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救急車のお世話になってわかったこと

夜中にハッと目が覚めた。
時計は2:50
すると間もなくスマホがブーブー鳴った。
こんな時間に電話?
画面を見ると母からの着信。
なんか嫌な予感がした。
親父に何かあった?
そう思って電話に出ると案の定
「お父さんが腹痛で唸ってるから救急車呼ばないとダメかもしれない。」
とにかく実家に向かった。
実家まで車で10分弱で着いたが
まだ救急車は来ていなかった。
家の中に入ると
父がうずくまっててかなり辛そうだ。
まだ救急車は呼んでないとのことで
私が119番した。
2〜3分して救急隊から折り返し電話がきて
あなたは誰?
住所は間違いない?
お父さんの意識はある?
下痢や嘔吐は?
コロナにかかってない?
かなり細かく聞かれているうちに救急車が到着
心拍数、血圧、体温測定が手際よく行われて
既往症や慢性疾患、服用中の薬
ワクチンの接種回数などを聞かれた。
そうこうしているうちに受け入れ先が決まり
母が救急車に同乗していくことに。
隊員の方から
「入院しない場合は帰れるように息子さんも病院へ来てください。」
と告げられ、私は自分の車で向かうことに。
入院しないケースもあるから、付き添い人の他に別の車で来れる人がいるといいらしい。
まして夜中だったりするとなおさらのこと。
病院には10分足らずで到着。
CTを何枚も撮って尿管結石が判明。
痛み止め座薬をやったら急激に回復し事なきを得ました。
とにかくこの世のものとは思えぬ下腹部の激痛だったそうです。

父はこれが3回目の救急車で、一部始終に私が関わったのは今回が初めて。
救急搬送に必要なことをいろいろ学ばせてもらいましたが
ありがちな忘れ物が本人の履き物なんです。
家からそのままストレッチャーに乗せられると素足のまま運ばれます。
慌ててるからそこまで気が回りませんでした。
これも憶えておきたいことですね。
今回たまたま車に私の運動靴があったので、それを履かせました。

こんな時に同居人がいるからまだいいものの、これが一人暮らしで会話も難しい状況だと情報も乏しくなり、受け入れ先が決まるまで時間がかかることもあるでしょう。
ましてやコロナ感染が判断できない場合、その場で検査陽性だと運んでもらえないケースもあるようです。

夜勤の救急隊のみなさん、救急病院の医師、看護師さんには本当に感謝しかありませんが、今回の経験で医療が逼迫する訳がよくわかりました。

この騒動が起きて2年半。
コロナの扱い方は現場で従事する方が一番良くわかっているはずです。
この状況では助かる命も助からなくなってしまいます。
感染症の分類を今すぐ二類から五類にすべきでしょう。
これができない政府は知ってて行動しないのか、変える勇気がないのか、責任を取りたくないとしか思えない不実さです。
専門家のみなさんは誰を向いて議論しているのでしょうか。

一番辛い思いをしているのは最前線で従事している方々だと思います。
法律を遵守して人命を救うという日々の中で葛藤されていると思われます。

私たちの健康と安全は、このような医療現場の方々の献身的な活動があって成り立っています。
今回身近に経験して改めて認識しました。
一刻も早く改善していただきたい。

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