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シソンヌライブ[une]を見た Vol.2

8月頃にシソンヌライブ[une]の初見感想を綴りました。

あのときは、YouTubeのシソンヌチャンネルにあがっているネタしか見たことがない状態での鑑賞。


ほぼ知識が皆無でした。
コントキャラクターも初めて会う人がほとんどでしたし、何よりコントそのものについていくのが必死。

そんなこんなで[huit]まで見て感想を書きまして、さらには[neuf]も観劇致しました。

どうだろう。
少しはシソンヌさんに関する知識を蓄えたのでは…?
あんまり書けなかったコントの感想、今ならもう少し深く掘れるのでは…?

ということで、2周目の感想を書いていきたいと思います!

厳密に言えば2周以上しているのですが、感想を書くために見るのは2回目なのです。
大目に見てね。

今回は少し方法を変えまして、見ながら感想をノートに書いてみました。

前回は文字に起こさず全部見て、記憶を呼び起こすという方法でした。

記憶力の悪い人間がやる方法じゃないんだよなぁ…。


殴り書きではありますが、気になることや感想をババッと書いてみると、なんと6頁にもなりました。
意外と書けるじゃん。


初見感想の方を見ずに書いていこうかなと思います。
今ならあんまり記憶にないし、見ると初見で思ったことに引っ張られそうなので…。


なので、感想丸かぶりしているところもあるかもしれませんがご了承ください。


では、早速始めたいと思います。


2回目なのだから、少しくらい見やすくしましょう。
あらすじっぽいことも書いてみたりして。




シソンヌライブ[une]のラインナップです。

①姉弟

②職員室

③立てこもり

④名店への道

⑤ガソリンスタンド

⑥汚し屋

⑦スポーツ交差点

⑧町の美容室


<特典映像>
シソンヌライブ[monochrome]より

①タバコやめたら

②ペットショップ


―――――――――――――――――――――

①姉弟

働いていないお姉ちゃんが、働いている弟に只管「働きなよ!」と言い続けるお話。


OC(オーディオコメンタリー)で言っていた話だけど、これは大河原家での実話が混ざっているらしい。

包丁を持っていたのはじろうさんで、追っかけ回されていたのはじろうさんのお姉さんみたいです。

幼少期から既に面白いな…。

セリフにある「お母さん!お母さん!お姉ちゃんが包丁持ってる!」も、お姉ちゃんの部分がじろうに変わっているだけで、本当にお姉さんが言っていたみたい。

それにしても、シソンヌさんのコントにはよくポテチが出てくる。
しかも食べる。

[une]、食べるコント多いね…。
"名店への道"も"汚し屋"もだ。

コント中に何か食べることって、他の芸人さんでもあるんだろうか。

少なくとも、私は見たことない。
記憶にないだけかもしれないけど。

じろうさんが演じるお姉ちゃんは、ほぼ「働きなよ」というセリフしかない。

しのぶくんが「働いてるよ」と言っても「働きなよ」

なんなら今、目の前で仕事をしているのに「働きなよ」


こんな生活、気が狂ってしまうのでは…?




お姉ちゃんは何らかの事情を抱えていて、働くことができていない。
所謂ニートだ。



外出する描写があるので、頻度は分からないけど外には出られる様子。
ひきこもりではない…?


居間に出てきて会話(果たしてあれは会話なのか?)ができるし、母親には包丁を向けたことがない。


母親とはまともに会話ができるような気がする。


しのぶくんの電話の雰囲気から、母親はそこまで心配していないように思う。
禁句さえ言わなければ大丈夫だと思っていそう。


包丁を向けられるのはしのぶくんだけ。
自分が働いていないことへのいろんな感情の捌け口が、しのぶくんになっているのだろうなぁ。


家で仕事をするのなら、嫌でも目に入るものね。
そりゃいちばん身近なサンドバッグだわ。
しのぶくん可哀想に…。


OCでは明確な職業は言っていなかったけど、IT系のイメージらしい。

なんとなくそんな気はする、服装とか。



お姉ちゃんに「働きなよ」と言うのは禁句。

言ってしまったら恐らく毎回あの演出をして、外に出ていくんだね…。

あれ全部お姉ちゃんが自分でやっているのだろうけど、想像するとちょっと笑える。


母親に電話している間に「ただいま〜」って帰ってきて、「今日は早かった」ってしのぶくんが言っているので日常茶飯事なんだろうな。


これは大変だよ…。


―――――――――――――――――――――

②職員室

病弱な先生が療養のため、自分の受け持つクラスを別の先生に引き継ぐお話。

じろうさんの受け持つクラスは小学校3年生。

長谷川さんは、今受け持っているのかは分からないが最近は5・6年生を受け持つことが多いらしい。

2013年の[une]では紫のカーディガンだったのが、今回の再録ではベストになっている。

シチュエーションに季節感は0だけど、暖かい季節なのかなぁと考えたり。

じろうさんの演じる先生は、病弱でとても繊細。

冗談も真に受けちゃうほど真面目。
これはなかなかストレス溜まりそうな性格だ…。

一方長谷川さんの演じる先生は、健康的な感じでまさしく体育教師の風格。

OCで「教師って実は服装等でキャラ作りしているのでは?」という旨の話が出ていて、面白かった。

確かに、体育教師ってみんなジャージ着てるけど別にスーツでも良いわけで。

まぁ体育の授業するのだから、常にジャージのほうが動きやすいからだろうけど…。


あとは文系とか理系の人も、雰囲気でわかるもんね。不思議だけど。


じろうさんの演じる先生は国語っぽい。
化学っぽさもあるけど、小学校だから国語一択。


それこそさっきの体育教師じゃないけど、理科の先生って白衣着てるイメージあるわ…。




このクラスには、1クラスに1人は必ずいるような生徒がいない。

足が速い子、勉強ができる子、世界の首都を覚えている子…など。

良くも悪くも全員平均的。

平均的ということは"普通"なのだけど、それ自体が"普通じゃない"という。



普通の子しかいないクラスが異常扱いか…。

普通とは何なのか、なんだか哲学じみてきたな。



そんな少し変わったクラスを受け持つじろうさんだけど、本人は全く変だと思っていない。

とても鈍い。

長谷川さんとの会話がところどころ噛み合っていないんだよなぁ。


「いるはずの子がいないんだよ」に対して「攫われたってことですか?」って真顔で聞くの、めちゃくちゃ好きです。

その発想はなかった〜!!!


本当に自分のクラスが"普通"だと思い込んでいないと出てこない言葉だよね。



褒められていちいち照れちゃうの、可愛いな…。



あと絶対に忘れられないのは「清水の両親シンセ奏者」でしょ。

これはパワーワードだ。


クラスにピアノを弾ける子はいないけど、シンセサイザー弾ける子ならいるみたい。

その子の両親がシンセ奏者ということで。



この清水の両親の片割れ、お父さんの方は2013年の[une]で"眼鏡屋"のお客さんとして出ている。

あと[trois]の"せいさくしゃ"でじろうさんが持つ新聞に載っているんだよね。


「ボクシング タイトル奪取か」って見出しで一面飾ってるの…やばい。

清水巽さん、DQNでシンセ奏者で自称プロボクサーってパンチが強すぎるよ。




絶対に今早口言葉を言う流れなのに、全然言わないの良いよね〜。マイペースで。

しばらくしてから急に言うし、それに対して「なんで今言うの?」の長谷川さんの言い方と表情が好き。


この辺からは明確に、普通ではなくなってきているな。


温水を「ほっと」と読むのか〜。
温水一門って語呂が良い。


Monster uncle friend feat. street musician.ほど面白い英文、見たことないわ。




OCで長谷川さんがねり消しの話してたけど、のりなんて混ぜる?

