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【走り、戦った】勝手にジェフユナイテッド市原・千葉レディース選手短評シーズン総括21-22(GK・DF編)【激動の1シーズン】

どうも、ごんです。

WEリーグの初年度日程が全て終了!ジェフレディースは9勝7分4敗の4位という好成績でシーズンを終えました!
目標の3位には得失点差で及ばず。ですが、日本代表選手ゼロ(途中、FW15.千葉玲海菜が代表合宿にサプライズ追加招集)という中でほぼ3位の成績を残した戦いぶりは立派でした。振り返ってみると、出足こそ躓きましたが、5節長野戦でのシーズン初勝利を飾るとそこから勝ちを重ね、トップリーグ昇格後最多記録となる4連勝を達成。守備組織の安定感と粘り強さに加え、前半戦はFW20.大澤春花を中心に取るべき時に得点を奪い、後半戦は新たに合流した千葉(玲)が攻撃を引っ張り躍進の原動力となりました。またボランチのMF8.岸川奈津希もチームの心臓として攻守に走り、得点源にもなるなどシーズンを通して安定したプレーをし続けてチームを支えました。チームMVP級の働きだったと思います。
しかしここで言いたいのは、全員の力で戦い抜いたからこその今季の躍進だったということです。組織的に走り、戦うチームスタイルを表現して、試合を追うごとに安定感がのある戦い方をできるようになりました。その中で個々の選手たちも成長し、勝てるチームへ成長することができました。このチームを1シーズン追いかけ続けることができたことをとても嬉しく思っています。

今回はシーズン総括ということで、色々思い出しながらまた勝手に選手短評を書いていこうと思います!

なお、前半戦の選手短評はこちらです!

GK・DF編↓

MF・FW・監督編↓


GK1. 清水栞

20試合出場 18失点
出場時間:1794分

今季新加入の守護神はシーズンを通してレギュラーの座を守り抜きました。安定したセービング、キャッチングを武器にシーズン全体での試合数>失点数を達成。また足元の技術が高く、難なく相手のプレスを外して縦パスを送るなどビルドアップでも大いに貢献。アウェイ日テレ戦では3-2の大逆転は清水のファインセーブ連発無しでは叶わなかったと思います。来季もいると思いますが、ビルドアップでも貢献できる現代型GK要素もあるだけに普通に引き抜かれそうな気配もして少々ビビり散らかしております。

GK17. 程思瑜(チェン スーユ)

1試合出場 0失点
出場時間:6分

台湾代表の守護神。後半戦は2ndGKとしての地位を確立。15節のノジマステラ戦では終盤に清水に代わって出場し、WEリーグデビューを飾りました。1月に行われたAFC女子アジアカップ2022では台湾代表のレギュラーGKとして出場。フィリピン代表との一戦ではジェフレディースでのチームメイトであるFW26.クインリー・クエザダとの対戦が実現しました。台湾は惜しくも大会でのW杯出場権を逃し、大陸間プレーオフに回ることに。W杯出場なるか。

GK30. 大熊茜

0試合出場 0失点
出場時間:0分

DF14.大熊環の妹。出場こそなかったものの、リーグ戦でのベンチ入りを既に経験済み。トップ昇格して姉妹でジェフのゴールを守る日を心待ちにしています!

GK33. 米澤萌香

0試合出場 0失点
出場時間:0分

後半戦の大卒新加入4人組の1人。清水、チェンの壁は高く、公式戦でのベンチ入りはなし。来季チャンスを掴み取れるか。前髪だけ色を変えたりインナーカラーしたりしてる髪色オシャレさん。

DF2. 藤代真帆

18試合出場 0得点0アシスト
出場時間:1274分


アカデミー出身の走り屋はシーズン終盤はやや出場機会を減らしましたが、左サイドのレギュラーとして君臨。サイドで勝負してスピードアップができる貴重な存在であり、高い位置で受けて仕掛けてクロスへ持ち込むプレーで相手の脅威となりました。またそのスピードと運動量は本業である守備面でも発揮し、サイドの守備を締めて相手に自由を与えませんでした。一方で、リーグ戦で直接得点に関与した回数が記録上はゼロと、決定的な仕事をするという点では課題が残りました(皇后杯準々決勝ベレーザ戦ではクロスに飛び込み得点をマーク)。来季はゴール、アシストで目に見える結果を出したいところです。既に今オフ契約更新済み。時々髪色が紫になったり青くなったりする髪色オシャレさんその2。

