ビジネスの営業も男女の恋愛も「ハーフ告白」を駆使すればうまく行くのでは?【クライアントさん達の恋愛事情】
新宿から自宅に向かう電車の中。
土曜日。午後9時。
吊り革に捕まっているひつじの向かいには、60代程度の男女が隣り合って座っています。何やら上品な服装に身を包んだお二人。どちらも多少お酒が回っている様子。
同窓会帰りなんでしょうかね。向かいに立っている私の耳でも容易に聞き取れるボリュームで熱のこもった会話が展開していきます。
すぐさまイヤホンを外しました。
外しましたとも。
こんな話聞きたいに決まっています。
最近ハマっているラップバトルの動画を閉じてしっかり聞き耳を立てる事にしました(悪趣味)。
「隣の席だった時に、、、、」とか「郵便局の前で、、、」とか、、、。2人の口から放たれた当時の思い出らしき映像がひつじの頭の中にも流れていきます。
60を過ぎているであろう男女が展開する、若者に負けないフレッシュなお話。大人になるにつれて恋愛事情も複雑になっていくようですが、このくらい元気なお爺さまになれたらいいなあなんて、、、聞き惚れてしまいます。
で、本題はここからです。
女性が言います。
むむむ。
先ほどまでは明るい論調で昔を懐かしんでいた2人が、この発言を機にちょっと真面目なモードになります。むむむ。
電車の2人と同じ道を選ぼうとするクライアントさん
先の展開が気になるところでしたが、降りる駅についてしまったひつじ。強制退場です。無念。
駅から自宅までの道中であれやこれやと思考が巡ります。
2人は結局、卒業してから
どんな恋愛をしてこられたのだろうか?
きっとそれぞれ、自分なりの幸せを
手にしてきたのだろうけど
お互いを完全に忘れることは
なかったのだろうか?
どちらかがが思いを伝えていたら
2人はどうなっていたのだろうか?
いやあ!!
大人の恋愛って感じですね!!
大変良い!!
暗い夜道を1人で歩くひつじ。
勝手に考えて1人で舞い上がるひつじ。
さぞかし周囲から見たら怪しかったことでしょう。
そんな大人の恋愛事情を垣間見た後のとあるセッションでのこと。クライアントさんが言います。
おいおい、、、、ちょっと待ってくれよ。
今ひつじの中で熱々ホットな話題に急角度で切り込んできます。
さっきまでやりたい事を仕事にするためのお話をしてたじゃないの。
急にどうしたのさ。
再び、恋バナが沸騰し始めます。
しかし、ビジネスの話の直後だからでしょうか。こんなことを感じたのです。
と。
コーチングを生業にし始めた2年前。まだ販売実績がなかった私は、今まさに恋愛に悩んでいるクライアントさんと全く同じことを自分の営業に対して思っていたのですよ。
「提案が申し訳ない。」
営業でも恋愛でも、壁になっている感情がそっくりである事に気がついたのです。
この感情に対して「いや、告白した後悔と告白しなかった後悔と、どっちの方がマシだろう?」なんて問いを立てるつもりはありません。通説ではその答えは分かりきっているし。何よりその切り口だと問題の捉え方が大雑把すぎて「告白する/金額の提案をする」がゴールになってしまいます。
商いであれば、最悪ただ数を打てば販売はできます。しかし、恋愛においては目の前にいる意中の相手はオンリーワンなわけですよね。
手当たり次第に告白をして誰かにOKを貰えばいいのではなくて、目の前の個人にOKしてほしいのですよね。
任せてください。
ひつじなりのコツを伝えます。
今はクラアイアントさんがいて、販売の実績もある程度積み上がりました。営業も自分なりにあるスタイルが見つかりました。
正直せっかく個人で商いをやっているのだから、ひつじも誰をクライアントさんにするかは人を選んでいるし「この人は一緒にコーチングしたい、、、、!」と思ったら適切なアプローチをかけます。
ポイントはあなたが抱く「申し訳ない」との向き合い方です。
やっていきましょう。
好意がある≠付き合おう
買いたい≠即購入
結論「思いを伝えて待つ」がひつじが見つけた提案の落とし所です。
恋愛において誰かに好意を持っている時、多くの方がこんな2択に迫られていると思うのですよ。
みたいな。
私が体育学部にいた頃の恋バナは、若さと勢いと筋肉と根性に任せた極端な議論しかしてきませんでした笑
お前男だろう!