消しカスだけ只管練った記憶しかない…。

と思って調べたら、のり入れるとよく伸びるようになるんだって。知らなかった。

ためになったねぇ〜。




これ、オチも2013年の[une]とは違うんだよね。

胃腸炎が「エスコメネスティックフェスケネスセスケスメスケスネスケメネスケット症候群」になっていました。

書き起こしてて頭おかしくなるかと思った。



ここ、OCで長谷川さんが「メスケ系が好きだからな、じろうは」って言うのが本当に大好きで…。

しつこいくらいTwitterでもツイートしてるんですけど、いや〜良いよねぇ。


傍から見たら何を言っているのか、さっぱりわからないじゃないですか。

のぼるくんのコントを見たことがある人じゃないと、理解できないワードというか…。


それ故に、長谷川さんがじろうさんを"""分かっている"""感が増して聴こえるんですよね。

う〜ん、うまく言葉にできない。


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③立てこもり

109歳のおじいちゃんが、町役場の職員さんの奥さんを人質にとって立てこもるお話。


じろうさんの着替え、ありえないほど早くないですか…。

改めて見てびっくりしちゃった。

この早着替えを目の当たりにするのも、シソンヌライブの醍醐味。
DVDでもカットなしの実尺のようです。
すごい。

何回か見るうちに気持ちにも余裕が出てきて、細かいところまで考えられるようになった。


109歳のおじいちゃん、よしだきんじさん。

さのさんの嫁・かよこを人質にとって立てこもっている、だけでもインパクト物凄いのに猟銃まで持っているとは…。

ツッコミどころが多すぎる。

ペースメーカー入ってるようなおじいちゃん、猟銃なんて打ったら心臓止まりそうじゃない?

あと猟銃持って遊びに来るって何?
それ刑事さんに言っても絶対、ん?ってなるよ。


話を聞いていくと、甘やかされた年寄りですね。

人間ある程度年をとると、周りに注意する人が誰もいなくなるものね。

年の離れた人に何も言えないもんな。


世の中にわがままな老人が多い(ように思う)のはそういうことか。

攻撃的なおじいさんといえば、[trois]の"じじいの杖"でのおじいさんを思い浮かべるんだけど、あんな感じかな〜。

101歳から豹変したっていうのも絶妙。

女子大生にセクハラするし、ズボンは脱ぐし。

履かせたらまた脱ぐ。
また履かせたら終いには破く。

クレイジーすぎるだろ…!
本当に109歳?

ズボン脱いで走り回って川柳読んでるのか…。

川柳もちゃんと韻踏んでて腹立つ〜!

ボケてもいないし身体も元気な109歳、本当に国の宝になるかもしれない。

いろんな意味で元気なおじいちゃんだ。


さのさん、電話に出るとき家に近づいててウケるな。

故意なのか天然なのか、それとも天然を装った故意なのか。

まぁでもあそこまで「更生させますからぁ!」って言うのだから、故意ではないよね。

公務執行妨害しそうになったさのさんに「悔しいなぁ?」って言う刑事さん、なんか既視感あるな〜と思ったけど[cinq]の"やめられないお母さん"だ。

お母さんが万年筆盗られたことに気づいたときのくだりと同じテンションの「悔しいなぁ?」だ。
これすごく好きだ。

このコントでの長谷川さんのベストワード「悔しいなぁ?」に決定です。


長谷川さんのセリフは、ツッコミでもないような言葉でも耳に残りやすいんだよ。

声とかトーンなんだろうか。
すごく不思議だけど、よく覚えていることが多い。

さのさんのいちばん好きだったセリフは「こいつぁいけねぇトキだ!」です。

さのさん時々訛るよね。
イントネーションが変わるところ2箇所くらいあった気がする。

オチがコントコントしてて良かった。


―――――――――――――――――――――

〜ブリッジ①〜

"姉弟"の家族グループLINEの画面。

ここで長谷川さんの役名が「しのぶ」であることが判明。

お姉ちゃんのアイコンが可愛い。
自分で作ったのかな。

一度退会したしのぶくんを、強制入会させるお姉ちゃんは一体何者なんだ…!
超越した何かを持っているね。怖いよ。



―――――――――――――――――――――


④名店への道

小料理屋に足繁く通うプロデューサー風の男が、名店感のある店にすべく大将にアドバイスをするお話。


いつも言っているけど、じろうさんって本当に板前の姿が似合うよね。

彫りが深めのお顔とマッチしているし、イメージ通りの寡黙な雰囲気を醸し出していて最高。

最初に出てきた旬のカブをちゃちゃっとしたやつ(600円)、実食するけど中身はおでんの大根らしい。

やっぱりコント中に食べるって新鮮だな。



この大将は[sept]の"割烹SHU"に出てくるアキラと同一人物で、繋がっているんですよね。

くせぇ店からこんなに素敵なお店構えるようになって…。


でもやっぱりどこかズレている。
良く言えばサービス精神旺盛なのかな。




常連であろう長谷川さんは、この店に"名店"感を出させたい。


この店の現状を聞けば、あまりにも客に優しすぎる"良店"。

過度なサービスが、店の価値を落としていると。


良店感ではなく、名店感を出すべく大将へのアドバイスが始まる。




まずは営業日時。

なんと年中無休、昼11時〜朝4時。

ファミレスですら元旦はお休みしてる!!

居酒屋のチェーンじゃねぇんだからって、本当にそのとおりだと思うよ。


しかも、大将ひとりで回してるよね。
シンプルに心配。


ここで長谷川さんは、昼やめて夜のみの営業を提案。
いつでも来れるイメージは名店に必要ないとのことで、20時~23時。


めちゃくちゃ短くなりました。




お昼は500円でランチプレートを提供しているみたいなのだけど、その内容にびっくりする。


季節の京野菜、築地で卸した刺身、名古屋コーチン、比内地鶏、週末にはイベリコ豚………。


本当に500円でいけるんか?


