【4位進出】勝手にジェフユナイテッド市原・千葉レディース選手短評シーズン総括(MF・FW・監督編)【来季はタイトルを】
どうも、ごんです。
勝手に選手短評シーズン総括、MF・FW・監督編です!
では早速いってみよう!
GK・DF編はこちら!↓
MF6. 今井裕里奈
12試合出場 0得点1アシスト
出場時間:739分
足元の技術に優れたテクニカルなボランチは、後半戦は出場機会が倍増。持ち前のボール捌きでリズムを生み出し、守備でも球際で戦えるところを示しました。またボランチとしてだけでなく、右WBとしても、守備の強度アップやサイドのボールの収まり処として機能しました。最終節新潟L戦では、ボランチの位置からサイドに飛び出すと低空の鋭いクロスを送りFW15.千葉玲海菜の値千金の同点弾をアシストし、改めて技術の高さを見せました。猿澤体制で大きく成長した選手の1人でしょう。
MF8. 岸川奈津希
20試合出場 6得点3アシスト
出場時間:1799分
まさにチームの心臓。ボランチながらチーム最多タイの6得点を挙げ、4位進出の原動力になりました。ビルドアップ、ボール奪取、得点、アシストなんでもござれという感じで、チームMVP級の働きを見せていたと思います。出場時間も、両足が攣ってATに交代した長野戦を除いて全試合にフルタイムで出続けました。鉄人すぎる。FWばりのヘディングシュートの技術を持っており、6得点中5得点はヘディングで決めています。来季もいないと困る戦力筆頭なので、年俸ぶち上げたり、移籍金引き上げたり、神戸港からの黒船来航を丁重にお断りしたりなどのあらゆる策を講じて岸川をプロテクトしてください。頼むぜ三上GM!
MF10. 鴨川実歩
20試合出場 3得点6アシスト
出場時間:1773分
仕掛けられて、得点が取れて、アシストもできて、勤勉に守備もこなす中盤のオールラウンダーは今季も出色の出来でした。前半戦は自ら得点を重ね、後半戦はセットプレーのプレースキッカーとして多くの得点を生み出しました。特に第21節ちふれ戦は圧巻。4得点全てが鴨川のセットプレーから生まれ、田中と岸川の得点をアシスト、またバー直撃の直接フリーキックがそのまま城和のプロ初得点に繋がるなど、3得点に直接関与。鴨川様様の1日でした。ジェフレディースで代表を狙える実力のある選手の1人だと思いますが、なでしこの中盤が激戦区なのは間違いないだけに、ここに食い込めることができればもう1ランク上の選手になれると思います。来季もいないと困るので是非よろしくお願いします…!
MF13. 曽根七海
19試合出場 0得点1アシスト
出場時間:1380分
みんなの曽根ちゃんは今季もよく走ってよく味方にボールを繋げました。今季は主力として19試合に出場し、うち16試合で先発と、監督の信頼の厚さが窺えるシーズンとなりました。主にシャドーかボランチで出場し、シャドーの位置では繋ぎ役としてだけでなく、前プレ隊としてもハードワークし続けチームに貢献しました。果敢にミドルシュートも狙いましたが今季は決まらず。来年よろしく頼むぜ。ターン技術が抜群に高くて、寄せられてもそう簡単にボールを取られないんですよね。アウェイ大宮戦だったか、ルーレットとかやってて、すげえ!!ってなってました(小並感)
MF18. 安齋結花
14試合出場 1得点2アシスト
出場時間:510分
犬の帰巣本能はレディースでも発揮。おかえりなさい!前半戦は先発2試合にとどまりましたが、後半戦は5試合に先発出場。千葉(玲)の大活躍を陰から支えました。前から勤勉にプレスをかけて、千葉(玲)の得点を2度お膳立て。ドリブル突破と推進力は健在ですが、守備でも走れる選手となり、とても頼もしくなりました。16節マイナビ戦で勤勉に守備をし続けたご褒美ともいえる復帰後初ゴールをマーク。ただもっとやれる選手だと思うので、来季は更に先発の機会を増やしてガンガンカウンターで突き進んでほしいものです。来季も安ちゃんスマイルがたくさん見たい!!
