見出し画像

魅惑の兵庫県立美術館

先週末、友達に会いに関西へ行った。
でも、友達との約束は日曜日。
じゃあ、土曜日何しよう?
そうだ、ゴッホアライブに行こう!

2023年4月地点では、福岡での開催予定はない。

GW初日ということもあって、10時半に行ったらすでに行列。
メインの展示室にたどり着くまで待つこと30分。

「映像が切り替わりますので、今からなら観られますよ」

と、案内の人に言われるがままに展示室に入り、
音楽と映像に魅入る。


しかし、私には知識が無さ過ぎた。
ひまわりと自画像くらいしか知ってる絵がない。
(アルルの跳ね橋は映像では出てこなかった。)

もっと予備知識があったらなー、
と思っていたら映像が終わり、
これまた案内の人に言われるがままに展示室を出て、
『ひまわりの間』へ。

ガラス張りの部屋に一面敷き詰められたひまわりは
たぶん映えスポットなんだろうけど、
SNS慣れしてない中年女には響かなかった。
(後でARでゴッホがひまわり畑から飛び出すと知ったけど、まぁどのみち興味ない。)

そしてガラス張りの部屋を出ると、
そこはお土産屋さんだった。

土産屋=これを過ぎると出口
え、これでおしまいなの??

たしか、展示室手前の通路に、作品の解説パネルがあったけど、
案内の人に『後でも見られますよ』と言われて展示室に入ったんだっけ。

なので、おずおずと入り口でチケットを出して、
パネルを見損なったからもう一回見たいと申し出ると、

「当日の再入場はチケットがあればできますよ」

と、すんなりと通してくれた。
よかった。

改めて、パネル展示を見る。
パネルには、ゴッホが画家として活動した10年間を
オランダ、パリ、アルル、サン=レミ、オーヴェル、
と、活動地域毎に分けて、時系列に作品を紹介していた。

パネルの解説はとてもよくできていた。
むしろこれを見ないで映像を見るってどうよ、
と、自分にツッコミを入れずにいられない。
なので、もう一度展示室に入ることに。

一回目は立ち見で遠くのスクリーンを眺めたので、
今回はスペースが空くのを待って、近くで座って観た。

二枚のスクリーンをまたいで、鳥が左から右へ飛んでいく映像

好みもあるだろうが、私は近くのスクリーンを見るよりも、
立って複数のスクリーンを見比べるほうが見ごたえがあった。
しかし、作品が描かれた背景を知ってから観た二回目の方が
はるかに内容を楽しめた。
映像に載せた音楽も、ゴッホの生涯を表すのにとても良い仕事をしている。

さて、映像を二回見て満足して帰ろうとしたら、視界に緑の物体が。

大人の身長くらいの高さがある謎のりんご

せっかく関西まで来たことだし、記念撮影でもするかと思ったけれど、
屋上への行き方がわからない。

『屋上へはAndo Galleryを通り抜けて3階へお上がりください』

という案内をみつけたので、
ふむふむアンドーギャラリーね、と指示された部屋へ行ってみると、
美術館と隣接する公園の模型図が展示されていた。
何これ!めちゃくちゃカッコいい。
兵庫県立美術館は、安藤忠雄設計事務所の作品だったのね!
(知らずに来たんか~い)

3階に上がると、これまた安藤忠雄設計事務所の作品たちが。

イタリアのプンタ・デラ・ドガーナの模型

どれもよだれが出るくらいかっこいい。

ブルス・ドゥ・コメルスの模型

ブルス・ドゥ・コメルスはなんで円柱でドーム屋根の建物になったんだろう?気になるなぁ。

階段もかっこいい

だいぶ寄り道したあとで、ようやくリンゴの前で記念撮影。
ゴッホもよかったけど、建物とAndo Galleryに大興奮した美術館だった。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?