と思ったけど、いけるわけもなく大赤字だそうで。

旬のカブをちゃちゃっとしたやつより安いってどういうことだ。


昼やるなら3,000円のコースしかやっちゃダメ!とお叱りを受けていました。

毎日ではなく平日の一日、水曜日のみ。



プレートランチのおかげで、客層は女子大生、子連れの主婦、会社員、建設作業員と、かなり庶民的な感じ。

客層だけ見たら定食屋さんっぽいもんな。


尚、大将は女子大生に「たもっちゃん」と呼ばれているらしい。

たもつっぽいは確かに分かる…。
ものすごく分かる。
たもつって聞いてしっくりきてしまうもの。


女子大生を出禁と言われたときの悲しそうな顔…ものすごく母性をくすぐられるよな。



営業日を表向きは年中無休、体調不良で週3日休みにしようとなり、食事を提供するときも具合悪そうにする練習をする。

確かにこれは店の存続に危うさを感じるわね。

この大将、3日も体調不良で休んで今もこんなに具合悪そうで大丈夫かしら…?って絶対思うもん。



未婚で「料理が恋人です!」って自分で言って照れちゃう大将、可愛すぎるな…。


これは女子大生にいじられるのも無理はない。



名店はリーズナブルである必要はないし、客も選べ!と会員制を提案する長谷川さん。


このあと自分がかかる罠の存在を知らずに…。



それに対し大将は「大人・子供問わずたくさんの人に料理を振る舞え」と師匠から教わったと言う。


"割烹SHU"に出てきたあの師匠の教えかぁ…。

こういう些細なセリフにコントの繋がりを感じるの、とっても良いね。


いろんな人の意見を取り入れすぎだ!と一喝入れられ、お世話になった人に会員証として名刺を渡すシステムに。


なるほど、名店っぽいな。




改善した箇所をまとめると

・年中無休→年中無休(体調不良で週3日休む)
・昼11時~朝4時→20時~23時
・プレートランチ500円→コース3,000円(水曜日のみ)
・誰でも来店可→会員制、一見さんお断り

という感じかな。

なんかかっこいい機能を初めて使ってみたら、本物のお店の紹介みたいになっちゃった。

一見さんどころかお世話になった人にしか配らないのだから、本当に限られた人しか入れないのだろうね。

現に長谷川さんは名刺をもらえないし…。

大将の中で「アドバイスをくれた常連=お世話になった人」という認識がないのが良いね。

あの場で名刺を渡すのが一般的な感覚なのだと思うけど、それは気を遣うだとか「渡すのがマナー」という固定観念に囚われているからなのだろうなぁ。

大将はあくまで"お世話になった人"に配ろうとしているわけで、とても真面目で純粋な人だ。

きっとそれは大将をたもっちゃんと呼ぶ女子大生だったり、さっき客層であげた人たちのことなのだろう。

長谷川さんは何回か行ってるのに全く覚えられていなかったもんな。

基準は気になる。


長谷川さんがひとりでぶつぶつ言ってるの、リアルだしめちゃくちゃ面白い。

「わざと?え?なに?」が好きですね。

「一般の方」を強調したり「会員制にしてやろうと」って言うあたり、確かにわざとかと思っちゃうよ。

でもこのたった15分のコントの中で、大将がわざとそうしているわけではないことがほぼ確信できる。


15分だよ。大将というキャラクターがこの短時間で染み付いてしまった。

個人的には、じろうさんが演じる中ではキャラが濃くない方だと思うんですよね。
奇行を起こさないという意味で。

野村くんがこってり味噌なら、大将はあっさり塩。

なんとなくラーメンで例えてみたけど特に意味はない。
むしろ恥ずかしいので忘れてほしい。

そんな薄味の大将でも、人物像がはっきり見えるので本当に面白い。

キャラクターの作り込みがすごいよね。
現実に存在しているのかと思うもの。

かなり好きなキャラクターなので、繋がるコントがあるのがとても嬉しい。

―――――――――――――――――――――

〜ブリッジ②〜

食べログのようなサイトの画面。

ここで"名店への道"の店名が「中尾」であることが判明する。

最寄り駅は飯田橋。

中尾アキラ………。

長谷川さん、年明けても結局会員証もらえなかったんだね。無念。

女子大生に連れてきてもらうしかないわね。

―――――――――――――――――――――


⑤ガソリンスタンド

ガス欠してしまった男の車に、ガソリンスタンドで給油をお願いするお話。

この一文だけ見たら、本当にガソリンスタンドの話にしか見えない。
いや、実際そうなのだけど…難しいな。

個人的にはこのコント、あんまり頭を使わずに見るものだと思っている。

あ〜バカやってるな〜くらいの感覚。

このおじいちゃん店員さん、名札見たら大河原さんだった。


完全にイメージなんだけど、実年齢に近い設定とか長谷川さんと友人関係のコントでしか本名を使わなさそうだなと思っていたから意外。


大河原さん、髪の毛が邪魔で耳聞こえないって古典的すぎて好き。

これはかなりアドリブ入るんじゃないか…。
そんな空気が漂っている。

ガソリンのコードが7、800m伸びるって…!と思ったのですが、実際長さがどれくらいあるのかを知らない。

気になったので調べてみました。

危政令第17条に記されているのですが、なんと全長5m以下と定められているそうです。


へぇ〜!どこで役に立つかは知らないけど、ためになったね!


7、800mなわけがないんだわ…。
むしろ15mも伸びないんだ。

ボケ解説みたいになってしまって申し訳ないのですが、気になってしまったので…。
すみません。


車がこちら側には見えていないから真相はわからないのに、「大河原さんは4WDって言ったけど4WDじゃない」という小ボケをかましてくるのがすごい。
細かい。好きだ。

黄色のボタンを押すと、センサーで反応する人形みたいに「メリークリスマス!」ってクリスマス仕様の大河原さんになるの、怖すぎるんだよなぁ。


給油ノズル、絶対とれるのにとれなかったり、通り過ぎちゃったりするボケが分かりやすくて良い。

OCで太郎さんも言ってたけど、このコントだけ笑いの種類が違う。

あんまり回数見たことない私でもわかるドリフ感がものすごい。

最初にも書いたとおり、ボケが分かりやすいから頭を使わないんだよね。
直感で笑える。

動きで笑わせるボケも多いし、視覚だけで面白い。

シソンヌライブでは、珍しいパターンのコントなのかなと思いました。

あとドリフの要素があるのは[six]の"Japanese Ojisan"とか。

やっぱりじろうさんの演じる老人、動きが本物の老人にしか見えなくてすごいよな。

表情もどこか遠くを見ている感じで、普段の他のキャラクターと目が違う。


別の老人キャラを演じるときも、全く違うテイストの老人が出てくる。


同じ"老人"という括りでもしっかり演じ分けがされていて、そのおかげで各コントの中で各キャラクターが本当に生きていると思い込んでしまう。

魅せられているな…。


一体じろうさんは、何人分の仮面を持っているのだろう。



このコントを見終わった後に残る感情は「愉快」です。

純粋に楽しいだけのコントで、とてもしあわせな気持ちになります。


良い意味で、考えなくて良いので「は〜面白かった!」で終わる。

元気がないときに、しょうもないなぁと思いながら見て回復したい。



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~ブリッジ③~

"立てこもり"が事件として新聞の記事に載っている。

「猟銃発砲 警官死亡」…ってあの刑事さん亡くなったの!?
足撃たれただけなのに!?

"立てこもり"の中では「刑事さん」と呼んでいたけど、記事だと「警官」になってる。

何か違いがあるのか調べてみたら、どうやら「警察官の中の一部に刑事がいる」という捉え方らしい。

要は刑事も警官ってことですね。
なるほど。

またひとつ勉強になりました。

長谷川さん、OCのときに初めて自分の役が死んでいることに気づいたのね。

本人の知らぬ間に殺されてるの、面白すぎんか。

しかも、さのさんの方が致命傷食らってそうだったのに…。

私もこれOCで初めて気づいた。
本文を凝視していたのですが、特にそれっぽいこともなく。

シンプルに見出しを見落としていました。
悔しい〜。

シルバー川柳って昔流行ってた記憶がある。
収録した時期がドンピシャだったのかな?

