しば流 3歳未勝利の勝ち方

昨年、未勝利戦を制すべく、ある仮説を立てて1年間検証を行った。元々十分に説明力のある馬券モデルだと考えていたが、実績面でも文句なしの成果が得られたため、メモを残しておく。

基本方針
【休養期間に成長した(可能性のある)馬を狙う】

 大前提として、未勝利のまま2月、3月を迎えるような馬は弱い。そんな中で近走の着順がそこそこの馬や調教駆けする馬、明確な不利を受けた馬ばかりが人気する。これらを指標に馬券を買っているようでは差別化を図れず、長期で勝てないのは明らか。

 これは未勝利戦に限ったことではないが、

 大衆との差別化を図る方法の一つが、動的な指標を用いることであると私は考える。例えば当日の馬体重。馬体重の発表は出走の約1時間前であり、即時性の高いdynamicな指標である。事前購入者も相当数いるので、このような情報は案外差別化に向けての武器になる。加えて、最終オッズに近い値で期待値判断ができるいう利点もある。
 動的な指標としては、馬体重の他にトラックバイアス、当日の騎手意識、パドックなどが挙げられる。直前まで注視が必要なものほど、期待値0.75からの上振れが許容され、控除率突破への鍵になると考える。
 一方で、静的な指標には血統、持ち時計、調教タイムなどがある。これらは、アクセス性が高く変化を生じないstaticな情報であり、極論コンピュータに丸投げできる。出馬表公開からレース発走までには十分な時間があるため、これらの指標をもとに着地するオッズはそう甘くはならない。

 だいぶ話が逸れたが、未勝利で買える馬を探す具体的な方法を5段階に分けて以下に記す。

①馬体重が8kg以上増えた馬

おぼろげながら浮かんできたんです。8という数字が。ここで言う成長は内面以上に馬体を意味している。成長しているならば、馬体重を増やしてくるのが自然。

②3か月以上の休み明けの馬

 馬体重の条件をクリアした馬はこの条件にも該当することが多い。休み明けの馬を狙う理由は、一定期間以上の休養を挟まないと馬の能力改善(上積み)を認めにくいから。先週振られた女に、今週再アタックしても無理な話である。現代競馬において「叩き2走目」等の考え方に固執するのは好ましくなく、しっかり休んで力をつけてきた可能性が高い馬を狙う方が合理的。私はこの考え方を、能力が拮抗した上級条件のレースで用いることもある。

③調教もチェック

 成長度合いと追い切り内容とには当然ながら相関がある。言うまでもないが、調教のポイントは他馬との比較ではなく過去のその馬との比較。私は調教には明るくないのと、netkeibaのクソ仕様につき最終追い切りのタイムしか見られないことから、参考程度にとどめている。

④キャリア2戦以内

 できればキャリア1戦(新馬戦のみ)が望ましい。「ポテンシャルはあるのに何らかの理由でダメだった馬」「最初はダメだったけれど身も心も入れ替わっ馬」を狙っているので、レース経験が少ない馬を狙う方が合理的。出走すればするほど負けたときの言い訳ができなくなってくる。

⑤前走映像の確認

やはり馬券を買う以上、前走のレースは最低限見たほうが良い。スタートやコーナリングについては休養期間では改善しないので、自分の目で確かめるべき。走るのはデータではなく、あくまで馬。

昨年の的中実績

オッズは30倍〜200倍
▪︎マイステージ
▪︎キャンディキューブ
▪︎ニシノソワレ
▪︎スズノイナズマ
▪︎メイショウマンサク
▪︎アウスヴァール
▪︎メイクマイデイ

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