好きなの?付き合いたいの?違うんだったらはっきり言えよ!
なんて、、、食堂の隅っこで割と大きい声で議論している先輩たちが今でも脳裏に住み着いています。若かったね。
20代後半、今になってみて「付き合いたい」と「付き合いたくない」の中間には壮大なグラデーションの白黒つかないゾーンが存在すると思うのですよ。
というか「付き合いたい」「付き合いたくない」だけじゃなくて
そもそも「好き」「好きではない」のベクトルがあったりとか、「告白する」「告白しない」のベクトルがあったりとか、、、人の心は複雑ですから必ずしも天国か地獄かみたいな二元論で語れないのですよね。
告白した時点でお互いに好意があっても答えは「No」かもしれないし。「今は仕事に集中したい」とか言われるかもしれない。
商いの世界だって、売り手と買い手の気持ちが同じであっても「今月はちょっとお金が厳しい」なんて理由で購買意欲があるにもかかわらず行動に踏み切れないなんてこともあるし。
商いも恋愛も、気持ちの問題の他に「タイミング」の問題もあるのではないでしょうか。
自分のタイミングだけでなく
相手のタイミングを鑑みた提案になっているか?
コーチングを売り始めた初期には「相手にもタイミングがある」なんてコミュニケーションの初歩的なことがわからなくて、勝手に不貞腐れていた時期がありました。
「今月お金ないっていうけど、、、、そんなの断るための口実やんか、、、、。」
みたいな。でも違いました。そのお客さんはちゃんと1年後、お金をまとめてひつじのコーチングを受けにきてくれたんです。(↓その時の記事)
実際、この前コーチングを買ってくれた別のお客さんにも関係性の進め方を大変褒めていただきました。
気持ちは動いたものの、結局購入はその数ヶ月後。
私の知り合いには告白して、その時には付き合えなかったものの、一年後に先方から連絡が来て、、、、結局今はその人と結婚して子供もいる。なんて方もいます。
提案で気持ちが揺れてから、合意に至るには時間がかかるんです。
信じて待ちましょう。
そして、思いが実らなかったときに後悔しなくて良いように、待っている間は恋愛以外で最高の時間を過ごしましょう。
申し訳ないの正体
「告白」と「行動のお願い」は別
この記事の中頃で触れた「申し訳ない」という感情にも触れていきましょう。
申し訳ないという感情が営業や告白の行為自体を押しとどめているのは、「気持ちを伝えること」と「行動をお願いすること」を一緒くたにしているからかななんて思うんです。
ワンフレーズで伝えられることが多いこの二つの主張ですが、相手にとってすれば前者と後者で聞き入れるハードルが天と地ほども違うはずです。
前者は余程のことがなければ、伝えてくれたことに対して好感しかないと思うのです。私だったら誰か異性に好意を伝えていただいたら大変嬉しいし。
しかし、前のパートでも伝えた通り嬉しいけど行動が伴うかはまた別だともうのです。相手にとって今が付き合うタイミングじゃないならば
に応えることは難しいだろうし。
で、「申し訳ない」が発生するのは「付き合ってほしい」とか、営業なら「お金を払ってほしい」なんていう行動のお願いを、相手の気持ちを聞く前に提案するからなんじゃないかな。
具体的な提案は「自分の気持ち」とそれを受けた「相手の気持ち」が会話の場に出揃ってから始めてもいいのではないだろうか?
