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6.何が野菜を育てるの?

こんにちは〜! ラクです🙂

「自然農法」の話も今回で3回目となりました。

世の中、いろんな農法がありますが、それぞれに目的があり、メリットデメリットが存在します。

繰り返しお伝えしますが、僕は「正しい農法」を語るには、まだまだ勉強不足です。それよりは「正しい」とか「あるべき方法」は人の数だけあると思う派だし、それを聞いて学び楽しんでいきたいです😄。楽しみ方も人の数だけあるという見方ですね。

そんな、一保育士である僕なりの経験を踏まえて、お伝えできればと思います^^

さて、前回で述べたように今日は「自然農法」の仕組みをお伝えすると共に、ちょいとだけ具体的な方法もと思います。

「自然農法って、具体的には何するの?🤔」「肥料も除草もほぼしないでできる仕組みが分からないよ😅」

そんな声に応えていきたいと思います。

それでは今日のお話です🍅

「何が違う?自然農法と有機、普通とどう違うの?🥒」※もう3回目になりました🤗

皆さん、野菜を育てるときに欠かせないものがあるとしたら、なんでしょう?

水☔️、日光☀️、土壌。こんなところでしょうか?

もちろん雑草なんかはそれで育っています。ですが、野菜はそれだけで育っているイメージでしょうか?🥒

いやいや、「肥料」も必要でしょ?そんな声が聞こえてきそうです^^。でも、そもそも肥料って何だろ?と思ったこと、ありませんか?😁肥料の何が野菜に効くんでしょう? お答えできる方は、立派な野菜です。僕はすぐにでも友だちになりたいです(笑)😄 ※投稿がいいな❗️と思った方、フォローお願いします^^

ちょっと難しくなるので、肥料については今回は触れず、「肥料には野菜が元気になる栄養が入ってる」というイメージで留めておきます^^

野菜は、人間が食べるために、元々は野生に育ってた「何か」を、食べやすく育てやすいように品種改良したものです。

どんな野菜でも「野生」からスタートし、長い人間の営みの中で、野菜の種も同じく変化してきたわけです。

そうすることで、今度は雑草のような「野生」の姿は弱くなり、野菜の種をそこら辺に蒔いたら育つ、、なんて事はほぼ出来なくなりました。誰かの世話無しでは大きくなれない訳です。これが、今の野菜の姿という事です🙂 何だか、ちょっと切ない感じがしますね(^^;)

では何故、雑草はそんな「人が育てる」ことをしなくても生きていけるのでしょう?ここが今日のポイントになります✌️。

野菜も雑草も、必要な栄養は根から吸収されます(光合成とか色々ありますけどね)。理科の授業で習いましたよね😀では、雑草の下にある地面はどんな事になっているんでしょう?

皆さん、雑草抜きとかした時に、ミミズ🪱ダンゴムシ・てんとう虫🐞などに出会いませんでしたか? いろんな草花の他に虫・キノコのような菌も含めると、実は生態系と呼べる「共生関係」が存在します。

例えば畑に「ミミズがいると土が良くなるよ」と聞いたことがあるかもしれません。でも何故でしょう?🤔 ミミズのフンが土を良くしてくれるよ。と答えた方はさすがです😄 では、ミミズは何を食べるんでしょう?

答え:草などが熟成されたもの(腐葉土)🌱 
もう少し専門的にいうと、何らかの有機物(何かの死骸だったり草だったり)が発酵し、
熟成したものを好みます。

そろそろ気づいた方がいらっしゃいますかね?😄 ざっくりいうと、、

草が枯れる→ミミズが食べる→ミミズのフンなどが草の栄養になる→草が枯れる、、 以下繰り返し。「あれ?なんか循環してない?」て考えた方。正解です^^

それを野菜でするとどうなるか?と考えたのが「自然農法」って訳です。

なので、自然農法の自然は、ここでは原生林のような「放任」の栽培ではなく、言ってみれば「里山」のイメージで考えると良いと思います⛰。里山というと、かやぶきの屋根がある家の田舎のイメージですが、実際自然豊かですけど「人の手が入ってる」形ではありますよね。「蛍キレイだな〜、川に鮎いるな〜」な人里も自然豊かですが、人の「工夫」という手が加えられてますよね?🙂

要するに、全てを人の手で育てるんじゃなくて、そこに住む生き物などの力も借りる「共生関係」で育っていこうよ❗️な感覚です。まとめると

・適度な雑草は土を耕し

・落ち葉や枯れ草を野菜の下に敷けば、多様な虫や微生物がきて土を肥やし

・害虫もくるが、それを食べる益虫も来る。(アブラムシをてんとう虫が食べるなど🐞)

そんな自然の連鎖の下、野菜を育てようという訳です。自然の連鎖で生まれた土の栄養は、野菜にとっても「いいよね〜」なんです。だって雑草元気に育ってますから😄。野菜も元は野生だし。

「なんとな〜く自然農法の仕組みは分かったよ」「でも、いい加減、具体的に方法論書いてよ」と聞こえてきそうなので、最後に「2つのすること」と「4つのしないこと」を紹介します。

●2つのすること 

1.リレー栽培をする。

いきなり「なんだそれ?」な名前出てきましたが、同じ場所で春・秋に植える野菜の組み合わせ(輪作)を決めて毎年交互に作っていく。

例:さつまいも↔️えんどう豆

2.草マルチをする。

またこれも「何それ?」な名前出てきましたが、要するに雑草を刈り取って野菜の下に敷く事です。その下に微生物やダンゴムシのような虫がきて土を豊かにするというもの。

●4つのしない

1.耕さない

「そんな馬鹿な?」と聞こえてきそうです😅。野菜を作るたびに耕さないという事です。草花の根や土中の虫が徘徊することで、自然に耕されている状態を作ろうと言う考え方です。

2.除草しない 

草マルチや耕さない理由が関係します。草はトモダチ⚽️(笑)

3.肥料をしない(ほぼ)

草はトモダ、、😅 自然が堆肥を作っていくという事ですね🌿

4.農薬を使わない

言わずもがな、なんですが。じゃあ、どうやって害虫防ぐの?の理由として、虫が来ない草を植えるとか、カバーをかけるとか、色んな方法があったりします。

まとめいきましょう❗️

          まとめ

今日は自然農法ってなんですか?に、概要だけでもざっくりとですが、お伝えできた内容になったと思います。

・自然農法は「里山」をイメージとした循環型の農法。放任ではないということ。

・2つのすることと、4つのしないことを基本として野菜を育てていく。

「え?ラクに育てられるって言ったじゃん」「やっぱりなんか大変なんじゃないの?」という声も聞こえてきそうですが、僕としてはそれは半分正しく半分正しくないと考えています🤔。野菜はもともと野生から始まり、人の営みの時代の中を一緒に育ち合う事で、その姿を変えてきました。手心を加え大切に育てるからこそ、満足な形まで大きくなるのが現代の「野菜」たちです🍅。

ですが、栄養=肥料(特に化学肥料)がなくても、育つ仕組みがちゃんとあったりします。。その仕組みさえキチンと押さえていれば、今より負担が減るやり方もあるよ〜ということが、今回の「自然農法」で説明できるのでは?と思いました。

とはいえ、こんな話ばっかりだと僕としても疲れるので💧(笑)今後は保育所のことや、自分の借りてる菜園の話も織り交ぜて行こうと思います😄。

あと、菜園や保育所の食育活動のことでしたら、質問も受け付けていこうと思います😀。お気軽に声を掛けてください。


今後も技術や菜園活動のあり方を発信していきます。

楽しい菜園活動ライフになるよう、それでは🍅

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