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ジェフレディース 猿澤真治監督の退任を受けて

どうも、ごんです。


2020年から監督を務められたジェフレディースの猿澤さん(タイトルでは監督と付けておりますが、本文では普段の呼び方の猿澤さんでいきます)が1/8の試合を最後に退任することになりました。

猿澤さんのラストマッチとなる、浦和レッズレディース戦(@オリプリ)へ現地参戦してきたので、そのことをInstagramに載せようかと思ったのですが、予想以上に長文になってしまったのでnoteに載せることにしました。書き殴り文章なので内容は期待しないでください。笑
書きたいことをただ思いつきのように書いた文章なので、適当にお付き合いいただければと思います。


【2023.1.8 vs浦和L●0-2】


猿澤さんのラストマッチ。うーん…力の差を見せつけられたゲーム。
林、玲海菜をはじめ怪我人が多かったというエクスキューズは確かにあった。でもそれは安藤梢をCBで起用するほど苦しい向こうもそうなので、やはり力の差があったかなと思う。
今のジェフレディースでは太刀打ちできなかったのかな…って。


猿澤さんの退任…3年目の難しさだったのかなと思う。1年目の前半戦でなかなか上手くいかなくて、でも決して悪い試合はしてないというもどかしい状況だった。そこで大胆なシステム変更を決断したら、それをきっかけにバチッとハマり、結果が出るようになった。秋口にベレーザ、INACを連続で破ったのが自信になって、ハードワークしてボールを奪い、サイドからカウンターで取り切るサッカーで、走る闘うを体現した猿澤ジェフのサッカーが形になってきた。そして念願のプロ化。チームがどんどん上向きになっていったのが嬉しかったなあ。


ジェフレディースは、「なでしこジャパン」を多く抱えるINACやベレーザ、レッズにどう対抗するか、追随するかという立場のチーム。その中で積み上げてきた「走る・闘う」というチームカラーが、どの監督の下でも体現できることが強みだと思う。
猿澤さんはそこに色付けして、守備のスイッチ、プレッシング、ショートカウンターを武器に戦えるチームになっていった。それだけでなく、DFラインからの丁寧なビルドアップにもチャレンジしていった。ジェフレディースがより主体的に、能動的にサッカーをするようになれた。その中でプロ初年度3位、皇后杯決勝まで上がれたのは間違いなく猿澤さんの手腕があってこそだったと思う。


そしてジェフレディースは勢いに乗ればどんどん勝っていけるチームでもある。昨シーズンはトップリーグ昇格後初の4連勝も達成した。でも決して勢いだけで勝ち進んでいたわけではなくて、毎試合ピッチサイドで指示を出す猿澤さんの分析力、洞察力、選手を鼓舞し勇気づけるマネジメント力がそれを後押しして、選手たちも本来の実力、いやそれ以上のものを発揮できたんだと思ってる。どんなスポーツにも共通して言えることかもしれないが、心・技・体全てが高い水準で揃ってこそ、サッカーはチームがひとつになり、走り・闘い切れるものだと思うし、ジェフレディースはまさにその状況下にあるチームだと思った。


そういう意味では、プロ2年目となる今季はリーグ開幕から連敗、失点後にすぐ失点を重ねる傾向が見受けられ、普段の粘り強い守備が少し鳴りを潜めてしまっていたのかなと思う。メンタル的に自信を持って戦える状態になく、また結果がついてこないことでそこまでの水準まで戻すことも上手くいかなかったのかもしれない。チームは勝てないとそういう悪循環に陥りがちで、どこか置きにいってしまう、慎重になってしまう、思い切りの良さが隠れてしまう…。
昨年ホームで勝った浦和L戦との違いはやっぱりそこだと思って、結局メンタルかよって話になると思うんだけど、でも自分達のサッカーに自信を持っていなければ、最大限それを表現し切るのは難しいのも事実。プレスにしても後続のセカンドアタックがワンテンポ遅れてたり、ボールを奪っても縦の選択肢が少なくて後ろに戻して相手を楽させたり…。ジェフレディースは本当はこんなもんじゃない。でも「今の」ジェフレディースはこれが現状なんだなと感じてしまったところはある。
猿澤さんとの旅路はこれで終わる。新しいジェフレディースとしてここからリスタートしていかなければならないし、もう一度ここから這い上がれるように、変わらずチームを応援し続けようと思ってます。


こういう形で素晴らしい監督と別れ、体制が終わってしまうのは本当に残念で仕方がない。猿澤さん、本当にいい夢を見させてもらえました。味スタでのベレーザ戦、0-2をひっくり返して勝ち切ったゲームは、ジェフレディースはこんなに強くなったんだと、胸に込み上げるものがありました。あの時のチームからは本当に力をもらいました。
そして公式サイトに上がった最後の退任メッセージ…本当にすごい熱量で、明確なビジョンを持ち、チームを指導されていたんだなと、心に響きました。素晴らしいチームを作ってくださり、ありがとうございました。


今後の益々のご活躍を期待しております。できたらまた、いつかジェフレディースを率いてくれたら嬉しいです。本当にありがとうございました。

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