"立てこもり"のよしださんと"ガソリンスタンド"の大河原さんも参加していたのね。
意外とマメで可愛い。

「癌になり さりゆく友に 銃向ける」

やっぱりよしださんの川柳、上手いよな。
とても109歳とは思えない。落選だけど…。

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⑥汚し屋

「服が汚れることを気にせず食事がしたい」
誰もが心に奥に秘めている願望を叶えてくれるお店に、ひとりの男が入店するお話。

これ、シソンヌさんのこと好きかも〜と思ってから、YouTubeで見ていちばん最初に衝撃を受けたコントです。


YouTubeに上がっているのは2013年の[une]で、再録とはオチが違うのですが。


設定が私のツボにどストライクで、このコントを見て一気にシソンヌさんの沼に落ちた。


そして、じろうさんをド変態だと思った。

めちゃくちゃ褒めています。


人間の心の奥底に眠っているというか、本能的欲求をコントにします?


"食事をする"という点では日常なのに、日常の奥の奥から引っ張りだしてきたような設定に心を鷲掴みにされました。


服を汚さずに食事をするというのは当たり前になっているけど、それに対して何の疑問も持たずに生活してきた私は、なんて視野が狭いのだろうと思った。
とにかく衝撃的でした。


それも、それ専門のお店にしてしまうあたり…きちんと需要と供給が成り立つ内容で感心してしまった。


実際に、お金を払えば部屋の中のものをどんなに壊しても良いというサービスが存在する。


それと同じような感じではあるけど、お笑いと結びつけるセンスがもう…。


こんなことばかり書いていたら一生コントの内容に進めないので、切り替えます。




じろうさんが入店するときに、店員の長谷川さんが「お食事ですか?」と問いかける。

え?お食事以外に何が………?

もう既に怖い。



やっぱり噂になるほどのお店なんだな。


「服が汚れることを気にせず食事がしてみたい」という誰もが持っている願望を叶えてくれるお店。


お店が用意する服をお金を払ってレンタル。
食事の際に着用し、どれだけ汚しても良いというシステム。


じろうさんが最初に着用しているのは、2013年の[une]はウィンドウペン柄のシャツ、再録はツートンカラーのシャツでした。


白い服は高額になるらしい。
汚れが落ちにくいからか。


コムデギャルソンのシャツ、実際に買うと6万円くらいと言うのに対して「それがこの金額で」と驚いているから相当安く借りられる、いや汚せるんだろうなぁ。

実際の金額が見えてこないのがもどかしい。



最初に注文したのはカレーうどん。
合わせるのはコムデギャルソンのシャツ。


カレーうどんを豪快に啜れない描写があるのが、とてもリアルだな。

普段から飛ばさないように啜るのが身に染み付いているもんね。


このカレー、飛びやすいように粘度を調整したらしくてこだわり方も変態だな〜と思った。


やっぱり本当に食べ物が出てきて、食事をするさまをコントで見るのって不思議な気分だ。


そりゃむせても仕方ないよ!!!!


