読書メモ #02 | 雑談力が上がる話し方

本年2冊目の読書レビュー。
著書「雑談力の上がる話し方」

私がこの本を手に取った時、得られる知識を期待したのは「雑談を続けられる話し方のコツ」だった。
実際に読んでみると本の内容は「雑談って大事なんですよ」「こんな場面でよく雑談されてるよね」「雑談のマナー」など。
期待していた「雑談のコツ」みたいなものはあまり刺さるのもが書かれていなかったのが正直な感想。
とはいえ、本著を読んでみてコミュニケーションの大切さや、自分自身がすでに意識して行っていたこと、意識しすぎていた事など気付かされる部分はあった。

・ 雑談のルール

まずは雑談の大切さを改めて書かれていた。
雑談に結論はいらないということ、サクッと切り上げるということ。
自分自身、相手のこと・空気を気にしすぎ、切り上げるタイミングや変に雑談を間延びさせてしまっていた事がよくある。
「雑談はこれでいいんだ」と自分に刷り込ませていこうと思った。
(いやほんとは、そのちょっとした挨拶だけでなく、サクッと切り上げてしまう人でなく、もっと人の懐に入り込める人間になりたいのが本音。笑)

・雑談のマナー

雑談マナーとあるが、これは雑談だけでなく、どんな関係の上でも大事なコミュニケーショのマナーが書かれている。
自分自身、相手に気遣いしすぎなところがあるので意外とどれも行動できている事が多かった。
雑談をする上で大事なのは「自意識」や「プライド」を捨てること。だれもあなたに「面白い話をしてほしい」とか期待していない。それだけでフッと肩の荷は降りる。

・雑談力の鍛え方

「困ったらアメちゃん作戦」これはやめた方がいいと思います…。
これは要するに「顔見知り程度の人になんて話しかけたらいいかわかんない…。そや!アメちゃんあげよう!」といった内容でした。
もし自分が相手側だったら少し引いちゃうかな…。むしろそのくらい相手に入り込めるなら、そもそもコミュニケーションには苦労しないなと感じる。

・本著を読んでみて

改めて雑談やコミュニケーションは大事なものなんだと感じた。
だが、それは理解している。理解しているからこそ、そこを上手くこなせる話し方のコツを期待していた。

これを一通り行って、コミュニケーションの困らない人から好かれる人間になれるか?と考えると否だと感じる。
本著ではよく雑談はサクッと切り上げていいとあるが、実際にはそんな時間よりももっと多くの時間を相手と共有しているから困る状況がほとんどだと思います。
僕自身、人見知りで悩んでいる事もあったので、コミュニケーションをうまく行える「コツ」を期待していたが、そのような人はこの本を読む前にまずは人見知りを克服することを考えた方がいいと感じた。
雑談の入り方や、雑談はどこでもトレーニングできるなど、まずそれが出来たらコミュニケーションに困らないです。

所々「これ絶対おかしいやろ…」と思うところがあり、全体的にあまり自分には刺さらなかったのが正直な感想です。
(赤ちゃんを抱いてるお母さんや、犬の散歩をしている知らない人などがおすすめの雑談トレーニングとあったが、このご時世逆に怪しまれますよ…)


いままで本を読んできていなかった自分ですが、作者の方との相性が合う合わないってあるんだなと感じた。これもいい勉強でした。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?