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「咳エチケット」に戻ってマスクを

航空会社がマスク未着を理由に飛行機搭乗を拒否した一件が、ここ数日のニュースとなり、またぞろ、ここにきて、マスクを着ける着けない問題が再燃しています。

そもそも、「マスクは任意である」事は間違いないのですが、ここで出てくるのが、「エチケット」「マナー」というワード。

そういえば、現在の異常なコロナ社会となる前、「インフルエンザ流行」の毎年においては、「マスク着用のエチケット・マナー」とはどう議論されていたのでしょうか。

恐らくは、誰もがいわゆる「咳エチケット」を気にしてのマスク着用だったと記憶しています。つまり「マスク着用エチケット」とは「咳エチケット」を満たす事。

それでは、「咳エチケット」とはどういうものでしょうか?

①【厚労省HPより見る「咳エチケット」】
例えば、こちらの厚労省HP。
感染症情報の「咳エチケット」のところには、このように書いてあり、

こちらのイラストへと続きます。

つまり「咳エチケット」とは
「感染症を他人に感染させないために、咳・くしゃみをする際に、マスクやティッシュ・ハンカチ、袖を使って、口や鼻を押さえること」
であるのですから、
●感染症状の無い人は対応不要。
●咳・くしゃみをする時以外は対応不要。
●マスクに限らず、ティッシュ・ハンカチ・袖等で、口や鼻を押さえればいい
という事。それで「咳エチケットは守られている」事になります。

②【政府広報オンラインHPより見る「咳エチケット」】
こちらは、内閣府大臣官房政府広報室制作の「政府広報オンライン」HPです。
こちらの「咳エチケット」のページにはこう書かれてます。

「くしゃみや咳が出ている間はマスクを着用」。
つまり、こちらも
●くしゃみや咳が出ていない限りは、マスク不要。
という事です。

③【コロナ禍の今の「咳エチケット」の考え方を振り返る】
それでは、コロナ禍の現在の「咳エチケット」とは、どうなっているのでしょうか。
テレビをはじめ、電車や駅、街中や公共施設においてまで「マスクをしましょう」とアナウンスし続けている結果、「24時間マスクを外せない」ような異常な社会になっているのが現状です。

「マスクをしていない」と「咳エチケットを守っていない」かのように、白い目で見られている事を感じている人も多いのではないでしょうか。

ただ、冷静に考えると、例えコロナ禍の今であっても、「マスク着用」の本来の意味や効果は従前と変わらない訳ですから、「咳エチケット」のためのマスクも、今までどおりでいいはずです。

④【新型コロナウイルス感染症対策にみる「咳エチケット」】
それでは、あらためて、現在の「咳エチケット」に関するチラシがこちら。

よく見ると、「咳やくしゃみの押さえ方」として、「マスク・ティッシュ・ハンカチ・袖」等を使う事を「咳エチケット」として薦めており、従来と何も変わってない事がわかります。

マスクは必要な時にだけすればいいのですね。
必要な時、それはつまり「咳やくしゃみをする時」の事。それで、「咳エチケット」はちゃんと満たしていることになっているのです。

マスクをし続けている事での健康被害も取り沙汰されています。
ここは、原点に戻って、「咳エチケット」を意識しただけの、必要最低限のマスク生活に戻りたいものです。


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