある元和キリシタン遺跡です。名前の通り、キリシタンが眠る遺跡ですが、話を聞いてみるととてもじゃないですが、おぞましくて形容する言葉を失うほど、ひどいことが行われたようです。


キリシタンをとにかく罰するため、火あぶりの刑に。それを東海道を通る人たちにみせしめのようにしてたというのですから、当時の人は最低なことをしたものです。実際に行ってみるとビルとビルの真ん中ぐらいにあるんですが、環境的には整備されたところにあり、芝桜が一面びっしりと生えるのだとか。美しさがありつつ、実際に行われたことは凄惨を極めていたわけですから、なんとも言いがたいものがあります。


実際に足を運んでみて感じ取れたのは、その時代ならではの環境はあったにせよ、なにもそこまでしなくてよかっただろうにという無念さでした。芝桜を見ていたら、よりその気持ちは強くなったかもしれません。時に人間は残酷なことをしますが、芝桜がそれを浄化させてしまうのもまた、色々なものを考えさせます。これもまた遺跡なんですよね。