「香り」と「臭い」は違う。 こんにちは、なみかたです。山形の羊肉屋です。 私達は羊肉専門の小売店や通販の他に、ジンギスカン屋も経営しているのですが、 ありがたいことに数多くの口コミや評価を頂いております。 その口コミを読んでいると の派閥に分かれていることに気がつきました。 さらにネットなどで情報を集めていくと、 「クセのない肉が好きなやつは牛肉を食べろ」 「クセのない羊肉は個性を殺している」 など、 「”クセなし”が美味しい派」を「”クセあり”が美味しい派」
ジョージアには古くから続く遊牧文化があり、羊肉も身近な食材でした。そのためジョージアの伝統料理にも羊肉を使用した料理がいくつもあります。 今回は、筆者がジョージアで味わってきた羊肉料理を紹介します。 今回は首都トビリシに在住の主婦のタタさんとタムナさんに羊肉を使用した伝統料理3品の作り方を教わりました。 ■チャナヒ チャナヒとは羊肉と野菜のシチュー。 いろいろな種類の野菜をいれますが、茄子とトマトは必ず入れるとのこと。 伝統的な調理法は壺の形をした土鍋で煮込みますが、
この写真はイランで出会った羊飼いと羊と山羊達です。 イランの料理の歴史は古く、古代ペルシャ時代から様々な文化の影響を受けながら発展してきました。 羊肉はペルシャ料理にとって欠かせない食材であり、羊肉を使用した伝統料理は数多く存在します。 以下、筆者がイランで味わってきた羊肉料理を紹介します。 ■ベリヤニ 「ベリヤ二」はイスファハーン地方の郷土料理で、羊肉と肺臓肉、羊の尾脂を細かくし、香味野菜と香辛料で炒めてペースト状にした料理です。フレッシュハーブと共にナンに包んで
この写真はモンゴルでお世話になった遊牧民と羊達です。 モンゴル料理は、遊牧民の食文化がルーツです。 寒冷かつ乾燥という厳しい自然環境下で、モンゴルの人々は数千年にわたって遊牧を続けてきました。そのため食材は家畜からの恵みである乳製品や羊肉中心の料理が多いです。 つまり、モンゴル人は羊肉料理のエキスパートです。 今回は遊牧民のゲルと、ウランバートル市内のレストランで味わってきた羊肉料理を紹介します。 ■チャンサン・マハ チャンサンマハは、骨付きの羊肉を塩だけで煮込んだ、
この写真はエジプトを旅したときに出会った羊飼いの写真です。奥に写るのはクフ王の父であるスネフェル王の屈折ピラミッド。 エジプトは、古代からの歴史と文化が豊かに息づく地域であり、その食文化も多用で魅力的です。 ファラオも食べていたといわれる羊肉は、エジプトの食文化において重要な役割を果たしています。 以下、筆者がエジプトで味わってきた羊肉料理を紹介します。 ※現地で見聞きした話ですので、名称など間違いがあるかもしれません。 ■バーミヤ・ビッ・ラハム バーミヤとはオクラの
※書き始めたら止まらなくなってしまい、かなりのボリュームになってしまいました。申し訳ございません。 「羊肉ってどうやって調理するの?」 そんな質問を頂くことがあります。 やはり羊肉は、日本人の食卓にはそれほど馴染みがないので調理法は少し頭を悩ませるかもしれません。 確かに羊肉は、他の食肉と比べなんとなくハードルが高いイメージがありますよね。 しかし部位の特性にあわせた調理方法を覚えれば、誰でも簡単に調理できます。 今回は、羊肉初心者でも扱いやすい挽き肉にフォーカス
こんにちは。 世界中の羊肉を味わうために地球を一周してきた羊肉屋の行方(ナミカタ)です。 これまでに世界中のブランド羊肉を実際に現地で食べてきたからこそ、わかったことがあります。 それは日本産羊肉のレベルの高さです。(※生産者や月齢によって品質のバラツキはありますが。) 今回は、そんな国産羊肉の中でも一線を画す 南三陸さとうみファームさんのわかめ羊 について書いてみようと思います。 発祥の地、宮城県南三陸町さとうみファーム。さとうみファームさんは、東日本大震災で甚大
こんにちは、山形県米沢市で羊肉屋を営んでいる なみかたと申します。 簡単に自己紹介と旅の経緯を話します。 私は、1990年に 羊肉専門店の長男として生まれました。 自社牧場で羊を育て、販売していたため、幼い頃から羊とふれあい、食卓には羊肉料理が並ぶ、そんな家庭で育ちました。 羊肉職人だった両親の背中を見て、自然と同じ道を進んだ私は、羊肉について学んでいく中で、羊肉に関するさまざまな事実を知ったのです。 このことから、羊肉を知るには世界を知る必要があると痛感した私は、