感嘆の声をあげるのも、ものすごくリアル。


第一声、なにか言葉を喋るよりも衝撃を受けたことがよく伝わるし、ノンフィクションかと錯覚してしまう。すごい。

躊躇するじろうさんに「今日くらい、いいんじゃないですか?」と優しく言い残していく長谷川さん、良いな…。




次はデザートのスイカ。
合わせるのは白のランニング。


やっぱりこれも白いから高いのかな。
でもサンキとかで買えるから安いか。


これは想像通りの志村食いです。

なんだろうね。
そんなに見たことないはずなのに、スイカのこの食べ方は志村けん!って染み付いてる。


お母さんお叱りのボイスサービス付。



急に「この汚れってとれるんですか?とれなかったら申し訳ないと思って…」と不安に駆られるじろうさん。


ここで私も一瞬、現実に引き戻される。
確かに。ちゃんと落ちるんだろうか…。

この体験を実際にしていたら心底不安になるだろうな。


それに対して「その気持ちがあるからこそ、汚したいんじゃないですか?」と長谷川さん。


なるほどなぁ…。
普段から汚さないようにと気を遣っているからこそ、その反動で汚してみたいという欲が湧くのか。


最後の「その気持ち、忘れないでください。」と添えられた一言が良い味出してる。


ここのやり取り、本当にリアルで大好きです。

服を汚せる店に来て楽しんでいる真っ最中に、一瞬我にかえる演出を入れるあたり、やっぱりすごい。

語彙なさすぎでは…。すみません。
ただ、すごいという気持ちでいっぱいになってしまうのです。



このコントの長谷川さん、言い回しがめちゃくちゃ好みなんですよね。

声の出し方が紳士的なのもだけど、「袖で拭え」の仕草とかも本当に好き。


オチによって、この紳士的な長谷川さんのキャラが素敵にも思えるし不気味にも思えるの。

あのたった数分の出来事でこんなに印象が変わるものなのか…。




次はフライドチキン。
合わせるのは素肌に革ジャン。

素肌に革ジャンって考えたこともなかった。

これは普通に着たことないから着たみたい。
そういうのもリアルだな〜。


フライドチキンの油でベタベタになった手で…というよりは、本当に"革ジャンを着て食事する"ことを楽しんでいる感じ。

全然触らないもんね。


2013年の[une]では、フライドチキンじゃなくて手羽先でした。


あの写真、あとで見返して余韻に浸るんだろうか。

「汚したいんじゃなくて、汚れたい」に関しては、長谷川さんから同意を得られていない感満載で面白い。

もう一種の性癖だよな。





最後はステーキ&赤ワイン。
合わせるのは自分が着てきた服。


ここでようやく「自分の服で汚れたい」という真理に気づく。


いや〜、どこまでも忠実にコントにしてくれる…。恐ろしい。


如何に日常に沿ったシチュエーションで、欲求を満たすか。
そこに意味があることを、わかっていらっしゃる。変態。さすがすぎる。


そして、ステーキの油ハネもそうか〜!と意外性に驚いた。

カレーのシミとか分かりやすく汚れることしか考えていなかったけど、確かに油ハネも普段から避けている。

抜かりなさすぎて怖い。


最後、今着ている自分の服と同じものを持って現れる長谷川さんがあまりにも粋。

本当になんつー店なんですか…。



ところがお勘定。

伝票には"綺麗なお金"で支払う金額と、"汚れたお金"で支払う金額が書かれている。

汚れたお金とは…。

目出し帽を貸し出す長谷川さん、被って出ていくじろうさん。

不穏だ。


この、じろうさんが退店した直後に長谷川さんも2度舞台から姿を消す。

これもすごいと思う。

独特な間で、こっちがどうなるのかドキドキしているのを弄ばれているような気になる。


シソンヌさんにしか出せない余裕感。


戻ってきて、店内の清掃をする長谷川さん。
さっきじろうさんが着用していたランニングを雑巾代わりにしてモップがけ。


ここ、あまりにも冷酷さを感じてゾワッとした。
確かにまた洗って使うのはわかるんだけど、なんだろう。とても怖かった。

いやランニングだから使い捨てるかもしれないが…。



暗転の演出がお洒落でツボ。

暗さが3段階に分かれていて、2回目のボタン操作で外から"汚いお金"を用意してきたじろうさんの声が聞こえる。
パトカーのサイレンと共に。



不敵な笑みを浮かべる長谷川さん。
暗転。

ボタンを押すと鳴るピーッという機械音で終わるところに、冷たさを感じる。
とても素敵です。最高。






汚れたお金で支払う金額のほうが安いみたいだけど、一体どれくらいなのか予想もできない。

出てくるワードすべてを追っても、コムデギャルソンの定価が6万くらいなこと、じろうさんの反応から貸出料がかなり安いこと、くらいしかわからない。

曖昧すぎる。

その予想できないところも相まって、不安に襲われる。


"綺麗なお金"が真っ当に働いて手に入れたお金で、"汚いお金"は悪事を犯して手に入れたお金であることは想像できる。


"汚いお金"のほうが低価格な理由がわからない。
個人的な感覚だと、"汚いお金"のほうが高くつくイメージがあった。

う〜ん…。


じろうさんは嵌められたに近いのだけど、それに一切疑問を持たずに目出し帽を被って店を飛び出したのを見ると、とてつもない中毒性だなと思う。

所謂麻薬のようなもの。


支払わないとどうなるか…等は置いておいて、あの場で2つの金額を言い渡されてほとんど動揺しないのが不思議なので。


もしかすると、この依存具合を一瞬で店員さんに見抜かれたのかもしれないな。


常連にしか出さないメニューが存在していることと、このお店が成り立っていることから、初来店であの支払い方をさせるのはレアなパターンなんじゃないかと思う。

これは完全に想像でしかないのだけど。

このパターンのお店はリピート率が高いはずなんだよ。
1回で逃すなんて勿体無いことしないのではないか。

だから、何らかの事情で"選ばれた"のだと思う。

"汚れたお金"を持って来させるのに受け取らないということは、警察を欺くために囮として利用したんじゃないか。

あの裏で、あの店側の組織は、もっと大きな罪を犯しているのかもしれない。

その為の品定めをしているのでは…。

恐らく、常連は常連として普通の客として扱っているのだろう。

2013年の[une]とオチが違うことで、常連になるパターンと初回で囮にされるパターンの2種類を見せられているのでは…?

まぁこれは曲解だと思います。
OCでオチが違うということだけを言ってらっしゃるので。

ただ、考えれば考えるほど深みに嵌まってしまいますね。
これだからオタクは。

あれもこれも伏線なんじゃ…?と疑ってかかってしまう。

本当に良いコントだね。大好きです。

―――――――――――――――――――――


~ブリッジ④~

ブリッジ②と同じく、食べログのようなサイトの画面。

店名は「Les fleurs(レ・フルール)」。
フランス語で花々という意味。

最寄り駅は目白。

紹介文がなく、口コミがいくつか削除されていて不穏…。

ただ、残されている口コミを見る感じだと、富裕層の娯楽というよりは庶民でも行けるようなお店であることがなんとなく読み取れる。

「貯金はすべてここに使っています」というコメントがあるので、やっぱり常連がいることには間違いない。


"汚れたお金"で支払う義務があるのかないのかは分からない。

もっと富裕層ばかりであれば、ありそうだったのだけど…。


流れに沿うと黄色い花のアイコンが、じろうさんなのかな。

「汚いお金は用意できましたがお店が消えてしまいました。僕はどうすればいいんでしょうか。」

お店が消えた…?
あった場所にないということだよね。

シャッターを閉めるような音が聞こえたから、そのシャッターか何かで店が完全に消えたように見えるのか?

「店が消えた」がどうも引っかかる。
目白にあるはずのに、一度店を出て戻ってきたらなくなっていた。う〜ん。

店が消えたような仕様になるのは、囮に使われた人間のときだけなのかもしれない。

そもそも囮云々が私の仮説にすぎないので、信憑性はないけどそれだと辻褄が合うんじゃないかな。


あとは、あの口コミをどのタイミングで書いているのか。

個人的にはすっきりするのは、ドアを叩いてから警察に捕まるまでの間かな。

あのパトカーのサイレンからは逃げられないと思うんだよなぁ…。

だとしたらじろうさんは、ものすごく冷静で怖い。

あの口コミは消されるだろうね。

残すのがまずい内容の割には、11月29日~最低でも12月5日まで残っている。

意外とガバガバなんだな。



あと、"名店への道"の長谷川さんが口コミに出てくるのですが、普通の客として扱われているように思う。

中尾の口コミ投稿日が12月1日・30日・1月25日で、Les fleursが12月5日だから。

5日以降も他の店に出没しているということは、特に何事もなくあの店を楽しんだのだろうなぁ。

会員証とかそもそもあるのかな。


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⑦スポーツ交差点

剣道着を身に纏ってスクールガードをするあかねと、野球少年のあゆむが交差点で出会うお話。


まずチュンチュンの鳥の鳴き声があれだ、neufの2本目の導入と同じ。
脳にこびりついてる。


横断旗は自分で作ったんだろうね。
竹刀の先に旗をつけるなんて新しい。

「大きなお世話や!」って、本当に何言われてるのか気になるよね。

「そんなことしてないで、彼氏つくりなよ〜」とか言われたのかなと思ったり。

それにしても、豊乳だなぁ…。

あゆむがあかねの乳を見るときの顔は、伝家の宝刀だし唾を飲んだり細かくて好き。

名前を聞こうとして上手く伝わらない(あかねは聞こえてないふりをしていた)シーン、「急に交通量が…」って説明口調になるのも良いな〜。

シソンヌのコントであまり見ないパターンだと思う。

翌日、あかねと仲良くなりたくて果敢に話しかけていくあゆむ。

信号が青に変わっても、「靴紐がほどけた」とか「母ちゃん弁当入れてくれたっけ?」とか何かしら理由をつけて渡ろうとしない。

あかねの学年が1年だと聞いて、「俺2年!」と意気揚々と嬉しそうに答えるあたり、めっちゃ子供らしくて良いな。

長谷川さん、でかいのにちゃんと少年に見えるからすごい。

あかね、まさかの帰宅部で笑う。
剣道習ってるから入らないのかな〜。

そもそも習ってるのかすら怪しくないか…。

「変な人!」って言うの、少女漫画っぽくて可愛い〜!100点!

そして、あゆむはどこで「俺に惚れてる」って確信したんだろう。
あの年齢で自信があるのは良いこと。

"さん"付けにこだわるのも、年上ぶりたいのがよく分かってめんこいね。

野球部の先輩方、そんな集団でボコボコにしないでよ〜…。
気に入られてなかったんだろうか。

通学路であかねと仲良くしているのを、見られてたのかもしれないよね。

あゆむを助けてくれたあかねは強い。
でも一切竹刀を使わない。
頑なに蹴り技のみ。

これ、剣道じゃない道のほうが開花するんでは…?