MF19. アレックス・チディアック
5試合出場 0得点0アシスト
出場時間:97分
WEリーグのウィンターブレークを受けてオーストラリアのメルボルン・ビクトリーへ期限付き移籍していましたが、レンタル期間終了直前にまさかの完全移籍へ移行。お別れは突然だった。10番を与えてもらい母国で出場機会を重ねている状況では、フィットできていないチームへ戻るメリットが薄いのは理解できます。オーストラリアではリーグタイトルも獲れて充実のシーズンだったようです。今度はアメリカでプレーするとのこと。向こうでもがんばれー。
MF25. 藤尾きらら
5試合出場 0得点0アシスト
出場時間:30分
膝の怪我が癒えた後半戦は、最終節を除く全試合にメンバー入り。出場時間が短いためまだどんな選手か掴めていないとことがありますが、テンポ良い繋ぎを見せたり、ブラジリアン体術でボールを絡め取ったりと片鱗は見せていました(ブラジリアン体術とは)。ジェフレディースの中盤は層が厚く、競争は激しいですが、来季は先発の機会を増やして縦横無尽に走り回る姿が見たいですね。
FW7. 南野亜里沙
11試合出場 0得点0アシスト
出場時間:811分
得点力アップを期待されての加入でしたが、まさかの0得点0アシストで今季終了。後半戦は負傷があったのか、僅か1試合のみの出場に留まりました。悔しいシーズンとなってしまった。前半戦は得点こそなくても、前線でボールを引き出すのが上手く、ブロックの間で受けてよいアクセントになっていました。また強度の高い前からのプレスにもしっかり順応。皇后杯準々決勝のベレーザ戦では初アシストとリーグ戦での活躍の兆しも見られたのですが…。来季もいると思うので、来季こそは得点とアシスト両方の面で結果を残してほしいですね。勝負の1シーズン!
FW9. 大滝麻未
5試合出場 0得点0アシスト
出場時間:47分
激動の1シーズンでした…!11月の出産から、12月には練習へ復帰、ウィンターブレーク期間のキャンプを経て、2月27日の皇后杯決勝でピッチに帰ってきました。凄すぎます。リーグ戦では、13節INAC戦に82分から出場し、今季初出場。頼もしい戦力が帰ってきました。しかし、本人も語るように、本領発揮は先発の機会を掴んでこそ。産休で不在の期間に活躍した大澤、後半戦のキーマンとなった千葉(玲)を凌ぐパフォーマンスを来季は見せられるかに注目です。来季も若いチームにおけるお姉さん的ポジションとしてピッチ内外でチームを引っ張っていってください。
インスタはお子さんの投稿に溢れてて幸せいっぱいです。プレーも子育てもがんばれあみママ!
FW11. 小澤寛
2試合出場 0得点0アシスト
出場時間:19分
非常に苦しいシーズンとなりました。出場は結局前半戦の2試合にとどまり、武器であるスピードを生かした突破を見せるシーンを作ることができず。来季の奮起に期待がかかります。栄養士資格を持つWEリーガーです。
FW15. 千葉玲海菜
10試合出場 6得点1アシスト
出場時間:856分
後半戦の大卒新加入組の1人。強烈なインパクトを残したシーズンとなりました。後半戦序盤はWBでの起用となりましたが、14節広島R戦で1トップに起用されると、58分にDF3.市瀬千里のフィードに抜け出して加入後初得点。猿澤監督の采配に一発回答で応えました。そこから16節マイナビ戦までに3試合連続得点を記録し、後半戦5試合4得点。直後の代表合宿に、離脱者の穴埋めではありますが追加招集され、一気に注目度が上昇しました。大卒新人が5試合でなでしこですよ…。フィジカルは既にリーグトップレベル。背後へ抜け出せるスプリントだけでなく、背負ってボールキープするパワーもあり、味方の上がりを促すこともできます。クロスに合わせる形もあり。来季2桁得点が期待されますが、既にいつ引き抜かれてもおかしくない怖さもあるため、ここは苗字が千葉なので千葉にしか所属できない千葉ルールを制定してもらい、終身契約という形でプレーしてもらうのはどうでしょうか。
FW16. 今田紗良
0試合出場 0得点0アシスト
出場時間:0分
後半戦の大卒新加入組の1人。公式戦のベンチ入りは0と、同期入団した千葉(玲)とは明暗が分かれる形に。悔しいシーズンとなりました。パワフルなシュートをねじ込める選手なので、何の脈絡もないところから強烈なミドルを叩き込んでほしいという願望があります。笑
