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京都牝馬S 2021

楽しみなのは小倉大賞典だが、いくら展開予想しても意味がなさそうだし既に買う馬は決めているので、京都牝馬Sを。サムネはこのレースに出走するあの馬。

京都牝馬S 2021
阪神芝1400m

平坦→下り→急坂

コース形態上クラスが上がるにつれ差しが決まりやすくなる。まだ馬場が綺麗なので前に行った馬が有利だったが今週はどうか。展開にもよる。

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(競馬ラボHP https://smart.keibalab.jp/yosou/coursedata/hanshin/t1400/

より引用)

展開(?)予想

イベリス 酒井
→耐久力あるのでとにかく前行きたい。ゲートの出が速いわけではないので外枠に入れば前傾ラップになる可能性あり。

アマルフィコースト 幸
→逃げる気はないが先行したい。ゲート○加速○

アンリミット 城戸
→無理はしないが逃げられるなら逃げる。ゲート○加速○

カリオストロ 北村友
→この鞍上ならそこまで前には行かないはず。外枠なら位置取りは悪くなっても不思議ではない。ゲート△加速○

ギルデッドミラー 福永
→折り合い面からも外枠だとかなり辛い。ゲート○加速△

ビッククインバイオ 武
→出たなりの位置で運ぶ。内枠のほうが嬉しい馬。戸崎Jのままでも良かった気がするが。ゲート◎加速○

ヤマカツマーメイド 国分恭
→出たなりの位置。ゲート○加速○

各馬考察(更新中)

1.ギルデッドミラー

中京記念6着は外が圧倒的に有利な馬場を14番枠から先行。比較的速めのペースだったことと直線右にもたれる癖を矯正しながら追ったことが影響してかあまり伸びなかったが、斤量は51kgと恵まれており力負けに見える。
信越S12着は直線左手前のままで伸びきれず。
リゲルS14着は外めを走ったとはいえシンプルに弱い内容。
基本的に人気先行で馬自体は強くない。直線に限らずまっすぐ走ることができないため操縦性が悪い。今回の最終追い切りでも外に膨れていた。魅力は全く感じない。ラチを頼りたいタイプなので最低でも真ん中より内枠が欲しい。


2.リリーバレロ

前走は直線入口で余裕の手応え。しかし古馬マイル戦で1000m通過1.02.4は異常。なんの参考にもならない(ちなみに勝ち時計は前日の未勝利戦より1.5秒遅い)。
メンバーレベルは低いが連勝の戦歴と鞍上込みで過剰人気濃厚。あとたぶん引退レース?右回りで走るかも未知数。めちゃくちゃ買いたくない。


3.リバティハイツ

頑丈な馬。スタートは上手くないが押して押して前目の位置をとりに行っても最後まで粘ってくれるし、追えば追うほど伸びてくれる。この観点から鞍上が和田Jになるのはプラスに働くだろう。
実際阪神牝馬Sで最後ダノンファンタジーとの差を詰めていることや、シルクロードSでシヴァージに続いて伸びてきていること、中京記念でトロワゼトワルが垂れる中残り200mまで踏ん張っていることからも特徴がよくわかる。
フィジカル系で切れる脚がないので馬場は渋った方が良く、内枠が欲しい。ガツガツいくタイプだけに200mの距離延長はプラスとは思えない。勝ち切るイメージは湧かない。


4.アイラブテーラー

前走出遅れは慢性的なものではないので度外視。馬柱は汚いが素質はNo.1で当然人気もするはず。
タンザナイトSでは腰の怪我による長期休養明けで軽視したが、直線軽く追うだけで上がり最速タイム差なしの4着。3着ではないのは妙味面では助かる。馬体を増やしながらこのパフォーマンスなので地力のレベルは信頼してよさそう。
今の内が有利な阪神なら岩田騎手でも安心だが、位置取りによっては直線で詰まるリスクがある。ゲートさえ出てスムーズなら軽く勝てそう。


5.ビッククインバイオ

スタートセンスが良い。前走7着だが直線では見せ場のある内容。TBを考えれば悲観する内容ではない。東京でばかり好走しているように急坂はどちらかというと割引だが、それで嫌われるなら寧ろ美味しい。
完全な高速馬場巧者で、今の馬場は間違いなくプラス。2連続の掲示板外で最低限のオッズ妙味は確保しているだろうが、流石に1桁オッズだろう。スムーズなら勝ち負けでおかしくない。4歳馬の中では最も魅力的。


6.シャインガーネット

田辺Jがこの馬に乗るときは前に馬を置く。気性からも距離短縮と前が速くなりそうなメンバー構成はプラスに働き、いい位置で競馬ができる可能性が高い。しかしそこまで切れる末脚は持っていないし、そもそもの能力に疑問符。ビッククインバイオのほうが上に思える。調教で絶好の動きを披露しているようだが、地力を信用していないのでここでは見送りたい。


7.イベリス

耐久力のある馬。UHB賞3着は好スタートからインをロスなく立ち回って前残りの恩恵を受けたもので特段評価はできない。昨年のセントウルS3着は狭いところを割って伸びており普通に強い内容であり評価できる。勝ちパターンは高速馬場(スプリント戦)を前目で運んで残すパターンで、速い上がりは使えない。
というのがオーロC前の見解。この後3レース走って善戦を繰り返している。特に前走阪神Cではこのメンバー相手なら十分すぎるくらい威張れる内容であり、普通に強い。だが、2走前は一年半ぶりの逃げの手を打ち、ペースもスロー。最強の切り札を発動した形だが、これでも勝ち切れないのはこの馬を狙っていた身としては苦しい。今回も無理やりハナを奪いにいくだろうが前がやり合うだろうし(この馬の場合はそれくらいのほうが良いかもしれないが)、この期に及んで単勝を買う選択肢はない。