大会前日、気合いが入っているあかねは面を付けている。

あゆむは「見に行かないで応援する」って、純だな〜と思ったのだけど…。

蓋を開けてみれば、そもそもあかねに参加資格のない大会。


「少年少女ちびっ子わんぱく剣道大会」

確かに高校生も出る大会にそのタイトルは付けないかぁ…。

とはいえ"15歳まで出場できる"大会という認識だったから、強ち間違いではないと思う…。
注意書きで高校生不可とか書かれてたんかな。

そもそも誰も止めてくれないということは、習ってもいなかったのではないか…。



急ハンドルを切って申し訳ないのですが、ここ[neuf]3本目のケイトが去るときのBGMと同じ!
[neuf]を見てから[une]を見返して気づいて興奮した。

これ、逆に[neuf]見たときに「スポーツ交差点のBGMだ!」となった人はいるのだろうか。
いそうだな〜。すげぇや。



話を戻します。

これ、あかねの気持ちがちょっと分かる。
というのも、私早生まれでこの微妙な線引きによくぶちあたっていたので…。

忘れもしないのは、高校生の頃に警察に声をかけられたとき。
数人で遊んでいたのに私以外みんな年齢が1個上で、同じ学年なのに早生まれの私だけ補導されてめちゃくちゃムカついたな〜っていう。

仕方ないんだけど、あの頃は本当に納得いかなかったな。


世の中こういう些細な理不尽、たくさんあるよね〜って頷きながら見ていた。

まぁ私のは少しずれているけれども。

でも最後、残念な気持ちで終わらないのが良い。

「うちらには、これがある!」って。

野球部を辞めさせられた少年と、剣道大会に出られなかった少女に希望が見えるわけです。

別に内容はなんだっていいんだよ。

将来のこととか真剣に考えたりしちゃうけど、今やりたいことをやるのがいちばんだなぁと思った。

この子たちが出会えて本当に良かったね。

こういうお互いが作用して良い方向に向かっていくのを見るのは、とても幸せを感じる。

これコントだよね?コントです。
気づくと真剣にこのふたりのことを考えてしまっている。

最初ここまで書けると思わなかった。
割とラフに見るコントだと思っていたから。

まだまだ奥が深い。


漫画原作の作品を実写化したのがこれだったんだね。

原作、可愛くてイケメンでむしろ面白かったです。
あんまり漫画読まないから合っているのか不安だけど、"タッチ"感があって良い。

王道青春漫画を実写化するとこうなりました!って感じ。
コケるんだろうなぁ…。(失礼)

ということであの子たちは、剣道あかね役の吉崎又音さんと白石あゆむ役の今仁さんだったわけですね。

今仁(こんじん)は、いまじんって読むのかと思っていたよ。

また見たことがないタイプのコントだった。

キッチリと芝居に徹したコントが主流だけど、ニュータイプのコントも生み出すシソンヌさん、あっぱれです。


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⑧町の美容室

美容室帰りの中学生がまた別の美容室に入り、とあるお願いをするお話。

来ました、野村くんです。
[trois]から数えると3回目の登場。


長谷川さん、本物の美容師さんに見える。
こういう人絶対街のどこかに存在しているよね。

子どもへの話しかけ方が優しくて素敵だ。

野村くんはつい先程、ピカソという美容室で4,000円払って髪を切ってもらったばかり。
では何故…?

ここは1,000円で髪を切ってくれるお店だとお友達の玉川くんが教えてくれたらしい。

今日この髪型を覚えてもらえば、次来たときに4,000円かかるカットが1,000円で済む!と。

なるほどなぁ…頭良いと言うか狡猾だね。
中学生の発想じゃないよ。

家庭環境が野村くんをこうさせているのか。

[deux]の"お母さん先生"で判明する話なんですけど、玉川くんは野村くんの頭の中に存在する友達なんですよね。

実在はしていないし、結局この発想も野村くんの中で奥底に眠っていることなのだと思うけど。

それを踏まえた上で見るこのコントは、また物悲しさが増すよね。

これは初見とまた違う目線で見られて良いな。

髪が伸びなくなる薬ってちょっと需要ありそうで笑っちゃった。

美容室で劇薬がなんでも揃うって発想、どこから湧いたんだろう。
カラーリング剤とか?
なんとなく混ぜたら危険そうなものはありそうだけど。

髪型覚えるだけならお金いらないよってお兄さんが言ってくれるけど、1,000円を払うことで安心がほしい野村くん。

口約束じゃなくて、ちゃんと取引を持ちかけるあたりしっかりしているよなぁ…。

こういうのもきっとおじさ…お父さんから学んでいるのだろうね。


PS5を玉川くんがやらせてくれるんだって。
5年かけてやっと、時代が玉川くんに追いついたな。

なんかそんな話、罠でしてなかったっけ。
本当は存在しないゲームやらせてくれるって言う子の家に行ったら「埋められた」って言われたからみんなで掘った…みたいな。

ぼんやりとしか記憶にないんだけど違ったかな。

「高校生に見える」って言われて喜ぶ野村くん、めちゃめちゃ子どもらしくて可愛い…。

育った家庭環境のせいか、とても大人っぽい思考になっている野村くんの子供らしい一面が見えるとすごく嬉しくなる。


昔は床屋さんで切ってもらっていて、今はおじさんに切ってもらっている。

私はちゃんとおじさんと言うからね。

この昔と今の境目はやっぱり、本当のお父さんとおじさんなのだろうか。

おじさん切るのが下手なの、絶望的だな…。
それのせいで学校でイジられるの可哀想すぎるんだわ。

おばさんの「バリカンで坊主にしな、坊や」でめちゃくちゃ笑ってしまった。

いくら実の子じゃないとて、坊やって呼ぶことある?



ツーブロを「巧妙な段差」と呼ぶ野村くん、とっても良いセンスをしている。

かっこいい髪型にしてもらえて本当に良かったねぇ…。


孫いたことないけど、孫を見るかのような気持ちになる。
めんこいねぇ、お小遣いあげようねぇって思っちゃうもんね。

ふと思ったけど、かっこいい髪型で家に帰って怒られたりしないのだろうか…。

バイトはしても良かったり、おじさんおばさんの許容範囲がなかなか想像しにくいんだよな。

こっそりやっているのかもしれないけどさ。
お給料盗られたりしてないといいなぁ…。

どうしてもネガティブな方向に考えてしまうわね。



玉川くんの"急にSEXって言ったときの反応で経験があるかどうか分かる"説、たぶん反応はみんな同じになるよ…。
シンプルにびっくりするもの。


そんでもって、ある・ないの基準教えてくれよ!


「まだですね」ってにやにやしながら言う野村くん、マジで中学生じゃん。

お兄さんもつられて「あるよぉ!?」って言っちゃう。

…そういうことか。
確かにある・ないが分かった。

「まだですね」までが見分ける方法だったのね。すげぇや…。

またこれ、野村くんは分かっていなさそうだよな。

お兄さんの初体験を聞きたがる野村くん。
いいね〜思春期真っ只中だ。

お金を払ってまで聞こうとする野村くんに、お兄さんが「何でもお金で解決しようとするの、良くないと思うよ」と言う。

でも、「世の中結局金だ」っておじさんがよく言っていたのね。

ほら〜、そういうのを聞いて育っちゃうんだよ…。


家庭環境の粗悪さを察する、お兄さんの表情が好き。

「暇なときあったら、お兄さんのお店遊びに来ていいからな、待ってっぞ」って言ってくれるところが本当に良い。



急に雑な玉川くん草。

美容室に行くのに申請書が必要なのか…。

下半期2枚って少なくない!?
申請書がないときはおじさんに切ってもらうのかな。


「上半期は6枚目指そ」って、どうしたらもらえる枚数が増えるシステムなのか気になる。

6枚あれば毎月切ってもらえるね。



野村くんを気遣って「自分のために使いな」って言ってくれるの…あぁ…。

好きだ〜お兄さん底なしに良い人だ…。


誰かの思い出が詰まったえっちな本のほうが良いんだね。
なんでだろう。めんこいね。



「遊びに来ていいからな」って何度も言ってくれるの、素敵だな〜。


そんな素敵なお兄さんに、二度目のチェックかますんじゃないよっ!