ピッチ外ではとにかく明るいイメージ。そして芸人。「芸人」で「とにかく明るい」は「安心してください!履いてますよ!」を連想してしまいますが←
FW20. 大澤春花
18試合出場 6得点1アシスト
出場時間:1143分
浮き沈みのあるシーズンとなりました。前半戦はエースとして君臨し、4得点を記録。しかし後半戦は、千葉(玲)の台頭もあって出場機会を減らしました。それでも、18節ベレーザ戦では途中出場すると0-2の状況から自らの2得点で試合を振り出しに戻し、劇的なゲームの立役者となりました。70分に決めたミドルシュートは圧巻。1トップで張るというよりは、前向きでボールを受けてシュートへ持ち込む形を得意としており、ミドルレンジの広さと確かなシュート技術を持っています。ペナルティエリア外からの得点が4得点というのが何よりの証明でしょう。なお既に来季残留が決定。来季もFWの競争は熾烈ですが、ミドルをバンバン叩き込んでもらい、なでしこ入りも目指してほしいですね。
FW23. 広瀬桜
12試合出場 0得点0アシスト
出場時間:174分
今季は出場試合数を12に伸ばしましたが、またも初ゴールはお預けに。19節長野戦でリーグ初先発となりましたが、46分で交代となり、ほろ苦い結果に。持ち味の小気味よいドリブルで仕掛けてシュートへ持ち込むシーンもあり、あともう少しという感じ。報われてほしい。
FW26. クインリー・クエザダ
5試合出場 0得点0アシスト
出場時間:25分
チームメイトからQちゃんの愛称で親しまれるフィリピン代表のストライカーは、チーム戦術への適応に苦戦しました。シーズン終盤は代表の活動期間でチームを離れていましたが、後半戦の出場は1試合のみ、全体でも5試合25分の出場と持ち味を出すには時間が短すぎました。1月に行われたAFC女子アジアカップ2022では、準々決勝で台湾と対戦。ジェフレディースのチームメイトであるGKチェンスーユの守るゴールをこじ開け、先制点を奪うと、フィリピンはPK戦の末に勝利し史上初の女子W杯出場を達成。大舞台に立つQちゃんを見るのが楽しみです。
監督 猿澤真治
WEリーグ初年度の1シーズンでチームを3位と同勝点の4位へ引き上げました。開幕4戦は2分2敗と出遅れましたが、5節長野戦でシーズン初勝利を挙げると、そこから一気に波に乗り、トップリーグ昇格後初となる4連勝を達成。長野戦直後のホームで浦和を破ったのがとても大きかったと思います。走る、戦うをベースにオーガナイズされたプレスとブロックを使い分け、強豪相手にも強度の高い守備で対抗できるチームを作り上げました。また攻撃面では、前年のチームを牽引した成宮が移籍し、昨季チーム得点王の大滝が産休に入った中でも、鴨川や大澤を中心としたカウンターや、DFラインからのビルドアップにも取り組み、攻め筋をチームに植え付け、結果に繋げました。また後半戦では、ウィンターブレーク期間に合流した千葉玲海菜が躍動し、より縦に速い攻撃の形を手に入れることに。前半戦には7戦無敗、後半戦には8戦無敗と、安定感のある戦い、粘り強く追いつき、時にはひっくり返すチーム力が備わったことも大きな成長を感じるポイントでした。一方で、前半戦、後半戦ともスタートダッシュで躓いたことや、試合のペースを握りながら勝ち切れなかったなど、課題も。勝点を伸ばすポテンシャルを感じさせる課題だったと思います。そして、タイトル…。悔しい結果に終わった皇后杯決勝は、忘れられない1戦になりました。もう一度あの場所へ戻り、猿澤監督を優勝監督にしたい…いや、絶対にしましょう。シーズン終了直後に契約更新が発表となり、来季はどんなチームに仕上げてくれるか、とても楽しみですね。
いかがでしたかね?体制を継続して結果を残す難しさを男子トップチームの方でひしひしと感じておりますが笑、だからこそプロリーグに舞台を移しても自分達のスタイルを大切にして結果を残したチームに改めて大きな拍手を送りたいです。
今季の選手たちの活躍ぶりが思い出せるような、伝わるような内容になっていたでしょうか。もし少しでも伝わって、また新たに興味を持ってくださったらとても嬉しいです。
来季はタイトル獲ろうぜ!!!!
最後に、最終節終了時点でのチーム出場時間ランキング、得点ランキング、アシストランキングを載せておきます。なお、データは全てリーグ戦のみのものです。
以上!ではまた〜。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?