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日本語情報ってオワコン?

1年以上前に登録だけしておいて、全く書いてもなかったnoteとやらを初めて書いてみる。自分はベルギーサッカーを扱っているブログ「Cadre-SK」をサボりながらも運営しているので、あまりnoteを使おうと思わなかっただけだが、この際使ってみる。

とにかく好き勝手に書いた内容なんで、肩の力抜いて読んでもらいたい。

タイトルの「日本語情報ってオワコンじゃね?」ということだが、率直に言うと、マスコミにしろインターネットにしろ、日本語情報から調べても役に立たないことが多いのね。

ベルギーリーグの情報がない?

大したブログじゃないし、自分の怠慢のせいで頻繁に更新が止まることが多い拙ブログだが、ベルギーリーグに関しては自分のブログ以上に情報量が多いところは、ほとんどないかと思っている。自分で言うのも変だけど。

元々ベルギーのサッカーが大好きで、4大リーグの現地観戦経験はないのに、ベルギーだけはやたら観に行っていくくらい、ベルギーに傾倒している。ハンドルネームがベルギーと関係ない「シェフチェンコ」から取っているけど、今ではどっぷりベルギーだ。

頻繁にベルギーへ行っているので、周りから「どうやって情報を集めているの?」と言われることが多い。

単純に現地の言語から拾ってきているだけだが、どうも他の人からはそんな感じに見えてしまうらしい。別に「日本語で情報がなければ他から拾ってくるしかないでしょ」ということだが、日本語の情報だけを頼りにしている人にとっては「ベルギーサッカーの情報なんてない」と見えるのだろう。


ということで、どれだけベルギーリーグを認知されているかを確かめるために、クイズを作ってみたのよ。

しかし、思ったより正解率が高くなかった。普段見ていない人にとっては答えられなくても仕方ないかなあと思いつつ、自分としては割と常識問題だと思って作ったので、ベルギーリーグの浸透度の低さを感じざるを得なかった(さすがに得点王の決め方はマニアックすぎるが)

日本人視点は特殊な視点

結局は日本に入ってくるものなんて、シントトロイデンとか、日本人選手の情報くらいで、他の選手やチームなんてほとんど日本語化してないだけだろう。

ただ、この日本人視点というのは、現地の人が見ているような感覚とのズレが多く生みやすい要因であると断言できる。

おそらく現地のベルギーのファンにとっては、リーグの中心には随一の名門のアンデルレヒト、今やリーグを牽引していると言えるクルブ・ブルッヘ、南部のフランス語圏ならスタンダール・リエージュ、東部のリンブルグならヘンクが中心になる。それに国内最古のクラブで元々人気のあるアントワープに、チャンピオンズリーグベスト16の実績を持つヘントを加えた6チームが中心と言えるだろう。

そう考えたら、シントトロイデンを中心に報道している日本は「ベルギーリーグの脇役の一部」しか取り上げていないと言えるだろう。首位クルブ、2位ヘントの放送が少なく、毎週シントトロイデンを放送しているスカパーを通じて発信される情報の殆どは「リーグのトップレベルではない」とでも言い切れるだろう。

日本のサッカーファンは、各リーグのレベルを比較することが多く、YoutubeやTwitterなどのコメントでは、たまに「こんなリーグ行く意味ある?」なんて見られる。

比較している人の目線が対等じゃないのに、リーグ比較する意味こそあるのかよ…と思っている。日本人所属チームしか見ていないのに、クルブのことを分かった気になっているのだろうか?そもそも2年連続リーグMVPになっている現役ベルギー代表選手の名前を言えるだろうか?