相手の気持ちが出てくるペースに合わせて会話の展開ができると良いですよね。
逆に、告白する前から告白後の落とし所を自分目線でガチガチに固めてしまうと、思いを伝えるハードルが上がってしまいそうです。
思いを伝えるのは早い段階から。
弱火のうちに。拗らせる前に。
ちょっとまとめますと、、、、
こんな事をお伝えしました。
そして最後、4つ目のポイントを添えてこの記事を閉じていこうと思います。
なんでこんなことを申し上げるかというと、長いこと相手への強い情熱的な思いを吐き出さずにいると、告白の温度感がうまくいかないからです。
先のパートで「思いを伝えてもらうパート」自体は相手に対して”申し訳ない”という気持ちは抱きづらいのではないか?なんて話をしました。
だって好いてくれているなんて嬉しいじゃないか。そう思うんですが、、、、
もう少し厳密に言えば、伝え方によってもその印象は変わってきますよね。
例えば、、、、想像してください。
あなたに好意寄せる誰かがとつぜん、正面からずかずかと距離を詰めてきてきます。で、出せる限り最大のボリュームで
「あなたが好きですっっ!!!!!!!!おすっっ!!!!」
なんて叫ばれたらどんな気分になるでしょうか。
大変気合が入っていそうですが「うれしい!」とはならなそうです。
極端な例を述べましたが、これに準ずることは割と発生している気がします。何かというと「もっと落ち着いて伝えてほしい。」なんて感想になる伝え方をされる事例です。
好意を伝えてもらう事それ自体は嬉しいものですが、伝え方の温度感を調整する必要はありそうです。
あんまりに自分に対して向けられた好意が常軌を逸したものだと、交際するなどの関係性を結んだときに自分のペースが付け入る余地が見えずらいのですよ。
好意を伝えることができたとして。
相手のタイミングを待つことができたとして。
この好意の伝え方を明らかに失敗してしまうと、相手が恋愛したいタイミングになったときに候補に加えてもらえるかどうかは、、、、微妙です。(それでも私の最初のコーチング営業はこんな感じだったけどね笑。本当に買ってくれてありがとうございました)。
とりわけ恋愛感情なんて、知らないうちに勝手に膨れ上がっているものだから、アウトプットする時の温度感の調節なんで難しいでしょう。だからせめて、溜め込まない事を意識してほしいのです。
クラスのマドンナに3年間ずっと伝えられなかった思いを卒業式間際で伝えるのもドラマチックかもしれませんが、溜め込んだ感情を相手に合わせた温度感で伝えられた事例はあまり聞きません。
伝えるならば、何となく好意を抱いた時点で「思いを伝えるパート」に入ってしまった方がいいのかと思います。
変に斜に構えて格好つけても、伝え方の裏に意図を感じ取られてしまいます。あくまで正直に。告白の段階から取り繕って接していると絶対に疲弊するし、見るかれるので。正直に。
【まとめ】
まずは思いを伝えるだけの
「ハーフ告白」はいかが?
また長い記事になってしまいました。
書いてきたポイントをまとめます。
各論だとこんな具合ですね。
参考になりましたでしょうか?
偉そうなことを申しましたが、私は決して恋愛マスター的な経歴があるわけではありません。学生時代はモテない部類の男子でしたし、恋愛についてあーだこーだ言えるほど女性とたくさん関係を持ってきたわけでもありません(うーん、、、変な表現)。
しかし、私はライフコーチです。
今まで何の接点もなかった方と、心理的に深い関係をむすび、その信頼関係をもとにお客さんの人生を変えてますし、この仕事で食っています。
どうしたら告白が成功するのか?なんて観点を
どうしたら人に信頼してもらえるのか?なんて捉えなおせば、私が培ってきた視点も恋愛用の知識として持って帰ってもらえるのではないでしょうか。
ぜひ参考にしてみてください。
想いを伝えられなかった相手は、定年を迎えても忘れられなそうですから。
おしまい!
お知らせ
【公式LINE始めます!】
さて、、、、商いと恋愛を絡めて記事を書きました(後半はほぼ恋愛だったど)。
いかがでしたでしょうか?
ここまで読んでくださったあなたにぜひ提案したいことがあるのですが、、、、
私、公式ラインを始めるんですよ。
ライフコーチとして
「やりたい事を見つける」
「好きなことを仕事にする」
「仕事を作るためのビジネス知識」
なんかを発信しているのですが、、、、
公式ラインでは表ではでないもっと踏み込んだ話をしていこうと思っています。
例えば予定しているのだと、、、
こんな具合ですね。
私の活動でお渡ししたいのは
・心が豊かになる生き方を一緒に見つけること(情緒価値)
・自分に合った働き方を一緒に見つけること(収益価値)
の二つです。
どちらか一方でも欠けていると生きづらい感覚があると思うのですよね。
で、収益とかビジネスの話は正直SNSで大っぴらに語りづらい部分なので、公式ラインにきてくださった方にはお伝えできればと思っています!
ぜひこちらから覗いてみてください。
登録するとプレゼント音声が届くのでぜひそちらも聞いてみてね。
おしまい!
公式ライン登録はこちらから↓
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