オチがめちゃくちゃ綺麗だ。
おシモなのに。




野村くん、外で関わる人がみんな優しくて救いがあるから好き。
見ている私も気持ちが救われる。



野村くんシリーズはじろうさんのネタ作りのテーマである、"悲しみをいかに笑いに変えるか"がとてもよく分かるコントだと思う。


キャラクターとして、過酷な家庭環境で育っている背景がある。
これが過去ではなく、現在進行形で起きていることなのがミソというか。

現状、すごく大変な思いをしている子が主役なわけですよ。

悲しみが物凄くないですか。



"町の美容室"は正式な順番で言えば、[trois]"先生の本性"→[quatre]"自由研究"を経て3回目。

だけど、[une]から見ても野村くんの家庭環境については大方分かるのが良いよね。

そういうところも考えてらっしゃるのかな。
考えてないかもしれない…。



ベースに悲しみがあるのに、しっかり笑える。
玉川くんのくだりなんて正しくそう。

どうして悲しみと笑いという、真逆なものを共存させられるのだろうな…。
絶妙なバランスが本当にすごい。


最終的に、毎回逃げ場が作られていて安心させてくれるのも、本当に助かります。
コントを見る上で助かるって何なんだ。


私は知らぬ間に安心を欲しがっていたんだな。
そりゃ1,000円で安心が買えるなら買うわ…。

勉強になりました。



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<特典映像>
シソンヌライブ[monochrome]より

①タバコやめたら

禁煙に成功した同僚が、タバコをやめたらどんな良いことがあるかを教えてくれるお話。

ビルが35階建てってめちゃくちゃデカいな。

一服に誘う長谷川さんを断るじろうさん。
どうやらタバコをやめたらしい。

今までどんな感じで吸ってたかを見せてくれるけど、浦安鉄筋家族のそれ。

読んだことないのですが、あのコマだけ見たことあるの。
絶対それ。

35階建てで喫煙所が1か所はなかなか厳しいよな。
諦める人が多いのも納得。


私は稀にスイマス党なのですが、吸う場所がきちんと分けられているなら全然あっても良いと思うんですけどね〜。


タバコやめたら何か違うのか?と問いかける長谷川さん。


「ぜんっ…………………………………」


…止まった?


「…………………………っぜん違う!」


ものすごい溜め。
時止まったのかと思った。



まず目覚めが良い。

待って、ヤクルト1000と同じ効果じゃない?
ね、ようこさん。

比較のパターンが最近見た[neuf]でのようこさんを思い出させる。


うまく言えないけどシソンヌさんのネタを見れば見るほど、ボケにデジャブを感じることが増える。

内容は全く別物なんだけど、じろうさんこのパターン好きなんだなとか、癖なのかなとか思うようになったね。


ここだけ読んだらめっちゃ嫌なオタクじゃん。


違うんですよ、ちゃんと面白いし毎回笑うの。
共通するところがついつい目に止まってしまうというか。

これはオタクの性だと思うんですよ。

で、見つけると嬉しくなっちゃうんです。
こればっかりは仕方ない…。

自分で嫌なオタクだなと思うので、そんなことがあるわけないけど本人には見られたくないな!申し訳ないから!


話が逸れました。



表情も全然違う。

眉毛が上がっちゃうもんね。
上眉になっちゃう。

長谷川さんの「顎でしか使わねぇよ」のツッコミの声が何故かしっかり耳に残っている。


上顎と上眉の意味、違うよな。
そこ(上下)にもともと在るものか、そこ(上下)に移動したかみたいな。


じろうさんの「ねんこねんこ」可愛かった。
タバコ吸ってると寝付きも悪いのか。


そして再び、


「ぜんっ…………………………お前さぁ」


えっ!?後半の「ぜん」どっか行って別の会話に変わった。


「っぜん違う!」


帰ってきた。
何だったの今の。

じろうさん曰く、会話を2つ同時に進められるようになるらしい。

絶対相手が追いつかないよ。



ご飯の美味しさも違う。

今まで舌が何かでコーティングされていたみたい。
味がチョン!ジュッ!て入ってくる。


砂糖小さじ2杯とか分量まで分かる。

なんならレシピまで分かっちゃう。



すげぇよ。
それなら私もタバコ吸ってからやめる。


長谷川さんが「岩っぽい」って言われるのに対して自覚あるの笑った。



タバコやめるとタバコも嫌いになっちゃう。
それどころか、3文字のものが嫌。

たまご渡されたら薄目で食べる。

食べはするんだね。



芸能人にもよく会うようになった。
むしろ芸能人から飛び出してくる。

押切もえと成宮くんってチョイスが絶妙だ。

芸能人は総武線に乗らないと思うの…。



落語が好きになった。

商店街の会話が全部小噺に聞こえる。


「お前のタイミングだろ!」って、本当にそのとおりだと思う。

でも会話が小噺に聞こえたら、毎日楽しいだろうなぁ。



相撲も好きになった。

初日の朝4時から見ちゃう。


趣味がどんどんおじいちゃん化している。



聴覚も研ぎ澄まされる。

ドラムとベースがズンドンズンドン聞こえる。

長谷川さんは岩だから聞こえていない。


私はベースやっていたので、音楽聴くときどうしてもベースに耳がいく傾向があるんですけどこの感覚なのかな。

それよりもヤバそうな感じはしているけれども…。



演歌も好きになった。

氷川きよしをフルコーラスで聴くこと、確かにない。

やっぱりお年寄りの趣味なんだよな…。


長谷川さんの「あれはきよしがてめぇで言ってるんだよズンドコズンドコ!」ってツッコむのがめちゃくちゃ好き。


「きよしがてめぇで」の綺麗な流れが本当にツボ。

「きよしがてめぇで言って、ばばあがきよしって言うんだよ」って、畳み掛けてくるのがもう最高。

長谷川さんのツッコミで1位2位を争うほど好きかもしれない。

勢いと言葉の強さがとんでもないパワーを放っている。


きよしはクラブDJじゃないよ!


長谷川さんに言われるまで気づかなかったけど、落語も相撲もきよしも全部3文字。


もうこの辺からじろうさんの様子がおかしい。



寝なくても良くなる。
ずっとキマってる感じ。

街なかでずっときよし流れてない?
新曲出してる?


………ヤバそう。
頭の中でずっとズンドンズンドン言ってるってことでしょ。

きよしの新曲は絶対ズンドコ言ってないよな。


異変に気づいた長谷川さんが「お前タバコやめてさぁ、何か新しいの始めた?」と問う。


「実は勧めたいものがあるんだよ」




…怖い!余計依存度の高そうなものに移行してる!