資金が限られるシントトロイデンではなく、その3倍以上も資金を持つクラブになると、強力なライバルとポジション争いをしなくてはいけない。シントトロイデンで大活躍したウクライナ代表MFロマン・ベズスが、リーグ上位ヘントでは控えの方が多い現状だ。

シンシナティへ移籍した久保裕也にしても、アントワープで出場機会に恵まれない三好康児にしても、資金力がある強豪の中でのポジション争いで苦戦しているのであって、リーグで結果を残すのとは別の評価軸で考えるべきだ。こういうのを踏まえると「下位に所属してベルギーリーグで活躍するより、上位チームでレギュラーを獲得する方が難しい」といえるだろう。

特殊な需要に合わせた偏った情報だけが入ってくる状況では、ファンは勘違いしやすい。浅く見た部分だけで思い込んだ人達で共感しあっているような、変なまとめ記事はたまにTLに流れてくるが、こういうのは日本語化されたベルギーリーグの情報が少ないから、起こりうることだと感じる。

というのを日頃から思いながら、ブログやTwitterをやっているわけだ。

コロナ関係もぶっちゃけ日本語情報信用してない

そして、無理やり時事ネタにつなげる。

1月にウクライナへ旅行したことがきっかけで、ウクライナの国民的ロックバンドの「オケアン・エリジ」にハマっているが、そのオケアン・エリジのリーダーのスヴャトスラウ・ヴァカルチュク氏は、ウクライナの政党「ホロス(声の党)」の党首を務めている。

内容はWHOのコロナウイルスの情報を非公式に翻訳したものだが、政党が進んでこういう行動に出るのは、やはり良いものだと思う。

ざっと内容に触れるとこんな感じ。

COVID-19コロナウイルスとは何ですか?
COVID-19の症状は何ですか?
ウイルスはどのように広がりますか?
自分を守り、病気が広がるのを防ぐために何ができますか?
COVID-19の対象地域を過去または過去に訪問した(過去14日間)人の安全上の注意
COVID-19で病気になる可能性はありますか?
COVID-19について心配する必要がありますか?
誰が合併症の危険にさらされていますか?
抗生物質はCOVID-2019感染の予防と治療に効果的なツールですか?
COVID-2019感染の予防または治療薬はありますか
COVID-19はSARSと同じですか?
自分を守るためにマスクを着用する必要がありますか?
マスクの使用に関するヒント。 マスクの着用、使用、取り外し、および廃棄方法
COVID-19の潜伏期間はどのくらいですか?
動物からCOVID-19を入手できますか?
人は2019-nCoVペットに感染する可能性がありますか?
ウイルスは表面にどのくらい持続しますか?
ウイルスが検出された中国またはその他の国から小包を受け取ることは安全ですか?
有害なものとすべきでないものは何ですか?

WHOの発表をウクライナ語に訳したものだが、キーウ(キエフ)にあるオリンピスキに10万人集める規模のオケアン・エリジのリーダーが発信するだけに、日本人が日本で暮らしている状況と比べて、ウクライナではWHOの情報が正しく国民に伝わりやすいのかもしれない。

正直「ホロス」に関する情報はあまり知らないし、何でもかんでも鵜呑みにするわけにはいかないが、ヒステリックで責任転嫁が蔓延している日本のメディアやインターネットより良いなあと思った。

正直言うと、ダイヤモンド・プリンセス号のニュースはあまり興味がなく、それよりも自分達が自分自身を守るための有益な情報の方が重要だ。

「感染者が新たに1名増えた」といわれても、結局は自分がどう対応するか…に尽きる話なので、日頃から最新情報に目を向けて気をつけること…くらいしかない。

あと、マスクだけしていても、口、目、鼻を触ったら、あまり意味がないことはWHOの報告にも出ているから、その辺りを強調した方がいいし、マスクの正しい装着方法と注意点を発信するべきかと思うが、報道を見ているとクルーズ船の感染者をエンガチョしているようにしか見えないものだ。

さっきのベルギーサッカーの話に通じるところだが、どうもマスメディアにしてもインターネットにしても、必要不可欠の情報や事実よりも、自分達の思いたい情報の方が多く見られる。外国の情報にしても、日本語化されるものは、日本人が思いたいことだけが優先して翻訳されて、抑えるところは抑えてないなあと感じる。

あらゆる出来事に賛否両論があっても、多少は感情的になるのも分からないでもないが、肝心なところを抑えないと話にならない。肝心なものは積極的に日本語化して発信されるべきだ。

誰かに文句言っても、自分が気をつけないで死んだらマヌケじゃん?

でもさ、ベルギーリーグの情報が外国語に触れないとわからないのは仕方ないにしても、あらゆる重要なことが日本語化されていないように感じられるのね。

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