8.カリオストロ


オーロC17着はスタート後に大きく右にヨレた。コーナリングは下手で、曲率半径の大きい府中でも体が持っていかれている。直線は物理的不利はなかったが伸びなかった。
信越S2着は北九州記念後の大幅格下げ戦、逃げやすい距離延長、軽斤量、内有利と全てがハマっての好走と捉える。ここで出した上がり3F34.9が過去最速の上がりであり、持続力勝負に持ち込まなければ勝ち目はない。
北九州記念は初手からぶつけられ、重賞左右で挟まれの苦しすぎる展開で度外視。
未勝利と一勝クラスではハイラップの逃げで後続をぶっちぎっているが、古馬OPでこれをやるには地力をもう一段階上げないと厳しい。3か月の休養でどこまで成長しているかが鍵。邪魔されずに走れたときとそうでないときで着順が大きくぶれているだけなので大敗したレースは気にしなくて良い。鞍上は北村友一Jに乗り替わりで、4,5番手で無理せず先行する形になると思う。単勝を買いやすいタイプではあるが、、オッズ次第。保留。

9.アマルフィコースト

ラピスラズリSは唯一内で踏ん張る強い内容に思えた。それだけに前走の内容は案外。津村Jも普通に乗っていたしTBや展開が向かなかったわけでもない。つまりこの馬は直線使える脚に限界があるということ。上がりが35秒以上かかる消耗戦や、内外ともに伸びない馬場で狙いたい馬。簡単にいうと脚が遅い。高速馬場の今回は出番なし。


10. ブランノワール

小倉日経OPでは直線競馬で4着。浜中Jの馬場読みが光ったが、前崩れの展開であり馬はそこまで評価できず。
ポートアイランドSは完全に力負け。
前走は運良く1番枠を引いてスローを先行する最高の展開だったが直線は力負け。
ゲートが開くとピクッと後肢に重心が動くため速いスタートを切れない。距離短縮で臨む今回も後ろからになるだろうから、前が崩れない限り相当厳しい。崩れたとしてもそこまで強烈な決め手を持っていないし、浜中Jの馬場読み技術が生きる馬場でもない。消し。


11.メイショウショウブ

前走キーンランドCは大敗だがあの場所通って勝てる馬はいない。中1週だし完全参考外。
2019/12の阪神Cでは距離短縮、内枠先行でフィアーノロマーノと差のない3着。全てがハマった形ではあるがここでは実績としては上位。
3か月の休み明けで連戦の疲労から回復して臨んだ函館SSでは逃げ先行有利の展開だったが崩れてしまった。このレースの評価がかなり低い。
前目から惰性で粘り込むのが馬券パターンで、善戦マンの類だろう。ここに来て一勝しかしていないのはレースぶりを見ても納得がいく。狙うなら最低でも内枠は欲しい。


12.マリアズハート

末脚は一級品。総合的なスピードも上位。ただしスタートが悪い。まず、スタートが悪いのはシンプルに不利。春雷Sではそこそこ強い馬たちと戦いタイム差なしの2着にきているが、出遅れて外の綺麗な馬場を走った3頭が馬券になっているようにTB(と展開)の恩恵を受けての好走。過度な評価はできない。
今回は、藤井勘Jが騎乗ということで後方待機濃厚。まくってこれるなら買えるがこの馬はあまりコーナリングがうまくない(→葵Sや白河特別では直線入り口でふらつく、函館SSではやや改善も外に膨れる)ため、直線だけの競馬濃厚。前が潰し合えば確実に飛んでくるが、今の馬場で追込み馬はあまり買いたくない。オッズ次第。たぶん人気。


13.ヤマカツマーメイド

北九州短距離Sで小回り平坦替わりで注目していたが、直線狭くなりまともに追わせてもらえず撃沈。スムーズでも怪しいように思えた。
今回は急坂阪神になるうえに、そもそも強くない可能性がある以上人気では買えない。馬格がある割に弱々しく、まだ古馬OPでやれるレベルにないと判断。ただし、近走の連敗でオッズチャージ中なので、今後に向けてレースぶりを見ておきたい。


14.メイショウケイメイ

ニューイヤーSしかチェックしていないが、スタートは良くても道中じりじり位置を下げてしまっていた。直線に向けて脚をためているわけでもなく競争能力の低下と考えるのが妥当。


15.アンリミット

地を這うようなピッチ走法でどちらかと言うとタフな馬場のほうが合いそうではあるが、馬場コース問わず走っているのであまり気にしなくて良さそう。
前走ダート戦という名の調教で度外視、2走前は鼻出血大敗で度外視。3走前は先行した馬の中では最先着で、そこそこの内容。
ベストパフォーマンスは4走前で、3か月の休養明けから逃げショックをかけて、緩みないペースを押し切った。2,4,8着馬は後にOP入りしており、レースレベルは高い。
先行の同型が多いのがネックだが、(玉砕覚悟で)狙う価値はある。the穴馬って感じの穴馬。あと馬体重戻してこないと流石に厳しいか。


17.アフランシール

多摩川Sでは一頭後方から伸びてきており3勝クラスでは明らかに上位の力。次走しっかりと勝ち上がった。フリーウェイSとオーロCでは馬体重を増やしすぎたことで辛うじて言い訳できる。想定最下位人気だが、そこまで弱くない。ターコイズSでもコーナーでまくっていく最低限の意地は見せた。今回は秋山真Jに乗り替わりで99.9%後方から行くので、様子見がよさそう。前が潰し合う展開を想定するならば、アイラブテーラーやマリアズハートに加えてこの馬もぜひ買いたい。クラスの隅にいる、眼鏡外したら可愛いんじゃないか?くらいの立ち位置の馬。少し気に留めておきたい。

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