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チーフスの弱点 ~スタッツを添えて~

ドラフトが終了し、2021シーズンの開幕まで二ヶ月ちょっととなりました。

スケジュールも発表され、なんとweek1の相手はあのブラウンズと決定しました。現地ファンやアナリスト、日本のTwitter界隈では「まあチーフスが勝つでしょ」という声ばかり。それに対して僕は「いやいや、普通に負けるくない・・・?」と思ってしまいました。

なんでそんなネガになっているのか。ブラウンズが確実に良い選手を集めており来シーズンより一層強くなっているということもありますが、チーフスがいくつかのスタッツでリーグでもトップクラスに悪い数字を誇っているのです。

ということで今回はチーフスの弱点をスタッツと共に並べていきたいと思います。他のチームのファンはあまり見ないでね><

弱点1:ランで1stダウン・タッチダウンを力づくで獲れない

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「3rd downの場面で、ランで3yd以内を取り、1st downまたはタッチダウンを獲れる確率」がチーフスは51%でリーグ最下位です。

この確率のことを"Power Success Rate"と呼ぶらしいですね。直感的には「力ずくでショートヤードを獲れる確率」みたいな感じでしょうか。逆に言うと、「ランだとバレてしまうと止められてしまう」みたいなことも意味しています。

確かにこれは思い当たる場面が多々ありました。ゴール前無理やり獲れないので、トリックプレーだったり信頼と実績の「戦術ケルシー」を使ってた印象です。

CEHを始めとするランニングバック陣が悪いのか、それともオフェンスラインが悪いのか。Gも怪我人続出で穴を作れていなかったことが原因な気がする。

オフシーズンの改善点

今オフシーズンにオフェンスラインをほぼ総入れ替え、ガードにJoe Thuneyを獲得しました。これで少なくともランブロックは今シーズンより格段に改善されるでしょう。あとはRB陣がどれくらい頑張れるか。

弱点2:レッドゾーンディフェンスが弱い

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レッドゾーンでの被タッチダウン率が77%とチーフスはリーグ最下位です。

もうレッドゾーンに入られたらほぼタッチダウンされるみたいな感じです。でも意外と平均失点はリーグ11位とそれほど多くないので、「レッドゾーンまでは進まれにくいけど、レッドゾーンに入られたらタッチダウンを許してしまう」というのがチーフス守備の様相です。

2019シーズンは55%くらいだったのになぜこんなに悪化したのか。。。あくまで印象ですが、今シーズンはSマシューがやられてるシーンが多かったような。

オフシーズンの改善点

守備は目立った補強をしていませんが、強いて言うならDT Reed獲得とLB Boltonのドラフトでしょうか。ラン守備が改善されることに期待です。あとはタレント全体の底上げが必要。守備で評価高い選手、ジョーンズかマシューしかおらん。

弱点3:反則が多すぎる

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チーフスはペナルティの回数が105回でリーグワースト4位、ペナルティヤードが919ヤードでリーグワースト6位です。

チーフスファンであればここ数年の反則の多さは頭抱えていると思います。特にDPI(Defense Pass Interference)がワースト3位になっており、CB陣がかなり若いことも影響しているかも。すぐ相手選手掴んじゃうんですよね。

オフシーズンの改善点

タレント的にはそれほど変わらないが、守備陣が全体的に経験を積み始めていると期待したい。

さいごに

チーフスの弱点は明らかにディフェンスです。一番よくある負けは、「殴り合いになって負ける」というパターンです。Mahomes Eraになって攻撃不調で負けたのは2019シーズンのColts戦と前回のスーパーボウルくらいでしょう(スーパーボウルは守備も酷かったけど)。

ディフェンスが相手を20点くらいに押さえてくれればオフェンスがなんとかしてくれます。そのために無駄な反則はしない、ラン守備頑張る、などでマホームズを少しでも長くフィールドに出しとく必要があります。

オフェンスに関しては、もっと力強いランが見たいですね。OLを強化したので今年こそは期待したいです。いつまでも「ハントがいればなぁ」なんて言ってちゃダメ。


早くシーズンはじまらんかなぁ〜

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