DF3. 市瀬千里

19試合出場 1得点2アシスト
出場時間:1692分

飛躍のシーズンに。シーズンを通して安定したパフォーマンスを見せ、レギュラーの座を明け渡しませんでした。後半戦は大熊と位置を入れ替え、主に右CBでの出場が増えましたが、利き足サイドでボールが持てる分ボール回りが良くなった印象でした。また、正確なフィードで千葉(玲)の加入後初得点をアシストするなど、攻撃面での貢献が光りましたね。カバーやシュートブロックも良く、チームの失点数の少なさにも大きく貢献しています。21節ちふれ戦では待望の今季初得点が生まれましたが、またしても決まった瞬間ぴょんぴょん飛び跳ねていました。笑

※参考 なでしこリーグ初得点時のリアクション

DF4. 林香奈絵

16試合出場 0得点0アシスト
出場時間:1440分

不動の存在といえるおれたちのキャプテンは今季も不動でした。ポジショニングが良く対人、カバーリングが的確で、まずい!と思った時にはだいたい林がカバーに入って防いでくれます。鬼のような危機察知能力の高さで今季もゴール前に鍵をかけてくれました。後半戦で負傷離脱があり、4試合を欠場しましたが、18節ベレーザ戦から復帰。2失点は許したものの最後まで粘り強く守り、劇的な逆転勝利を手繰り寄せました。
コミュ力がめっちゃ高くて、僕が着てる4番のユニフォームを見つけて向こうから話しかけてくれたこともありました。笑 もっもちろん来季もユニフォーム買いますので、おっ、おおおおお願いします来季もジェフにのっ残ってくださいいいいい(コミュ障

DF5. 田中真理子

20試合出場 2得点3アシスト
出場時間:1743分

皆勤賞!今季は全試合に先発し、監督の信頼をしっかり勝ち取りました。主に右WBのレギュラーとして出場を続けていましたが、チーム事情により本職のCBとしてプレーすることもあり、適応力の高さをここでも発揮。また後半戦も1得点と2アシストを加え、決定的な仕事の部分でもしっかりチームに貢献しました。そしてそして、ついにInstagramの公式アカウントを開設。まだ見てないという方は是非チェックしてみてください。来季もたぶんいると思うので、引き続き右サイドからのチャンスメイクで存在感を見せて欲しいですね。

DF14. 大熊環

17試合出場 0得点0アシスト
出場時間:1406分

ボランチから後ろならどこでもできるポリバレントマンは、今季は3バックの一角としてシーズンを通して安定したパフォーマンスを披露。後半戦は市瀬と左右入れ替わりで3バックの左での出場が増えましたが、それでもソツなくこなせてしまうあたりサッカーセンスの塊といえるかもしれません。高卒2年目とは思えないプレーの落ち着きっぷりで、もうプロで4、5年やってますくらいの雰囲気があります。いないと困る選手なので、来季も的確なカバーリングでジェフの守備を最終ラインから支えてください。

DF21. 石田菜々海

10試合出場 0得点0アシスト
出場時間:515分

後半戦は負傷した林の穴を埋めるべくスタメンに抜擢され出場機会が増加。ビルドアップはやや不慣れな面を見せましたが、対人の強さ、空中戦の強さを見せて、相手の攻撃をシャットアウト。林不在の4試合で3勝1分と、役割をしっかり果たしました。右、左、中央と公式戦で3バックのどのエリアもこなした唯一の選手ではないでしょうか。WEリーグでもしっかりやれることを示したので、組み立てでの貢献度アップがレギュラー奪取へのポイントになるかもしれません。来季もよろしく。

DF22. 井上千里

1試合出場 0得点0アシスト
出場時間:1分

アカデミー産の期待の星はプロの壁に当たり、後半戦の出場はなし。まだまだこれからだと思うので、力のある選手揃いのDF陣の中でいいところをたくさん吸収して出番に備えて欲しい。サインが「重」になってるのは、「千里」を縦書きでくっつけてしまったからでしょうか。笑

DF24. 城和怜奈

12試合出場 1得点0アシスト
出場時間:526分

Jリーガーの兄を持つ期待の高卒新人はシーズン終盤に出場機会が増加。恵まれたフィジカルを武器にサイドからグイグイボールを運び、チャンスをつくりました。21節ちふれ戦では、サイドを果敢に突破し続けたご褒美ともいえるプロ初ゴールをゲット。お兄ちゃん、やったよ!!!ちなみに兄の城和隼颯は5節の千葉vs群馬に先発し、フクアリでプレー。櫻川ソロモンの決定的なシュートをブロックして群馬の無失点勝利に貢献しました。お兄ちゃん、やられたよ!!!笑

DF27. 蓮輪真琴

0試合出場 0得点0アシスト
出場時間:0分

後半戦の大卒新加入4人組の1人。出場はなかったものの3試合にベンチ入りを果たし、監督の期待の高さを感じました。裏へのロングボールが得意とのことなので、蓮輪のフィードに大学同期の千葉玲海菜が抜け出すなんてシーンが来季見られるかもしれません。がんばれ。

GK・DF編は以上!
MF・FW・監督編はこちら!↓

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