その後が気になりすぎるんよ。


序盤の方は本当にタバコやめた効果っぽかったんだけどなぁ。


最初のまともな雰囲気から、だんだん狂気に変わっていく感じが堪らん。

これもブラックなオチで良い。


[une]に入ってるコント、犯罪臭のするネタが多めで面白いな。
初っ端から包丁出てきて殺されるんじゃないかとドキドキするし。



―――――――――――――――――――――

②ペットショップ

猫か犬を飼いたい女性が、ペットショップに入店するお話。

もうまず女性が可愛い。

モノクロは衣装もセットもない、白シャツに黒パンツというシンプルな格好なのに既に女性に見えている。

猫をねこちゃん、犬をわんちゃんと呼ぶタイプなのですね。

猫か犬、どっちを飼うか決めていなかった女性。
店員さんに「困らせちゃってすみません」と言うあたり、謙虚で素敵。

犬と猫の違いを説明してくれようとする店員さんに、食い気味で「どんな!?」を連呼する女性。

後半は「だどんな」って言ってる。

犬は人懐っこくて呼んだらすぐ来る。

猫はマイペースだけどツンデレで甘えてくる日もある。


う〜ん………

「鳥にします!!!!」


なんで!?
店員さんも「なんでですか!?え?」とびっくりしている。


長谷川さんの、後ろにつく「え?」が大好きなんですよね。
一瞬、我にかえるというか冷静になって言っている感じが堪らなく好き。

今ぱっと思い浮かばないけど、絶対他のネタでもよく言っている。



店員さんが「触ってみますか?」と提案。

それに対して女性が「最低っ…!」と罵倒しまくる。


違うよ、犬と猫をだよ〜…!
おちんちんじゃないよ!


じろうさんの演じる女性、何か性的な被害を受けた過去でもあるんだろうかと思うくらい特定のワードに敏感だよね。

"ボクシングジムに通いたいけど"もそうだった。

色っぽいからなくはなさそう…。



自分の勘違いに気づいて取り乱しながら「鳥にします!!!!」という女性。

「これで飼われる鳥の身にもなってください」って良いツッコミだな〜。


手の甲で持とうとしないで!危ない!

小さい声で「つぶせちゃう…」って言うの、めっちゃ怖い。
あの取り乱し方ならつぶしかねないよ…。



わんちゃんはぺろぺろしてくれる。
ふわふわで軽い。


ねこちゃんもぺろぺろしてくれる。
でも舌がざらざらしている。
ザラペロって猫ですか?


Forever ぺろぺろって語感がとても好き。


ねこちゃんの鳴き声は「にゃ〜」じゃなくて「みゃ〜」なんですね。
「ちゃ〜」とも言ってるって。


たむけんを思い出して吹いてしまった。

持ち上げられたときの犬と猫の床からの高さを、人間の高さに変換するのがツボでした。

人間だったらクレーン車で吊られるくらい、とか。

確かに怖くないんだろうか。
猫は分かるけど、犬は怖そうだな。


触ってみてまた悩んで「鳥にします!!!!」と言う女性。

本当は鳥飼いたいんじゃないの…?

次は、お姉さんの性格にあった子がどちらかを診断してくれる店員さん。

「休日は一人で過ごすことが多い?誰かと過ごすことが多い?」
→「一人で過ごす」

「恋人には甘えるタイプ?」
→「………」
代わりの誰か「はい」

「飽きっぽい?」
→「はい」

「お姉さんにおすすめなのは、ねこちゃんです!」

「猫ですかぁ…」とガッカリしたようなお姉さん。

犬が良かったのかと思えばそうではなく、どちらが選ぶのが申し訳ないと思っていたようで。

心優しいお姉さんだなぁ。


最後に犬と猫どっちも抱っこさせてもらう。
どっちもぺろぺろが止まらない。

ぺろぺろしてくれる時間が長い方を選ぶことにしたみたい。


ぺろ待ちの間鳥を見る女性。
「鳥って何を考えてるんですかね」とつぶやく。


何考えてるんだろうなぁ…。
何も考えてないんじゃないかなぁ…。


「カゴから出したら帰ってこないんですかね」と切ない表情を浮かべる。


「いろんなことを諦めたんです」というセリフに憂いを感じる。

どんなバックボーンがあるのか気になってしまうな。
そもそもこの女性、年齢もどのくらいなのか分からない。

でも40代くらいなのかなぁ。
程々に若さも感じるから。


しかしモノクロって衣装もないから、想像が完全にこっちに委ねられているのが良いな。

年齢をセリフに混ぜるのは難しくないけど、それもないからじろうさんの振る舞い方で想像するしかない。

楽しめるポイントが普段よりも増える。



長谷川さんの「お世話するのは大変ですが、家族になってくれますよ」の言い方、本物の店員さんかと錯覚してしまった。

どうしてこうも馴染むのかな。
どの職業でも本物に見えてしまう。



ハンカチを貸してくれるのも紳士で素敵。

お姉さん、ハンカチで鼻かまないで!
そりゃ差し上げられちゃうよ。


若干ズレてるお姉さん、愛おしいなぁ。

結局鳥飼ったのかな。



―――――――――――――――――――――



書き納め、間に合った〜!

ということで、本編8本と特典映像の2本で合計10本分!

改めて、ボリュームがものすごいなと。

シソンヌライブ、古いものほど短めで本数多めなパターンが多いけど、どちらも最高に楽しめちゃいますね。

今回は[une]の感想書くのが2回目でしたので、前回よりは深く掘り下げられるんじゃないかなと思いながら進めてみました。

格段に文章量が増えた。
ただ、ひとつの形式に沿ってないから読みにくいだろうなとは思います。

どうしてもネタの説明になってしまったり、逆にネタの流れをすっ飛ばして感想ガンガン書いてしまったり。
文章を書くって難しい!

個人的には重厚な備忘録になったので満足ですが…!

"汚し屋"の考察がヒートアップした感は否めません。

シソンヌさんのライブは、何度観ても新たな発見があって何度でも楽しめちゃう。

こんなにたくさん感想が書けるコントも、そうそうないんじゃないかなと思います。

久しぶりにじっくり観た[une]はものすごく面白かった。

すべてのDVDを観てから戻ってきたので、比較しながら観ることもできました。

違う楽しみ方もできちゃう。




今年最後の投稿になるので、少し総括を。

2020年はシソンヌさんに再会できて、とても良い年だったと思います。

もちろん辛いこともたくさんありましたが、シソンヌさんのコントに心から救われた。

刺さるコントが多くて、なんて素敵なんだ…と思えば、小学生のような下ネタで盛り上がっちゃう本当に不思議なおじさんたち。

存在を知っていた2012年から応援していたかったなと思うけど、きっとその頃の私にはまだ早かったのだなと今なら納得できる。

まさに"なにかに疲れたときに出逢うコンテンツ"だったわけです。

「真っ直ぐ幸せな道を歩いている人は、僕らには辿り着かない」というじろうさんの言葉が沁みる。

今年再会できたことに意味があるんだなと。

おかげで、暗くなった日常に光が指しました。

テレビでほぼ毎日観て、ラジオも聴いて、おふたりのTwitterやインスタの投稿を見て、長谷川さんのYouTubeチャンネルを観て…。

自粛期間前半は全く追ってなかったので、観られるものはとにかく追いかけました。

夢中になっている間は嫌なことも忘れられた。

同じくnoteに感想を綴っているときも。

そして、10月には生でシソンヌライブ[neuf]を観劇できた。

それだけで十分幸せな2020年だったのではないか。

そう思わせてくれるんです、シソンヌさんが。

心より感謝申し上げます。

そして、2021年も応援させてください。

この調子でまた[deux]から2周目の感想も綴っていきたいと思いますので、どうぞ宜しくお願い致します。

それでは皆様、良いお年を!

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